若狭敬一のスポ音

70歳を過ぎると急速に友達は遠ざかっていく。山田久志健康哲学

5月9日放送の『若狭敬一のスポ音』(CBCラジオ)では、野球解説者の山田久志さんが、前回に続き自身の健康法を語りました。

今回のテーマは「山田さんにとっての健康体」。そもそも「健康な身体」の定義は何でしょう。
若狭敬一アナウンサーが山田さんの健康哲学に迫ります。

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「食べ過ぎ」の定義とは

山田「歳をとってきたら肉食べた方がいいって言うでしょ?根拠はどこなんだ?って聞くわけ。魚の方がいいって言う人もいる。じゃあ根拠は何なんなんだ?って」

「食べたい時に食べたい物を食べたいだけ食べればいい」というのが山田さんの持論。
しかし、そう言うと、今度は「食べ過ぎはダメ」と言われるそうで…。

「食べ過ぎがダメだったらお相撲さんどうするんや?って話やん」と憤る山田さんです。
 

ワクワク感が必要

山田「健康体とはなんなの?血液検査の結果がOKなら健康体なの?」
若狭「深い話だなぁ。いろんなことを我慢して得たA判定。それは果たして健康と言えるのか?」
山田「血液検査の数値の健康よりも、なんかワクワク感がある方が健康だよね」

実は、山田さん、血液検査も医者の言うこともあまり信用してないそうです。
特に医者は疾病予防のため大げさに言う、というのが山田さんの考え。

山田「『気をつけなさいよ』ってアドバイスしてくれるのがお医者さんの仕事。それは重々わかってる。でも、そのためにやりたいことをやらないなんて人生半分損してるみたいなもんだ」

山田さんの健康の秘訣は、やはりストレスフリー。あれこれがんじがらめにしないことのようです。

 

70歳を越えたら

「人と一生懸命会うことが一番いいよ」と言う山田さん。

今年72歳になる山田さんは、70を超えた途端、ゴルフ仲間、食事仲間、飲み仲間がどんどん減っていったそうです。

ゴルフ仲間は、足などを悪くしたり、飲み仲間は酒をやめたり、食事の仲間は今ではお茶漬けで満足してしまったり。70歳を超えたら、今まで付き合ってくれた人たちが遠ざかっていくんだとか。

山田「70歳を超えたら新しい友達を作るなんて大変なことなの。だから私みたいに、どんな仕事でも頂いた仕事は出かけていって、極力外へ出る。やっぱりそれがいいよ」

「私まだ今年45ですから、その感覚ないんですが…勉強になるなぁ」と噛みしめる若狭アナ。
 

改まるのがイヤ

山田「カルチャーセンターみたいなのもあるじゃん。あれはまたストレスなの」

改めて自己紹介をするような、かしこまった雰囲気が苦手のようです。
また、元プロ野球選手ということから、「見てました」とか「ファンでした」と言われるのもストレスなんだとか。

山田「自分がそういうつもりで行ってないのに、ちょっと見られてるなと思ったらね…。だから、そういう改まったとこじゃなくて、自然にわーっと付き合えるような感じが一番」

若狭「めちゃくちゃ月並みですけど、本当に友達って大事ですね」
 

今でもある同窓会

山田「あんた今は44で中学校の同窓会やってる?」
若狭「やってないですね」
山田「ほら、だんだんと減っていくんだよ。高校生は?」
若狭「高校生は毎年正月とお盆には決まったメンバー10人弱で会うようにします」
山田「会ってる方が良い。それがね、だんだん遠のいていくんだよ。そういうのには極力出て行った方がいいよ」

山田さん、出身地の秋田県では、未だに同窓会があるそうです。

山田「もう今、わずか何人だもん。それでも行くよ。見舞いがてら。ほとんど病院だ。秋田の人って寿命短いんだ」

調べてみると秋田県民の平均寿命は、青森県に次ぐワースト2位。
がん死亡率、脳血管疾患による死亡率で見ると、どちらもワースト1。
塩分の高い食生活が短命の要因だと言われています。

山田「短い。もう全然元気ないんだよ。だから見舞いがてら行くんだ。だから秋田行くと言われるもん、『お前、なんでそんなに元気なんだ?教えてくれ』って。で、『教えるかアホ』ってね(笑)」

病院で、そんな軽口が叩ける間柄。山田さんの健康の秘訣は友達にもありそうです。 
(尾関)
 
若狭敬一のスポ音
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2020年05月09日13時13分~抜粋

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