若狭敬一のスポ音

山田久志、キャンプ視察でサングラスを批判される?

新型コロナの影響により、開催が何度も延期されてきているプロ野球ですが、たまには球界にも希望の持てる明るい話題がほしいところ。

4月18日放送の『若狭敬一のスポ音』では、野球解説者の山田久志さんが、「令和の怪物」と称される佐々木郎希投手(千葉ロッテマリーンズ)について触れました。
この2月に佐々木投手と会った山田さんですが、ちょっとしたトラブルに見舞われてしまったようです。

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佐々木投手にかけた言葉

今年2月、宮崎県で行われたオリックスとの練習戦で、ブルペン入りした佐々木朗希投手に直接声をかけたという山田さん。どんなことを話したのでしょう?

山田「まずは東北代表として頑張ってくれなって。次は侍ジャパンで日本の代表として頑張れ。その後は、あんたの好きなとこ行きなはれ。
それはもうメジャーでしょ?そういうことを喋ってたの」

佐々木投手は岩手県出身。

やんだ「とにかく身体に気をつけて。吉井(理人投手コーチ)の言うこと聞いておけば間違いない。君は良いコーチに恵まれたよって話をしてたの」
 

お気に入りのサングラスのせいで

オリックスのOBとしてキャンプに行っていた山田さん。
ロッテの吉井コーチと井口監督から承諾を得て佐々木投手を見に行ったのですが、流石に令和の怪物。マスコミが大挙していました。
佐々木投手と話す山田さんにも注目が集まりました。

ところが、この時山田さんは「サングラス外して喋った方がいいんじゃないか」と批判されてしまったそうです。

山田「別にいいじゃないねぇ?サングラスしたぐらい。だって、今、選手みんなサングラスしてるじゃないの」

若狭敬一アナも、グレーに近いサングラス姿の山田さんをテレビで見たようです。

山田「似合ってるなと思ってやってたんですよ」
若狭「カッコよかったですよ」
山田「良かったでしょ?自分でも気に入ったのよ。マスコミがあんなに来てるとは思わなかったから」

佐々木投手へのインタビューでもなく、個人的に話をしただけなのに、サングラスをかけていたばっかりに批判された山田さん。しかも、お気に入りのサングラスだけにショックも大きかったようです。
 

今までで一番速い

さて、話題は佐々木郎希投手に。

山田「ちょっとオーバー目に言えば、同じように高校生で入ってきて、後々にすごいピッチャーと言われた…例えばダルビッシュとか、大谷翔平、田中のマー君(田中将大)、松阪大輔。この辺に全く引けを取らないね」

4人の投手の同時期と比べると、佐々木投手のボールが一番速いそうです。

さらに素材も素晴らしいと言う山田さん。特に投げる時に、左足を胸付近まで上げる独特のフォームを絶賛しました。

山田「今あそこまで上げれるピッチャーいないもんね。上げることはものすごく良いこと。上げれば上げるほど、軸の右足に乗ってる時間が長い。長いからパワーも生まれるよね」

山田さんいわく「弓をぐーっと引くようなイメージ」だそうです。
 

速球投手の体つき

この他山田さんが注目しているのは、佐々木朗希投手の身体のバランス。

山田「上半身、少し小さく細く見えるでしょ?ところがね、下半身の部分部分、お尻とかふくらはぎ、太ももにはちゃんと筋肉が付いてる」

では、今後の課題は上半身の筋肉強化?

山田「上は自然と大きくなっていく」
若狭「ほ~」
山田「あまり大きくしない方がいい」
若狭「は~」
山田「故障に繋がるからね」
若狭「へえ~」

野球経験のある若狭も頷くことしきり。
ダルビッシュ投手、大谷翔平投手の様な速いボールを投げるピッチャーは筋肉をつけることが故障に繋がるそうです。

山田「だからあまり大きくしないように。やっぱり田中のマー君系ですよ。あれ以上大きくなったらダメ」
若狭「へ~」

足の長さより、プロは身体全体の筋肉を見ていました。
ちなみに顔については「私は顔も見るよ。顔はまあまあ。でも目が厳しいから、だんだん良い顔になってくる」と言う山田さんでした。
 

佐々木投手の未来は?

山田「綺麗なフォーシームでバッターを押し込んでいく。佐々木はそういうピッチャーだと思うよ」

まずはロッテのエースになることですが、それは故障がなければすぐだそうです。

山田「真っ直ぐを5割、6割投げると思うよ。そんなピッチャー、最近いる?」
若狭「いないですね。ボール動かし系ですもんね」

そして侍ジャパンに入り、メジャー挑戦まで期待する山田さんです。

山田「6年7年、ロッテにお世話になってね、その頃はロッテからぎょうさんお金も貰ってるだろうし。それで今度はポスティングで、お金をいただいてロッテにお返しして、メジャーで頑張る」
 

いい話

FAで移籍すると個人と球団の契約のため、日本で所属していた球団にはお金が入りません。また、海外FA権取得には一軍登録されてから9シーズン経過という条件があり、年齢的にも遅くなります。

ポスティングシステムだと海外FA権を取得する前に移籍できるので、年齢的に早くからメジャーへ挑戦できます。
また、メジャーの球団が選手の交渉権を、日本の所属球団へ入札する形のため元の球団にもお金が入ってきます。

若狭「いい話ですね」
山田「いい話なんだよ。みんな丸く収まる」

勝手に佐々木朗希投手の未来を想像して悦に入る二人でした。
 

やっぱりいるすごいヤツ

だからこそ「故障には気をつけて」と語る山田さん。

山田「ロッテが吉井コーチを一人付けて、他からは入れない。佐々木郎希は吉井に任した」

ロッテの一軍ピッチングコーチはメジャー3球団でもプレーしたことのある吉井里人さん。何人も教える人がいると投手が混乱するため、コーチは一人がいいんだとか。

山田さんはキャンプで吉井コーチから「私が見てきたダルビッシュだとか大谷と比べたら、このピッチャーはすごいと思うんですけどね」と言われたそう。
過去にメジャー移籍した投手を見てきた人の発言です。佐々木投手の実力は間違いなし。

山田「ただ、私、大谷翔平が一年目の名護キャンプで投げるのを見た時、あれも衝撃を受けたね。すごいなと思った。やっぱりいるんだよね」
若狭「いるんですねえ」
山田「いるいる。ドラゴンズに出てこいよって話だよな。ああいうピッチャーは楽しいし、みんなで育てていかなくちゃいかんと思う」
(尾関)
 
若狭敬一のスポ音
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2020年04月18日13時10分~抜粋

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