若狭敬一のスポ音

野球よりも熱い。山田久志、鍋へのこだわり

中日ドラゴンズの元監督で野球解説者の山田久志さんが、2月22日放送の『若狭敬一のスポ音』に出演しました。

パーソナリティの若狭敬一アナウンサーから、時候の挨拶的に「鍋はお好きですか?」と聞かれた山田さん、野球以上の熱さで鍋を語ります。

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日本三大鍋

若狭「鍋の季節ですけど、山田さん、鍋はお好きですか?」
山田「鍋の料理にはうるさい。食べ方にもうるさい」

とにかく鍋料理が好きという山田さんですが、最近人気のトマト鍋やキムチ鍋について「ああいう鍋は邪道」と一刀両断です。

山田「日本の鍋は、北から北海道の石狩鍋。秋田のきりたんぽ。九州のフグ」

ちなみに、フグ鍋は九州ですが、フグの消費量は大阪が一番多いんだとか。
 

比内地鶏じゃなきゃダメ

秋田県出身の山田さんは、きりたんぽ鍋には並々ならぬこだわりがあるようです。

きりたんぽ鍋はお酒が入った醤油ベースのスープ。そこに秋田県産の比内地鶏が入ります。

山田「比内地鶏を入れなきゃダメ。でなきゃ、きりたんぽ鍋と呼ばない」

家庭で作る場合はスーパーの安い鶏肉でもいいそうですが、山田さんに言わせれば、それはもう「きりたんぽ鍋ではない」そうです。
 

まいたけじゃなきゃダメ

きりたんぽ鍋、比内地鶏ときりたんぽの他に、入れる野菜を尋ねると、「ネギ、セリ、きのこ。そんなもんだ」とさらりと答える山田さん。
さらに、きのこは、まいたけ限定とのこと。

若狭「しめじもおいしいですよ?僕、えのきも好きですし」
山田「好きでもダメなの。まいたけじゃないとダメ」
若狭「松茸があったりしたら?」
山田「松茸はすき焼き」

ここまで来ると鍋へのこだわりというよりも、信念の様なものを感じます。

若狭「そんなに具だくさんじゃないですね」
山田「それがいいんだよ」
若狭「いっぱい入れましょうよ」
山田「それが邪道だっていうんだよ!」
 

シンプル・イズ・鍋

「この鍋おいしいよね、っていう鍋はどんな鍋か?自分でよーく考えてごらんなさい。ちゃんこ鍋は別として、例えばフグの鍋、てっちりは何が入ってる?」

諭すように若狭に尋ねる山田さん。

若狭「フグと、入ってても白菜と椎茸が少々…」
山田「ほら、あとは出てこないでしょ?」
若狭「言われてみるとそれぐらいかな」
山田「そうなんだよ。鍋っていうのはごちゃ煮はダメなんだよ」

山田さんが鍋にこだわることはシンプルさと、もう一つありました。

若狭「すき焼きも、ゴボウとネギと糸こんにゃくと豆腐ぐらいですね」
山田「すき焼きだとかしゃぶしゃぶは全国区じゃない?それは鍋とは言わない」

鍋とは「地元で食べる物」だそうです。
 

秋田県人の乾杯

山田「何でか知らんけど、必ず一人、仕切る奴が出てくるね。この料理にはこの飲み物だとか言う人がいるよね。私は、それには反対」

いわゆる「鍋奉行」はお好みでない様子。

若狭「飲み物へのこだわりは?」
山田「全くない」

最後に秋田出身の山田さんが「秋田県あるある」を披露。

山田「秋田の人はあんまりビール飲まないもん。秋田へ行って何が困るかって言ったら、乾杯が日本酒。パーティーだろうが何だろうが、まず初めの乾杯は日本酒。だから日本酒飲めない人は大変だよ」

秋田県は日本酒文化のようで、秋田県の一人当たりの日本酒消費量は日本一なんだとか。
「秋田の冬は食べ物が楽しみかな~」としんみり言う山田さんでした。
(尾関)
 
若狭敬一のスポ音
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2020年02月22日13時15分~抜粋

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