中日ドラゴンズの高橋周平選手が、1月25日放送のCBCラジオ『若狭敬一のスポ音』に出演しました。
昨年はベストナイン、ゴールデングラブ賞と様々な受賞を経験したドラゴンズのチームリーダーに、若狭敬一アナウンサーが尋ねます。
毎年、ベストナインに
高橋「個人としては、飛び抜けた成績ではなかったんですけど、ベストナインもゴールデングラブも獲れましたし、いろんな賞を頂けたのは良かったかなと思います」
NPBアワードでベストナインの表彰を受けた時はこんな出来事も…。
若狭「一礼、忘れたんですよね?」
高橋「忘れました」
ステージで楯を手渡され、壇上に並ぶ前に、観客の方を向いて一礼をしなかった高橋選手。
若狭「なぜ忘れたんですか?」
高橋「お辞儀しなくていいって言われたんで、そのまま行きました。そしたら、その後全員してました」
若狭「その時、壇上でどう思ったんですか?」
高橋「ヤバい、と」
ベストナインは、その年の各ポジションで、攻守ともに活躍した選手が選ばれます。
高橋「毎年、来たいと思いました」
ぜひ今年も選ばれて、壇上に上がる前に一礼してもらいたいと思います。
ゴールデングラブ賞
ゴールデングラブ賞も受賞した高橋選手、守る上で最も心がけていることはなんでしょう?
「サードなんで、ポジショニングは、あまり関係ないと思うんですけど、僕は結構そのポジショニングを大事にしてます」
例えば、三塁線は思い切って開けたとしても、三遊間を破られないようにしようという考えだそうです。
2018年にセカンドを1年守ったことがプラスになったのでしょうか?
「守備範囲はやっぱり上がったのかなと思います。いい経験をしましたね」
守っていてイヤなバッター
守っていてイヤなバッターについて尋ねると…
「球場にもよりますけど、引っ張ってくるバッターはイヤです」
引っ張るということは右バッター。
具体的には、鈴木誠也選手(広島)、坂本勇人選手(巨人)、J.ロペス選手(横浜)だそうです。
またイヤなバッターは球場にもよるそうです。
「基本的に下がってればいいんですけど。マツダや甲子園のような下がれない球場はイヤですね。個人的な意見なんですけど、下がったら絶対的にエラーします。だから、できればバウンドを多くしたくない」
感覚的なことはその場でプレーする選手でないとわからないことです。
今年の目標ホームラン数
2019年は2割9分3厘。7本塁打59打点の高橋選手。
「打率はいいんですけど、もうちょいホームラン、打点が欲しいなと思います」
ホームランが増えれば必然的に打点も増えるので、もう少し打撃の強さを求めていきたいそうです。今年のホームランの目標を聞くと…。
「20本打ったら、もうすごいことなんで、10本は打ちたいです。ナゴヤドームだと相当飛ばさないといけないんで20本は無理だと思います」
強気に20本と宣言してほしいところですが、まさに今、打撃の強さを求めて試行錯誤中のようです。
今年はバットを長くする
来年(2021年)からナゴヤドームにホームランテラスが設置されるそうです。
バッティングスタイルに影響は出るのでしょうか?
「スタイルは変えないです。今までやってきたことが崩れたら嫌なんで。その中でも強さを求めていきたいなと思います」
そんな高橋選手、今年からバットの長さを変えるそうです。
去年までは33.5インチ。それを34.5か34インチにするんだとか。
バットを短く持つという高橋選手、単純に長く持てばいいと思うのですが…。
「本当は長く持ちたいんですけど感覚が違ってくるんで、やっぱちょっと短く持ちたいんです」
実は熱い男
若狭「小指の靭帯を断裂した時に、高橋周平選手を取材に行って、実は熱い男なんだなと思ったんです。
手術しないと後遺症が残ると言われてますがって聞いた時に、『後遺症ってことは治ってるって事だから、僕は手術しません』と。
とにかく早く一軍に行きたいという思いを語ってくれました」
当時の高橋選手の状態は、手術か保存療法かの二者択一でした。
保存療法を選んだ理由を聞くと?
高橋「手術したら、絶対復帰遅れると思ったし、規定打席に立ちたかったんで保存療法を選びました。必ず治してくれるっていう先生の言葉を信じてました」
チームの優勝
高橋「あそこまで頑張ったものが、規定打席に満たないと報われないと思ったんで、まあそっちを選んで良かったと思います」
昨年はキャプテンマークを付けてキャンプから目立っていました。
怪我をしたのが7月16日、ちょうど1ヶ月後の8月16日に復帰。
去年はサードのレギュラーとして117試合に出場しました。
最後に2020年の抱負を聞くと…。
高橋「チームがAクラス優勝してる中に加わってれば、それでいいです」
「ぜひ、1年間フルで頑張って下さい」と言う若狭アナに、「はい。頑張ります」と力強く答える高橋選手でした。
(尾関)
若狭敬一のスポ音
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2020年01月25日13時16分~抜粋