若狭敬一のスポ音

大島洋平、生涯ドラゴンズ宣言「残り558本、全部ドラゴンズで打つ!」

1月11日『若狭敬一のスポ音』は中日ドラゴンズ、大島洋平選手のインタビューを放送しました。

来シーズンの抱負について小気味よく語っていた大島選手ですが、話題がゴールデングラブ賞のことになると、本人もパーソナリティの若狭敬一アナウンサーも「?」となる一幕も。
いったい何があったのでしょう?

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最多安打

「タイトルを獲ることができましたし、良かった部分もありますが、チームがずっとBクラスなので…。今年は優勝を目指してやっていきたいです」

大島洋平選手は、174安打で最多安打のタイトルを獲得した2019年を振り返ります。
タイトル獲得の要因は…

「自分としては、そんなに打ったっていう感じはなかったんですけど、運が良かったですね。周りがそれ以上打ってる選手がいなかったんで運が良かったです」

去年は、ホームランなどの大きい当たりを狙いに行かなかったことが、力みが抜けてコンスタントにヒットを打てたことに繋がったそうです。特にバッティングで意識したポイントを聞いてみると…

「一番心がけたのは、やっぱり自分のポイントで打つこと。それだけです。
身体の向きだったり、構えとか、バットトップの位置とか、それらをうまく修正しながら、安定してできたかなと思います」

他球団の良いバッター

今シーズンは他にも30盗塁を記録した大島選手。

「34歳っていう歳でも30個走れたんで、まだまだいけるぞというところは見せれたんじゃないかなと思います」

さらに数字の面で見ていくと、打率が3割1部2厘でした。これについては…。

「まだまだ上には上がいるので、もうちょっと上を目指していきたいと思ってますね」

そんな大島選手から見て、他球団で良いバッターだと思う選手は、坂本勇人選手(巨人)だったり、鈴木誠也選手(広島)、山田哲人選手(ヤクルト)だそうです。

他球団の良いバッターは、逆に見れば嫌なバッターとも言えます。センターの守備に就いている時に、そんなバッターを見ると…。

「やっぱり嫌なバッターはミスショットもしないし、ボール球を振らないですね。そこが一番じゃないかなと思います。振ってくれよっていうところで振ってくれないから、バッテリーもそこが一番苦労するところじゃないかなと思います」

ゴールデングラブ賞

若狭「守りではゴールデングラブ賞獲得おめでとうございます」

大島「若狭さんも投票してくれたと思いますけど…」

若狭「そこなんですけど…私、この場を借りて一つ言いたいんですけど…この仕事を、もう15年やってるんですが、未だ投票権がありません」

大島「え?なんでないんですか!?」

若狭アナの言葉に半信半疑な大島選手。
ゴールデングラブ賞はプロ野球記者による投票で一番多く票を獲得した選手に与えられます。

若狭「そこなの!5年以上だと貰えるはずなんですが、私、まだ認めてもらってない可能性がある」

大島「え?ないんですか?」

若狭の言葉が冗談ではないことに、本気で驚く大島選手。

大島「投票してくれてるもんだと思ったんで…」

若狭「投票権があったら、絶対『大島洋平』って書きますよ」

大島「おかしいですね」

若狭「おかしいですね。これねえ」

記者の投票要件を調べてみると、日本の報道機関のプロ野球記者で、5年以上の取材キャリアがあるもの、とされていました。
若狭アナは「プロ野球記者」ではなく、ひょっとしてバラエティ扱いなのでしょうか?

「でも若狭さんの一票がなくても足りたんで、なんとか獲れたってのはよかったかなと思います。この賞は一回獲ると、続けて獲らないとって思ってます」

連続獲得への意思を見せる大島選手でした。

後輩について

プロ2年目となる根尾昂選手は外野の練習もしています。このことをチームリーダーの目から見ると?

「出るチャンスが増えるっていう意味で、本人の幅を広げるのは全然いいことだと思います。ただ練習は半々になってしまうから、そこはちょっと大変な部分はあるかなと思います。でも練習するしかないですからね」

自主トレをずっと一緒にやっていた高橋周平選手は、2019年からキャプテンになり、独り立ちしたような感じもします。高橋選手の成長については?

「今までは、言われたメニューをやってただけですけど、去年の自主トレの時に、こうしたいっていう意見が自分から意識的に出てきたんですよ。そこは成長してきてると思います。

2018年、規定打席に初めていった時に、自分に足りないものがどこかを見つけたと思うし。去年一年で、さらに見直す部分が分かったと思うんで、そこを今年の自主トレで克服していければいいかなと思います」

全部、ドラゴンズで

若狭「大島選手と言えば、中日ドラゴンズに残留を決意していただきまして、誠にありがとうございます」

大島「結果的には一番良い選択ができたと思います。僕も、あんまり出ずにいたいっていう気持ちの方が強かったので、良かったと思います。

『残ってくれてありがとう』っていう声がすごく多いんで。そう言った言葉をかけてもらえると嬉しいですよね」

これで生涯、ドラゴンズは確実?

「僕も(現役選手としての)折り返しには来てますし、なんとかここまで来れたんで、残り558本、2000安打全部をやっぱりドラゴンで打てるようにしたいです」

ファンは一安心です。最後に今年の目標を聞きました。

「チームの優勝はもちろんですけど、個人的にも、200本安打は、まだドラゴンズでは誰も達成したことのない記録なので、そこを目標にやっていきたいです」
(尾関) 
若狭敬一のスポ音
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2020年01月11日13時15分~抜粋

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