元中日ドラゴンズの監督で野球解説者の山田久志さんが、11月30日放送の『若狭敬一のスポ音』に出演しました。
今回山田さんが熱く語ったのは、野球ではなくラグビーについて。
先日のワールドカップでは試合開始前から感動していたと話し、若狭敬一アナウンサーも唖然とします。
試合前からジーンときた。ラグビーワールドカップを振り返る
お前ら、ありがとう
「泣けたねえ。ジーンときたシーンが何回もあるね」と、先月まで日本で行われていたワールドカップを振り返る山田さん。
「この人たちの頑張りっていうのは日本人として誇れるし、本当にありがたいなぁと思うね。
国籍が全然違う人も出てくれてるわけじゃない?
試合前に『君が代』を大きな声で歌ってんのよ。お前ら、ありがとう。君が代を歌ってくれるか、ってね」
ラグビーの国際チームは、野球やサッカーと違って独特です。
「この人たちの頑張りっていうのは日本人として誇れるし、本当にありがたいなぁと思うね。
国籍が全然違う人も出てくれてるわけじゃない?
試合前に『君が代』を大きな声で歌ってんのよ。お前ら、ありがとう。君が代を歌ってくれるか、ってね」
ラグビーの国際チームは、野球やサッカーと違って独特です。
ラグビーの代表システム
ラグビーの代表は「国籍主義」ではなく「協会主義」というシステム。各国にあるラグビー協会の代表選手が、その国の国際チームになります。もちろん国籍のある国の代表にもなれますが、他国の代表になるにはこんな条件が…。
生まれた国が、その国。祖父母か父母のうち一人がその国の人であること。
その国に3年以上、継続して住んでいること。
このどれか一つを満たせば、国籍が違っても、その国の代表選手になれます。
「その人たちが、日の丸を背負って、君が代を歌ってですよ、リーチマイケルを先頭に、肩に手を当てて行進して行くのを見たらシビレたね~」
生まれた国が、その国。祖父母か父母のうち一人がその国の人であること。
その国に3年以上、継続して住んでいること。
このどれか一つを満たせば、国籍が違っても、その国の代表選手になれます。
「その人たちが、日の丸を背負って、君が代を歌ってですよ、リーチマイケルを先頭に、肩に手を当てて行進して行くのを見たらシビレたね~」
野球の不思議
「この間、プレミアの野球見てたわけ。野球選手ってね、なぜか不思議と『君が代』を歌わないんだよね」
ちょうどラグビーワールドカップ日本大会が終わるのと入れ替わるように、2019世界野球WBSCプレミア12が始まりました。
「国際大会なんか特に『君が代』を歌わせないかんね。ラグビーはいろんなことを教えてくれたよ」
確かに、野球の日本代表選手が「君が代」を大きな声で歌っているイメージはありません。
ちょうどラグビーワールドカップ日本大会が終わるのと入れ替わるように、2019世界野球WBSCプレミア12が始まりました。
「国際大会なんか特に『君が代』を歌わせないかんね。ラグビーはいろんなことを教えてくれたよ」
確かに、野球の日本代表選手が「君が代」を大きな声で歌っているイメージはありません。
にわかファンも
ラグビーへの思いが強すぎる山田さん、若狭アナが口を挟む間もないほど熱く語り続けます。
「"ワンチーム"も良い言葉だね!いろんなとこで簡単に使わないでほしいね。東京都知事まで言ってるし」
ラグビー日本代表のスローガン、ワンチームは「2019 ユーキャン新語・流行語大賞」にも選ばれました。
今回のワールドカップは、日本での知名度的に盛り上がるか懸念されていましたが、蓋を開けてみれば、「にわかファン」という言葉も出てくるほど、日本中で盛り上がりました。
「全くラグビーに興味なくてわからない人でも、今回でラグビーの良さはある程度わかったよね。野球もそうしなきゃね。野球は人気にあぐらかいてるとこあるかもわからない」
本業の野球について、山田さんは少し反省してしまったようです。
「"ワンチーム"も良い言葉だね!いろんなとこで簡単に使わないでほしいね。東京都知事まで言ってるし」
ラグビー日本代表のスローガン、ワンチームは「2019 ユーキャン新語・流行語大賞」にも選ばれました。
今回のワールドカップは、日本での知名度的に盛り上がるか懸念されていましたが、蓋を開けてみれば、「にわかファン」という言葉も出てくるほど、日本中で盛り上がりました。
「全くラグビーに興味なくてわからない人でも、今回でラグビーの良さはある程度わかったよね。野球もそうしなきゃね。野球は人気にあぐらかいてるとこあるかもわからない」
本業の野球について、山田さんは少し反省してしまったようです。
ラグビーの話では負けない
若狭「1チーム15人のいろんな個性があって、あっちに行くかこっちに行くかわからないボールを追いかける。あのひたむきさがいいですね」
山田「それと組織力。組織が崩れたら、全然試合にならないんだっていう。あれはやっぱすごいね。
自分が守らなくちゃいけないとなると、そこを徹底して守らなくちゃいけないんだね。ボールのあるとこに勝手に行ったらイカンのだよね。自分のとこに来た時のために準備してるんだよね。すごいなぁ」
実は山田さん、球界入りの前は富士鉄釜石(新日鉄釜石の前身)の社員として、社会人野球で活躍していました。ラグビーの盛んな会社だっただけに、ラグビーへの思いはひとしお。
山田「名古屋でラグビーの好きな人がいても、ラグビーの話ではそんなに負けない。野球で負けるかもわからないけど」
若狭「野球で負けないわけないでしょう(笑)」
山田「それと組織力。組織が崩れたら、全然試合にならないんだっていう。あれはやっぱすごいね。
自分が守らなくちゃいけないとなると、そこを徹底して守らなくちゃいけないんだね。ボールのあるとこに勝手に行ったらイカンのだよね。自分のとこに来た時のために準備してるんだよね。すごいなぁ」
実は山田さん、球界入りの前は富士鉄釜石(新日鉄釜石の前身)の社員として、社会人野球で活躍していました。ラグビーの盛んな会社だっただけに、ラグビーへの思いはひとしお。
山田「名古屋でラグビーの好きな人がいても、ラグビーの話ではそんなに負けない。野球で負けるかもわからないけど」
若狭「野球で負けないわけないでしょう(笑)」
ワンチーム
「ラグビーの選手のハートはいいね。見てて人間性が伝わってくるね。みんなで、あんなに助け合えるもんだろうか?」
素朴な疑問を口にする山田さん。
野球の場合、例えば守備陣がエラーをすると「何やってんだお前」と思ってしまうそうです。
「ラグビーは、体重が150キロぐらいあるやつに、80キロぐらいのヤツがドカーンとぶつかっていくんだよ。ボールを必死になって1メートルだ、30センチだって前へ持って行って、下になって踏みつけられて。それでもひたむきにやるもんね。
あの団結力。ワンチームって言ったのは、戦った15人のメンバーが一つじゃなくて、それをフォローしてくれた人たちも含めてのワンチームなんだよね。ラグビーはそういうとこが奥深いんですよ」
山田さんのラグビーへの思いは止まりません。
若狭「例えば、山田さんが企業の面接官だったら、ラグビー部と言うだけで面接通しそうですね」
山田「『ラグビー部』と言っただけで合格!」
(尾関)
素朴な疑問を口にする山田さん。
野球の場合、例えば守備陣がエラーをすると「何やってんだお前」と思ってしまうそうです。
「ラグビーは、体重が150キロぐらいあるやつに、80キロぐらいのヤツがドカーンとぶつかっていくんだよ。ボールを必死になって1メートルだ、30センチだって前へ持って行って、下になって踏みつけられて。それでもひたむきにやるもんね。
あの団結力。ワンチームって言ったのは、戦った15人のメンバーが一つじゃなくて、それをフォローしてくれた人たちも含めてのワンチームなんだよね。ラグビーはそういうとこが奥深いんですよ」
山田さんのラグビーへの思いは止まりません。
若狭「例えば、山田さんが企業の面接官だったら、ラグビー部と言うだけで面接通しそうですね」
山田「『ラグビー部』と言っただけで合格!」
(尾関)
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