「絶対行かない!」山田久志が二度と講演したくない場所はここだ

若狭敬一のスポ音 / スポーツ

7月21日、CBCラジオ『若狭敬一のスポ音』に野球解説者の山田久志さんが出演しました。

山田さんは野球解説以外にも様々な仕事をしていますが、そのひとつが講演。
ピーク時には年100本もこなしたという山田さん、講演に関する様々なエピソードを披露します。

現役時代からやっていた

年100本も講演していたという山田さん、ピーク時には、1日に2会場を回ったこともあったんだとか。

「まぁ最近は体力的なものもあってね、昔みたいに日本中飛び回るのもなかなか難しくなってきました」

講演活動を始めたのは、実は現役時代の終盤だったではすでに講演を始めていたそうです。

「だって阪急ってのはね、『山田、行って来い。それも勉強だ』ってよく言ってたもん。自分の野球人生を、人前でちゃんと喋れるようになりなさいって」

その代わり、今のように1時間半ではなく、30分程度だったそうです。
 

もう絶対行かない

「いろんな所に行ったね。企業が圧倒的に多いけどね。一番イヤだったのは成人式だね。『こいつら何を考えてんだ馬鹿野郎』と思ったね。何にも聞いてへんのやもん。2回ぐらい呼ばれて行ったけど、もう、それから成人式の要請が来ても絶対行かない。もういい」

まずは挨拶でワーッと盛り上がるのですが、始まって10分ぐらい、いよいよ面白い話に入って行く時に、隣同士でぐちゃぐちゃとお喋りが始まるそうです。会場全体がその調子。喋る山田さんは蚊帳の外。

成人式は全体で2時間ほど。その内訳は、式典が1時間、講演が1時間だそうです。

「何にもなかったら1時間ぐらいで終わるんですよ。あいつら2時間もイヤなんですよ。今でも成人式は行きたくないね」

新成人を“あいつら”呼ばわりの山田さんですが、毎年のニュースを振り返るともっともな言い方。まして講演をする身にもなると…。
 

こんな話をします

講演のタイトルは「私の野球人生 栄光に近道なし」と「人材の育て方」だそうです。
人材の育て方のテーマの時は、自分を育ててくれた人との出会いの話をするそうです。

自分が高校の時に、どうしてピッチャーになったのか?
社会人の時、なぜアンダーハンドになったのか?
プロに入って当初はボロボロだったのに、どうしてプロで通用する選手になれたのか?などです。

「こどもの頃から話したら1時間半じゃ足りないんですよ。それを1時間で納めてくださいって言ったら、本当に駆け足になりますよ。1時間半がちょうどいい」
 

地方色も取り入れて

「最後の20分はペナントレースの話でしょ?それと今一番注目してる選手の話。
例えば名古屋へ来たら根尾君の話をするわけだ。与田監督はこんな感じだとかね。そうすると名古屋のこの辺の人は喜ぶ」

きっちりと地方の話題を入れるそうです。例えば花巻に行くと…。

「大谷翔平と菊池雄星。それと花巻東の佐々木監督の話でだいたい15分。なんで花巻からああいう大選手が出て秋田からなんで出ないんだ?昔は山田、落合がいたんだってやると、そりゃ盛り上がっていく。そういう波をつけていかないと」

講演の回を重ねるほど笑いも取るようになるそうです。
ちなみにどこでも喜ばれる話題は、巨人の長嶋茂雄終身名誉監督の話。長嶋さんの話題だけで20分は喋るそうです。
 

年代で話題を変える

長嶋さんを知らない二十代、三十代の新入社員に対しては、メジャーで活躍するダルビッシュ選手、大谷選手やイチローさんの話で20分。

「イチローは愛知県の豊山町から出て、なぜ、あそこまで行ったのか?誰とどういう出会いをして、どんな考え方をしている青年なのか?私が知ってる範囲ではこうですよ、って話す。同世代の人たちのことを話すと、目がだんだん俺の方へ向いてきて、真面目になってくる」

そこで山田さんは…。

「『結構遊んでんだよ』とかって、ちょっと笑いを入れてふっと肩の力抜いてやる。そうすると『一緒なんだ』って思うでしょ?」

客層を見て、地域によってネタを変えるというのは、まるで落語家の様です。

「聞きにも行くんですが、よく自己満足の講演があるんですよ。政治家とか経済評論家とか。あれは面白くない。講演っていうのは一方通行になったらダメなんですよ」

ピッチングや監督論のみならず、講演にも一家言を持つ山田さんでした。 
(尾関)
 
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2019年07月20日13時17分~抜粋

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