若狭敬一のスポ音

未亡人の復讐を描く映画『ナシゴレン・ウエスタン』がすごい。

6月1日放送の『若狭敬一のスポ音』「大谷ノブ彦のキスころ濃縮版」では、お笑いコンビダイノジの大谷ノブ彦が、インドネシア映画『マルリナの明日』を紹介しました。

しかし相方の若狭敬一アナウンサーが『ボヘミアン・ラプソディ』すら観ていないという有り様に、いきなり出鼻を挫かれた大谷です。

最新作は『君の名は。』

「最近、映画観に行ってますか?」と聞く大谷に、「最近観た映画は『君の名は。』です。なんだかすごく流行ってる『ボヘミアン・ラプソディ』っていう映画があったそうですね」と答える若狭アナ。

度々、SNSで炎上騒動を起こす若狭アナが一番観なければいけないのが『ボヘミアン・ラプソディ』だと大谷は断言。

「クイーンの物語なんですけど、ざっくりとした僕の感想だと、コール・アンド・レスポンスの映画なんですよ。コールをしたらレスポンスをされるっていう映画なんですね」と改めて『ボヘミアン・ラプソディ』を解説し始める大谷。

「良い映画ですね。大谷さんの今ので観た気になってる。さらに、私の悪いところは、それを観たかのように人に言う」と言う若狭アナ。
観ようという意思表示さえしません。
 

コール・アンド・レスポンス問題

大谷「コール・アンド・レスポンス問題は、僕、凄いと思ってるんです。大人が話す時、よく天気の話するでしょ?タクシー運転手の方が午後から降るらしいですよ、とか。何でそんなに天気を気にするのかな?と思ってたんです」

大谷は、あれはレスポンスを求めている向こうからのコールだと言います。
一生懸命返してくれる優しさを持った人と、小さな社会性を作るためのアイドリングのためにやっていることだと持論を展開します。

大谷「意味のないことを言うことで、人と人との関係性を作っていく糸のようなものを紡いでいってるんだな、社会って全部そうなんだな、と40歳を超えて気づきました。それに気づいた人は100%『ボヘミアン・ラプソディ』泣きます。だから見なきゃいけません」

SNS上でレスポンスがあれど、意に介さず、コールが暴走しがちな若狭アナ。
『ボヘミアン・ラプソディ』を観るのはいつの日か。
 

インドネシアに触れる機会

大谷「インドネシアに触れる機会って、ナシゴレンを食べるぐらいで、あんまりないですよね。今日、紹介するのはインドネシアの『マリアナの明日』という映画でございます」

去年のアカデミー賞のノミネート作品は、LGBTQ、民族問題、人種問題など社会問題を扱ってる作品がほとんどでした。
最近アメリカでは、エンターテイメントと社会問題を足してもヒットするという認識で、一つの映画の流れが出来てきています。

そんな中、インドネシアから登場したのが6月1日から名古屋シネマスコーレで公開されている『マリアナの明日』です。昨年、日本の映画祭で公開された時には『殺人者マルリナ』という物騒なタイトルでした。
 

未亡人の復讐

マルリナという未亡人が主人公。盗賊団がやってきて、男たちに従わされますが、毒入りスープで殺すマルリナ。ボスだけは生きていて蹂躙されてしまいますが、首を刎ねてボスを殺し、悲惨な状況から脱出しますが、話はここから。

インドネシア社会での女性の権利は極端に低く、裁判でも不当な判決が下りやすいそうで、マルリナは自分の正当防衛を主張するために、その生首を持って警察署に行くというストーリーです。

実は、この映画、海外の辛口映画批評サイト、ロッテントマトの満足度で98%の評価を得ています。良い映画で80%ぐらいなのでかなりの高評価です。そして東京フィルメックス映画祭でもグランプリを受賞しています。
 

女性監督

大谷「女性監督なんで、説教じゃないけど、あまりにも主張とか、自分の伝えたいことが多すぎる感じの映画なのでエンターテイメントとちょっとズレるところがあるかもしれない」

この春、公開されていたイエメン初の女性監督による『わたしはヌジューム、10歳で離婚した』がまさにそんな作品でした。
ただ『マルリナの明日』は「マカロニ・ウエスタン」ならぬ「ナシゴレン・ウエスタン」というコピーも付いているのでエンターテイメント的にも楽しめそうです。

そして、女性問題を扱っているにも関わらず、ネットやSNSで感想を検索すると、圧倒的に男性が観に行っているという不思議な映画だそうです。
 

まず体験を

大谷「アジア料理を食べに行った時に、これ、苦手かもってありますよね?自分の文化に今までなかったから、美味いとか不味いとかの前に、違和感しかないってありますよね?もしかしたら、そういうタイプの映画かも知れない」
    
インドネシアという国でどんなことが起きてるのか?社会的にどういうことが求められているのか?そして、この映画がインドネシア代表として、なぜ世界中で配給されているのか?遠い国を覗く感覚で観てみるのもいいかもしれません。

大谷「インドネシアに行ってみたいなと思うだけでも、世界が広がると思います。まず劇場で、この映画を体感しませんか?」

『マルリナの明日』は名古屋駅西エリアのシネマスコーレで上映中です。 
(尾関)
 
若狭敬一のスポ音
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2019年06月01日12時48分~抜粋

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