若狭敬一のスポ音

中日・吉見一起投手、紅白戦キャッチャーを務めてわかったこと

中日に残留が決まった吉見一起投手が、12月1日放送の『若狭敬一のスポ音』に出演しました。

FA権を行使しなかった吉見投手に、パーソナリティのCBC若狭敬一アナが気になる金子千尋投手の動向、与田監督の印象などを尋ねました。

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中日残留の決め手

実は『若狭敬一のスポ音』では、すでにシーズンの中盤からラジオ出演を依頼していました。

「僕もあと何日かな?何日かな?って楽しみにしてました」と吉見投手です。
話はリスナーの質問に答える形で進みました。

「FA権を行使せずに中日ドラゴンズに残ってくれました。一番の理由は何ですか?」(Aさん)

吉見「う~ん、恩返しができてないっていうのが一番かなと。
怪我をした自分を取っていただいて、怪我をしてからでも契約をしていただいた。それが最後の決め手かなと思ってます。
もちろん妻には相談してました。基本的にどこに行ってもついてきてくれるようなことは言ってました」
 

金子投手とメール

「金子千尋投手。オリックスを自由契約で退団、中日に来るかも。吉見投手、連絡などは取ってますか?」(Bさん)

「連絡は取っています」と言いながらも「そのことに関しての会話は全くないです」と話す吉見投手。
金子投手とはシーズン中にメールをすることが多いそうです。気になる内容は?

吉見「過去の話で言うと、例えばパリーグ交流戦。ソフトバンク戦投げるんですけど情報下さいとか。当時、川崎(宗則)さんが一番とかの時は、ここだよ、内川(聖一)さんはここだよっていう、ワンポイントのアドバイスは頂いてました」

それを参考にして投げた2011年の日本シリーズ、吉見投手は第二戦と第六戦。どっちも勝っています。しかも敵地でした。

吉見「もちろんスコアラーさんとか、当時のキャッチャー谷繁さんのリードのおかげなんですけども、自分の中でも対戦したことがある人の情報を入れていたのは、すごくためになりました」
 

金子投手は中日に来る?

「あえてその話はしていない?」と金子投手移籍の話を聞く若狭に、「来ないと思ってるので…」と答える吉見投手。

吉見「みんなの気持ちを代弁して言うと、ローテーションの枠が一個減るんじゃないかなと思うんですよね。もちろん僕は一緒にしたいですね。僕は今もずっと追いかけてきた先輩なので」

金子投手は吉見投手の、トヨタ自動車時代の一学年上の先輩として一緒にやっていた間柄なので、当然、一緒にやりたい気持ちはあるそうです。

吉見「能力はずば抜けて高いと思ってますし、普通に投げれれば勝てるピッチャーなんです。だから、競争が増えるので、そこを思うとちょっと…」

言い換えれば中日にとってかなりの戦力になるということです。金子投手の今後に注目です。
 

ガルシアの退団

「ガルシア退団。吉見さん、これはどう思いますか?」(Cさん)

吉見「外国人は入れ替わりが激しいので、特に何も…。まあ今年の勝ち頭というだけであって、いなくなることに関しては、特に何も思わないですね」

逆に枠がひとつ空くぞ、ということも考えなかったそうで、この話題にはさほど動じていない様子の吉見投手。

吉見「そういうのが当たり前なんだろうなっていう感じですかね」

外国人選手は助っ人という感覚のようです。
 

与田監督の印象

「与田監督はどんな感じの方ですか?」(Dさん)

与田監督とは、就任が決まった跡、ナゴヤ球場の寮に呼ばれ、二人きりで話をしたそうです。

吉見「ちょうどFAをどうするかという時期だったので、そのお話と、あとは先発は160イニング以上投げてもらいたいっていうことをおっしゃってましたね」

試合数は143試合なので規定投球イニングは143イニングです。
吉見投手の今シーズンは125回2/3。ガルシア投手の次に投げていたのが吉見投手でした。

与田監督は吉見投手に対し、「先発ならそのくらいは投げてほしい」と目安として出したのが"160イニング"。これについては?

「しっかりローテーションを守れれば不可能じゃない数字なので、なんとかして達成したいなと思います」

新監督の人柄の印象については、「まだそんなに接していないのでわからないんですけども、初めて見た時は男前だなと思いました」と答えます。

若狭「そこ?」
吉見「はい。男前だと思います」

与田監督はかなり男前の様です。
 

キャッチャーを務めてわかったこと

「ファンフェスタの紅白戦、キャッチャーお疲れ様でした。めちゃくちゃ似合っててカッコよかったです。キャッチャー経験はあるんでしょうか?」(Eさん)

「ないですね」と一言で答える吉見投手。

しかしキャッチャーをやろうと思った理由が、「なんかカッコいいじゃないですか。あのつけてやるのが」とのこと。
基本的に投手は怪我をしないようキャッチャー禁止だったそうですが、自分の責任で志願してやったそうです。

「右手だけは気をつけてください」といろんな人に言われながら2イニング守った吉見選手、意外な収穫があったようです。

「ピッチャー目線とキャッチャー目線って、やっぱ全然見え方も味方も違うじゃないですか。キャッチャーをやって良かったと思ったことは、ボールがひとつでも甘いと危ないっていうことがわかるんですよね。

一瞬なんですけど、うわ~っと思うんです。危ない~と思うんですけど、投げてるほうは、そんなには思わないんですよね。改めて思ったのは、一球の出し入れができれば、バッターってこんなに見え方が変わるんだなっていうことがわかった」

ファンフェスタの紅白戦なので、投げているピッチャーのボールは遅いのですが、ちゃんとしたコースに来れば、打たれても野手の正面に行くんだそうです。

「あの2イニングを経験したことで、コントロールってやっぱり大事なんだなと実感できました」と言う吉見一起投手でした。
(尾関) 
 
若狭敬一のスポ音
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2018年12月01日14時42分~抜粋

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