9月8日から13日までの中日ドラゴンズは5試合を戦い4勝1敗、通算では131試合59勝70敗2分けで借金11、残り12試合でセリーグ5位です。
このうち13日の木曜日は、自身の誕生日に登板した松坂大輔投手が勝ち星を挙げました。
しかし、15日の『若狭敬一のスポ音』で若狭敬一アナウンサーによれば、当日の松坂投手の体調はいまひとつだったようです。
勝因はどこにあったのでしょうか?
アスリートが力を出す時。中日・松坂大輔が6勝目を手にした理由
練習は不安だったけど
9月13日木曜日、甲子園球場で行われた阪神-中日21回戦は6対2で中日が勝ちました。
1回表2アウト三塁でビシエドのツーベースで先制。3回表、ノーアウト一塁で京田、タイムリーヒットで追加点。
38歳の誕生日に甲子園で6勝目を挙げた先発の松坂投手、試合後には「このところストレートがあまり良くなかったんですけど、甲子園が力をくれたのかな」と語っています。
「松坂投手6勝目さすがです」(Aさん)
「松坂投手は甲子園が似合いますね」(Bさん)
「松坂投手が誕生日に勝ち星。すごいですね」(Cさん)
「松坂投手の登板、痺れました」(Dさん)
しかし「私はめちゃくちゃ心配していたんです」と切り出す若狭アナ。
若狭アナは阪神との3連戦を取材し、松坂投手の試合前練習も見ていました。ブルペンキャッチャーとのキャッチボールは距離が短く、身体が重そうで、終了後はうつむいてダグアウトに下がって行ったそうです。
「前日、これまた動きが微妙だった。大丈夫かな松坂投手って思っていたんですけれども、本人が話していたように『甲子園が力をくれたのかな』?不安を一掃してくれましたよね」
1回表2アウト三塁でビシエドのツーベースで先制。3回表、ノーアウト一塁で京田、タイムリーヒットで追加点。
38歳の誕生日に甲子園で6勝目を挙げた先発の松坂投手、試合後には「このところストレートがあまり良くなかったんですけど、甲子園が力をくれたのかな」と語っています。
「松坂投手6勝目さすがです」(Aさん)
「松坂投手は甲子園が似合いますね」(Bさん)
「松坂投手が誕生日に勝ち星。すごいですね」(Cさん)
「松坂投手の登板、痺れました」(Dさん)
しかし「私はめちゃくちゃ心配していたんです」と切り出す若狭アナ。
若狭アナは阪神との3連戦を取材し、松坂投手の試合前練習も見ていました。ブルペンキャッチャーとのキャッチボールは距離が短く、身体が重そうで、終了後はうつむいてダグアウトに下がって行ったそうです。
「前日、これまた動きが微妙だった。大丈夫かな松坂投手って思っていたんですけれども、本人が話していたように『甲子園が力をくれたのかな』?不安を一掃してくれましたよね」
異例の前日囲み取材
松坂投手は登板前日、マスコミに喋ることは一切ありません。シーズン前から松坂投手への取材について「前日は勘弁してください」との申し入れがあり、マスコミも話を聞いてきませんでした。
ところが、登板前日である9月12日、松坂投手は囲み取材を受けました。
この時は、巨人・杉内投手の引退報道があった直後でした。杉内投手へのメッセージという条件付きで取材に応えたのです。
「珍しいですね。私も囲んだんですが、こんなこと、たぶん初めてだと思うんです。『ピッチングのことについては聞かないでください』と広報からお達しがありました」
メッセージの内容は、すでに報道されているように「杉内俊哉という投手がいたから自分も頑張ってこられた。美しいフォーム、野球に対する考え方も素晴らしい。最高のライバルであり本当に刺激しあえた戦友です」というものでした。
ところが、登板前日である9月12日、松坂投手は囲み取材を受けました。
この時は、巨人・杉内投手の引退報道があった直後でした。杉内投手へのメッセージという条件付きで取材に応えたのです。
「珍しいですね。私も囲んだんですが、こんなこと、たぶん初めてだと思うんです。『ピッチングのことについては聞かないでください』と広報からお達しがありました」
メッセージの内容は、すでに報道されているように「杉内俊哉という投手がいたから自分も頑張ってこられた。美しいフォーム、野球に対する考え方も素晴らしい。最高のライバルであり本当に刺激しあえた戦友です」というものでした。
ハートで投げた?
登板当日、若狭アナが実際に見たところ、身体のコンディションは良くなかったようですが、5回を投げきって1失点に抑え6勝目を挙げました。
「やっぱり甲子園が力をくれた。そしてヒーローインタビューでも話しておりましたが、杉内、後藤そして村田。彼らへの、まだまだ僕はやるよという決意表明の日にしたいという思い。彼の戦友たちへの思いがあのピッチングをさせたんじゃないでしょうか」
ピッチング中の松坂投手は途中、自分でお尻を叩いたりと、体調は決して万全ではないようにも見えたという若狭アナ。
「心技体と言いますけれども、あの試合に関しては、彼のそのハートがいい結果に導いたんじゃないかなと思いますね」
「やっぱり甲子園が力をくれた。そしてヒーローインタビューでも話しておりましたが、杉内、後藤そして村田。彼らへの、まだまだ僕はやるよという決意表明の日にしたいという思い。彼の戦友たちへの思いがあのピッチングをさせたんじゃないでしょうか」
ピッチング中の松坂投手は途中、自分でお尻を叩いたりと、体調は決して万全ではないようにも見えたという若狭アナ。
「心技体と言いますけれども、あの試合に関しては、彼のそのハートがいい結果に導いたんじゃないかなと思いますね」
アスリートが力を出す時
「アスリートは誰かのために戦うと思った時に、ものすごい力を発揮するんだと、一年ほど前に大塚晶文コーチが教えてくれたんですよ」
ここで言う「誰か」とは誰でもいいんだそうです。チームメイトでも親でも子供でも、付き合ってる彼女のためでもいいそうです。
誰かのために戦う、そのスイッチが入った時というのはものすごい力を発揮するそうです。ただ、そういう想いになれる瞬間、試合はそうそうないそうです。
「松坂投手のあの9月13日の試合に関して言うと、やっぱりユニフォームを脱いでいく仲間たちへの思いが強かったんじゃないかなと感じましたね」
ここで言う「誰か」とは誰でもいいんだそうです。チームメイトでも親でも子供でも、付き合ってる彼女のためでもいいそうです。
誰かのために戦う、そのスイッチが入った時というのはものすごい力を発揮するそうです。ただ、そういう想いになれる瞬間、試合はそうそうないそうです。
「松坂投手のあの9月13日の試合に関して言うと、やっぱりユニフォームを脱いでいく仲間たちへの思いが強かったんじゃないかなと感じましたね」
あの感動の真実
松坂投手が勝ち星を挙げた前日の12日、プロ初登板した山本拓実投手に関するおたよりも寄せられました。プロ初奪三振の好投を讃える声に混じって、こんなメッセージも。
「NHKのBSを見ていました。山本拓実投手の母親らしき人を映していて、目が真っ赤で涙を流していました。もしお母さんなら感無量だったでしょう」(Eさん)
「私、山本拓実投手のご両親に会っております。CBCテレビ『サンデードラゴンズ』にも来ていただきましたし、入団会見でもお母さん会っております」
この日、若狭は甲子園のインタビュールームでモニターを見ながらその番組を見ていたそうです。
山本拓実投手のタオルを持って、目を真っ赤にしてボロボロ泣いていた女性が何度も映し出されていました。
「ハッキリ言います。お母さんではありません!」と言い切る若狭敬一アナでした。では、誰?
(尾関)
「NHKのBSを見ていました。山本拓実投手の母親らしき人を映していて、目が真っ赤で涙を流していました。もしお母さんなら感無量だったでしょう」(Eさん)
「私、山本拓実投手のご両親に会っております。CBCテレビ『サンデードラゴンズ』にも来ていただきましたし、入団会見でもお母さん会っております」
この日、若狭は甲子園のインタビュールームでモニターを見ながらその番組を見ていたそうです。
山本拓実投手のタオルを持って、目を真っ赤にしてボロボロ泣いていた女性が何度も映し出されていました。
「ハッキリ言います。お母さんではありません!」と言い切る若狭敬一アナでした。では、誰?
(尾関)
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