若狭敬一のスポ音

今年も明るく大乱闘!小田幸平のサントリードリームマッチ裏話

8月4日『若狭敬一のスポ音』は東名阪自動車道 御在所サービスエリア上りから公開生放送でお送りしました。

ゲストは元中日ドラゴンズでキャッチャーを務めた"ODA"こと小田幸平さん。
番組には7月30日に開催され、小田さんも出場した『サントリードリームマッチ2018』へのおたよりがたくさん寄せられました。

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中村紀洋のモノマネ

サントリードリームマッチとはサントリーが主催するプロ野球OB選手が戦う夢の球宴で、夏に一度だけ開催されます。
あの「モルツ球団」でおなじみ、今年で23回目の開催でした。

「月曜日、東京ドームのドリームマッチに初めて行きました」(Aさん)
「ドリームマッチお疲れ様でした。笑わせてもらいました」(Bさん)
「ドリームマッチ、中村紀洋投手との対戦での誇張しすぎた中村紀洋のバッティングホームが似過ぎていて爆笑させていただきました」(Cさん)
「ドリームマッチでのピッカピカ乱闘劇場は、誰仕切りでリハーサルとかあるんですか?」(Dさん)

まず小田さんが披露した中村紀洋さんのモノマネについて。
ピッチャーとしてマウンドに立った中村紀洋さんに対し、中村さんのモノマネで打席に立った小田さん。このシチュエーションは昨年に続いて2度目です。

「去年、お笑いの神様が降りてきてモノマネしたらドッサーっと湧いてしまったんで、今年もしないといけない状態になったんです」

動画サイトの再生数が98万アクセスを超えていて驚いたという小田さん。今年も中村さんのところに挨拶にいくと…。

「『これ使え。俺は赤じゃなかったらアカンやろ』って、最初からリストバンドと手袋が用意されてて、それもらってやりました」

中村紀洋さんの現役時代は赤いリストバンドと手袋がトレードマークでした。空気を読んで、わざわざ向こうから用意してくれていたのでした。

きっかけはあの人

小田さんのモノマネは現役時代から知られていますが、それが始まったのは中日に入団してからだそうです。
そのきっかけとなったのは、現在CBC野球解説者の川上憲伸さん。

「モノマネは(川上)憲伸さんがめちゃくちゃうまいんですよ。で、憲伸さんに言われたことが『モノマネをできるやつはいい選手が多い』。あの人、自分のこと言ってたんですけどね。憲伸さんは今でもすごく仲良くさせて頂いてます」

中日に入って1年目の小田さんは、野球がうまくなれるならと必死にモノマネに励んだそうですが、きっかけを作った川上憲伸さん、誰のモノマネをしていたのでしょうか?

「すべてしてました。キャッチャーとかも。谷繁さんとか俺のキャッチングのモノマネはめっちゃうまいです。だから、今でも12球団の選手で誰のキャッチングが悪いとか言いますよ」

確かに憲伸さんは、解説でもキャッチングに言及しますが、それはモノマネを経て感覚を身につけたからなのでしょう。
ちなみに小田さんのキャッチングは憲伸さんから80点と言われて、一応、合格点だったそうです。

乱闘劇場の打ち合わせ

ドリームマッチでのお楽しみと言えば、「ピッカリ劇場」「ピッカリ乱闘」「ピッカリ対決」とも言われるピッカピカ乱闘劇場。
小田さんをはじめ、佐野慈紀さん、和田一浩さんなど、頭部の明るい方々が繰り広げる抱腹絶倒の乱闘劇です。

この乱闘、リハーサルはしているんでしょうか?

「1週間前に、渋谷のトップスっていうところで、審判も含めてハゲが4人でランチして決めました」

トップスはデートや女子会での利用が多いオシャレなレストランです。

集まった4人は、小田さん、佐野慈紀さん、アンパイアと塁審の審判二人だったそうです。
来られなかった和田一浩さんには、決まったことを後から連絡したということです。何を食べたかというと?

「カレーのランチセット。コースみたいなってて、最後、ケーキ出て、ハゲがもみんなで食う。しかも汗かきまくりながら。この人ら、お坊さん?それとも、ちょっとヤバい人?みたいな。それで、うまくいったわけです。最後にレジにハゲが4人並びましたけどね」

ピッカピカ乱闘劇場はもはやドリームマッチの恒例行事になっています。

「そうですね。モルツのドリームカップに出れるのは2,000本安打打ったり、200勝投手だったりっていう人しか選ばれないんです。そんな中、僕が選ばれてるってことはそういうことですよ」

エンターテイメント、笑わせ要員ということですね。

ルーキーで凄かった投手

小田さんの古巣である中日ドラゴンズの話題も寄せられました。

「佐藤優投手が後半戦に入って、このところ凄すぎる活躍です」(Eさん)

小田「元々いいピッチャーだったんですけど、なんか単調になりすぎて去年は打たれてた感じでした。今年は本当に本来の形が出てきたかなっていうピッチングしてますよね。もっと勝てると思います」

若狭「中日に9年間いて、毎年、若いピッチャーが入ってくるじゃないですか。ルーキーで入ってきた時に、こいつ、凄いボール投げるなって感じた人います?」

小田「(鈴木)翔太はすごいと思ったけどね」

若狭「鈴木翔太の何が良かったですか?」

小田「男前の顔でしょ」

まず、きっちりとボケを入れてくる小田さん。

小田「でも、ホント、高橋周平と一緒で、高校生離れした、やっぱりドラフト1位だなって思うピッチングでした。今、ちょっと色々試行錯誤してフォームも悩んでるみたいですけど、本当に凄いピッチャーだと思います」

憲伸さんはヤバかった

ルーキーに限らず、中日に来てから、凄いと思った投手は川上憲伸さんだそうです。

「憲伸さんはヤバいなって。あの人ね、投げる前に肘や肩痛いって、よく言うんですよ。肘が痛いけど投げてるんだぞ、みたいな感じのことをまず言う。

普通は上から投げるんですけど。マウンドに上がって、ちょっと横から投げたりすることもあって、それでも完封しちゃうから。だから、あの人は、本当にセンスの塊ですよ」

興奮気味の小田さん、「ゴルフもずっと70台ですし」と余分なことも付け加えてくれました。

テレビゲームが現実に

小田さんは中日への移籍前は読売ジャイアンツにいました。その時、凄いと思ったピッチャーは?

「僕が入った時は斉藤、槙原、桑田ですね。この3人はもう鉄板ですね」

斉藤雅樹さん、槙原寛己さん、桑田真澄さんの3人は1990年代は大活躍でした。

「斉藤さんのスライダーなんて、こっちからこっちまで曲がる、これぐらい槙原さんのフォークは80センチぐらい落ちてましたね」

手を広げて解説する小田さんです。

「僕、入団して一番最初、ブルペンに行ったのは桑田さんで、まず座る前に立ち投げするんですけど、その時にカーブが膝にあたりました。これで野球やったらアカンなと思いました。
テレビゲームで(プレイヤーとして)使ってた3人がいたんで、びっくりしました」

中日のクローザーは誰?

中日のクローザーが心配というおたよりも寄せられました。
3日も鈴木博志投手が打たれてしまって心配な部分があります。さて、今後のクローザーは?

「クローザーを言う前に、皆さんはどう思われてるかわかんないですが、これでいかに岩瀬仁紀さんが凄いかが、皆さんよくお分かりでしょう」

小田さんの言葉に会場から拍手が起きました。

「ちょっと言葉は悪いですけど、1回2回を、例えば10試合連続で抑えたとしても、やっぱり評価は固まってこない。何年間もクローザーをするということは本当に大変なことです。あの人は本当にその中で1点2点の中で、胃に穴が開く思いで、ずっとしてたわけですよ」

若狭「いろいろお話を聞いたんですけども。ちょっと頭の毛が抜けたりだとか…」
小田「俺?」
若狭「あなたはもうない」
小田「俺は抜けたんじゃなくて細胞がなくなっただけ」

「僕は岩瀬さんがクローザーするべきだと思います。今は名前でも抑えれると思うし。今は調子がいいんで、今の感じでも抑えれると思う。僕はやった方がいいと思います」

最後は力強く言う小田幸平さんでした。

クローザー問題も含め、ドラゴンズはどうなるんでしょうか。
公開生放送でも小田さんと若狭アナの掛け合いもぴったりでした。
(尾関)
若狭敬一のスポ音
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2018年08月04日13時28分~抜粋

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