若狭敬一のスポ音

元中日捕手の小田幸平、レスポンスが良すぎて物真似も。

読売ジャイアンツ、中日ドラゴンズでキャッチャーを務め、ODA(オーディーエー)の愛称で知られる小田幸平さんが、7月7日『若狭敬一のスポ音』に出演しました。

毎日LINEを交換するほど仲が良いという若狭敬一アナウンサーとともに、リスナーからの質問にモノマネを挟みながら答える小田さんでした。

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プロ野球選手の洗濯事情

この日は大雨で、リスナーを気遣う優しい小田さん。

「大雨で主婦の私は洗濯物が乾かなくて大変困っています。そんな時、ふと疑問に思ったのですが、プロ野球選手の皆さんは、ユニフォームの洗濯はどうしているのでしょうか?いつもきれいなユニフォームです。一人何枚くらい持っているのでしょうか?」(Aさん)

「ホームゲームでは、みんなが汗をかいたら入れる箱がありまして、そこにバンバン入れていって、練習終わったら、もう試合前に(クリーニングが)できてます。試合で使ったやつは、次の日のロッカーの椅子の上に置いてあります」

ビジターの場合はホテルで全部回収してくれて、次の朝には、クリーニングされたものがビニール袋に詰められて置いてあるそうです。二軍になると事情が違うようです。読売ジャイアンツでプロ野球生活を始めた時のことを振り返る小田さん。

「今は巨人がどうか知らないですけど、当時は、ユニフォームだけは出せるんですけど、靴下とかは自分で洗濯しましたね。中日は二軍でも全部して下さいますけどね」

ここでAさんの質問に答える小田さん。ユニフォームは一人何枚持ってるんでしょう?

「ビジターとホームがあるんで、2着2着は絶対持ってると思います。夏はピッチャーとか着替えないといけないんで、多い人は3着とか4着とか持ってると思います」

商売道具は自分で運ぶ

続いてのおたよりです。

「立浪和義さんは、グローブだけは自分のカバンに入れて運ぶと聞いたことがあるのですが、小田さんは保管の仕方や移動の時などはどうしてましたか?」(Bさん)

「グローブは商売道具だったんで、立浪さんと一緒で自分で持って移動してました。今だから言えるんですけど、バットなんかどうでもよかったですね」と笑わせる小田さん。
それぐらいディフェンスのことに力を入れていたそうです。
 

キャッチャーミットの保管法

グローブは、メーカーから1年間に13~14個貰っていて、その中でブルペン用とかノック用とかを自分の型にして使っていたそうです。
ビジター用とホーム用も色で分けていて、ビジター用は黒で、ホーム用は白でした。

キャッチャーミットは、屋外の球場で使う時は、そのまま置いておくと汗のせいで固まってしまうそうです。
そこで試合後は磨いてから、ボールを中に2個入れて、ソックスを止めるためのゴムバンドのようなもので巻いて留めておいたそうです。

「それがない時は、紐とかで縛ったりしてました。一番いいのは女の人のパンストらしいですけどね」

若狭「黒がいい?それとも肌色?」
小田「色関係ないでしょ」
若狭「網だったら大変だったんじゃないですか」
小田「網やったら破れるわ。なんちゅう話しとんねん」

ドラゴンズの今後

「オールスター明けに、ドラゴンズがAクラスに入るには何が必要でしょうか?」(Cさん)

誰がキーマンになりますか?Aクラス浮上、3位に入るためにはどういったところがポイントになるでしょうか?などドラゴンズの今後の質問が多く寄せられました。

「一つは田島慎二投手がしっかりすること」

勝ちを期待されている選手が勝てないのは厳しいと小田さん。もう一人のキーマンはムードメーカーとしても期待する大野雄大投手だそうです。

「この前も偶然に、新幹線の中で会ったんです。多分、博多で投げて帰ってきた時だと思うんですけど。ちょっと苦しんでるみたいですが、前向きで頑張って欲しいなと思います。たぶん大野選手しか一軍で盛り上げる人いないと思うんですよ」

その他には、山井選手、岩瀬選手のおじさんパワーに期待するということでした。
おじさんといえば復活した松坂大輔投手については。

「なんやかんや言われながら大したもんだと思いますね。本当に素晴らしいピッチングをしていますよね。
みんなが認めるように、人気だけじゃなしに実力もあって今も勝ってる。怪我がちょっと心配で、思い切って投げれるのかわからないですけど、球宴でも最高のパフォーマンスを見せてくれると思います」

外国人ピッチャーを受ける時

「外国人ピッチャーを受ける時に気をつけていたこと、心がけていたことはなんでしょう?」(Dさん)

「17年間やってたら、いろんな外国人選手がいました。韓国の方、アメリカの方、ドミニカの方。僕はまあ、英語、韓国語、スパニッシュ全部いけるんで、そこは良かったんですけどね」

どこまで本当かわからない小田さん。

韓国語で知ってる言葉を尋ねる若狭に、「ヨゴセヨ」と答える小田さん。意味は"もしもし"だそうです。

「ヘンな球投げてきたらヨゴセヨっていうんですよ。そうすると笑うじゃないですか」

若狭「スパニッシュは?」
小田「タビエン。大丈夫っていう意味」
若狭「何でもレスポンスよく反応できるんだ」
小田「それがキャッチャーですよ」
若狭「例えば、松山千春だったら?」

小田「"大丈夫"」

松山千春の真似で答える小田さん。
桑田佳祐、長渕剛、美空ひばりと次々に振っていく若狭に、きっちり答える小田さんです。

若狭「何でもやってくれるね。浜崎あゆみだったら?」
小田「"どうもありがとう~。アリーナのみんな~"」
若狭「ふたりでご飯食べてる時、いつも、こんなことばかりやってるんです」
小田「いい加減にしないと苦情来るよ」

野村監督に褒められた

「先日の甲子園球場で、阪神の梅野選手がホームでのクロスプレーでタッチが甘く、ビシエド選手の生還を許してしまいました。
小田幸平さんといえばホームでのブロックなどで有名でした。現在はコリジョンルールの関係で、ホームを空けないといけないルールです。今のルールの中でプレイするとしたら、どんなことを気をつけます?」(Eさん)

「本当に早く辞めて良かったなって思うのが、これなんですよね。17年間のうち、ホームでのクロスプレーの活躍が2割3割あるんですよ。ディフェンスで飯食ってたと言っても過言ではないです。あまり褒めない野村監督からブロックを褒められたんですよ」

若狭「どんな感じで野村監督に褒められたんですか?」
小田「"いいなーお前は"、みたいな、そんな感じで」

若狭「野村克也監督のクオリティーはイマイチです」
小田「だったらやらすな」

ディフェンスに賭ける

「ブロックがあっての僕だったんで、どないかしアウトしてやろうと思ってましたね」

サードランナーの場合はタッチアップもあり、特に外国人選手は誰かをチェックしておくんだそうです。外国人選手は当たりが激しいためです。

しかし、バッターが打った瞬間、チェックした選手のことは忘れてしまうとか。

「それで僕、あばら骨折ったり、足の靭帯やったりしたんです。一番酷いのは英智選手がGo・Go賞というのを獲った時のこと」

JA全農Go・Go賞の一つ、好捕賞を獲ったことがありました。

「フェンス際で捕って、バックホームにノーバウンドで放ってきたんですよ」と言う小田さんに、「あった!ライト、ファールフライね。フェンス際で捕って三塁ランナータッチアップ。ランナーはデカいベニー」と若狭。

小田「僕の足がベニーになっちゃって」
若狭「どゆこと?」

小田「それで僕は靭帯いわしたんですよ。で、あいつはGo・Go賞。でも、あいつは優しい奴だから、賞金で僕に靴買ってくれたんです。足いわしてるのに」
若狭「治療代をくれって感じですよね」

毎日、LINEをやってるだけあって、息もピッタリなふたりでした。
(尾関)
若狭敬一のスポ音
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2018年07月07日13時00分~抜粋

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