野球解説者の山田久志さんが、今年の2月に東南アジアのブルネイ(ブルネイ・ダルサラーム国)で名球会の一員として野球教室に参加しました。
6月30日『若狭敬一のスポ音』「山田久志の栄光に近道なし」では、若狭敬一アナウンサーが山田さんにこの時の体験を伺いました。このブルネイで山田さんはひとつだけ、ミスをしてしまったそうですが、それはどんなことだったのでしょう?
ブルネイはこんな国
今年の2月に、名球会を主体にしたASEAN、東南アジアとの野球を通じた国際交流の企画がありました。山田さんは、その中の名球会の一員として参加したそうです。今回はその中でブルネイに行った話です。ブルネイには三泊の滞在でした。
ブルネイというと東南アジアの小国。
正式にはブルネイ・ダルエスサラーム国という王国です。マレー半島の東側、フィリピンの南にあるボルネオ島の一画。人口はおよそ40万人強。石油や天然ガスが取れて非常に裕福な国で、野球よりソフトボールが盛んだそうです。
ブルネイというと東南アジアの小国。
正式にはブルネイ・ダルエスサラーム国という王国です。マレー半島の東側、フィリピンの南にあるボルネオ島の一画。人口はおよそ40万人強。石油や天然ガスが取れて非常に裕福な国で、野球よりソフトボールが盛んだそうです。
ブルネイは親日国
「野球教室に参加したソフトチームが16チームあったんですよ。それで、ソフトボールのナショナルチームの名前が『力(ちから)』っていうの。日本語の力。袖に、日本語で漢字で『力』って入ってるの」
なぜ日本語なのか疑問に思った山田さん、ソフトボール連盟の会長や副会長に聞いたところ、ブルネイは王国なので日本の皇室の方々と交流があることがわかりました。
大使館には皇室の方と撮った写真もあったそうで、ブルネイ自体も親日国なんだそうです。
なぜ日本語なのか疑問に思った山田さん、ソフトボール連盟の会長や副会長に聞いたところ、ブルネイは王国なので日本の皇室の方々と交流があることがわかりました。
大使館には皇室の方と撮った写真もあったそうで、ブルネイ自体も親日国なんだそうです。
ブルネイは何語?
野球教室に参加した16チームのうち、女の子のチームが3~4チームあったそうです。中には社会人だけでなくこどもの姿も。
「こどももいるし、まったくやってない子もいる。その子らも集めてやって。これが楽しいの」と山田さん。
言葉は通じたのでしょうか?
「国の方針で今の学校は、ほとんど英語です。もちろん家に帰ったらブルネイの言葉でいいんだけど。ところがイスラムなのよ」
ここで山田さんの声がトーンダウンしました。
「こどももいるし、まったくやってない子もいる。その子らも集めてやって。これが楽しいの」と山田さん。
言葉は通じたのでしょうか?
「国の方針で今の学校は、ほとんど英語です。もちろん家に帰ったらブルネイの言葉でいいんだけど。ところがイスラムなのよ」
ここで山田さんの声がトーンダウンしました。
ブルネイ訪問、最大の失敗
山田「お酒飲めないのよ。ないのよ、お酒が。一滴も」
若狭「ブルネイにお酒はない?」
山田「一滴も置いてない」
イスラム教が国教なので、当然イスラム教で禁止されているアルコールはありません。
「私らを連れてってくれたコーディネーターが、私らに言うのを忘れててね。アルコールが入ってる瓶と2本、例えばワイン2本と、缶ビールは12缶までは持ち込みオッケーなの」
この時は、シンガポールにトランジットしてブルネイに入ったそうです。シンガポールの免税で買って、持ち込めば良かったのですが。
「ブルネイに入る時にね、お酒を持ってる人がいっぱいいるのよ。缶ビールとかワイン、ウイスキー持ってる人がいて、なんだろなぁ、宗教が違うのかなと思ってたら違うんだよ。持ち込み。こっちは端っから飲めないもんだと思ってるからね」
残念そうに語る山田さん。
ちなみにブルネイではタイ米が主食。食事については「これはダメだなってのはなかったね」とのことです。
若狭「ブルネイにお酒はない?」
山田「一滴も置いてない」
イスラム教が国教なので、当然イスラム教で禁止されているアルコールはありません。
「私らを連れてってくれたコーディネーターが、私らに言うのを忘れててね。アルコールが入ってる瓶と2本、例えばワイン2本と、缶ビールは12缶までは持ち込みオッケーなの」
この時は、シンガポールにトランジットしてブルネイに入ったそうです。シンガポールの免税で買って、持ち込めば良かったのですが。
「ブルネイに入る時にね、お酒を持ってる人がいっぱいいるのよ。缶ビールとかワイン、ウイスキー持ってる人がいて、なんだろなぁ、宗教が違うのかなと思ってたら違うんだよ。持ち込み。こっちは端っから飲めないもんだと思ってるからね」
残念そうに語る山田さん。
ちなみにブルネイではタイ米が主食。食事については「これはダメだなってのはなかったね」とのことです。
レベルは高い
肝心のソフトボールのレベルはどうなのでしょう?
「ナショナルチームで日本の高校生ぐらい(のレベル)で結構しっかりやる。ピッチャーは二人ぐらいすごいのいたよ」
「日本国内に限らず、世界的にもどんどん増やしていって、この野球文化をどんどん根付かせていきたいですよね」と若狭です。
「ナショナルチームで日本の高校生ぐらい(のレベル)で結構しっかりやる。ピッチャーは二人ぐらいすごいのいたよ」
「日本国内に限らず、世界的にもどんどん増やしていって、この野球文化をどんどん根付かせていきたいですよね」と若狭です。
アジアに広がることを期待
ベトナム2回にカンボジア、ブルネイ、バリ島、マレーシアで野球の楽しさを教えてきた山田さん。とは言え、野球文化のない国も多かったようです。
「我々がやってるでしょ。こどもがすごく興味もつのよ。じーっと遠くから見てんのよ」
こどもたちからは何の球技かわからないようです。人懐っこい彼らは、興味を示してすぐ寄ってくるんだそうです。
「それで教えたら、皆んな仲間になってやりだす。非常に良い感じ。ああやって広まっていったらいいね。若い野球関係者の人に、そういうのもあるんだっていうことを知って欲しいね」と山田久志さんでした。
若い野球関係者の中では、阪神タイガースの鳥谷敬選手が毎年、アジアに野球教室で訪問しているそうです。
また、鳥谷選手は2014年、フィリピンを訪問した際、こどもたちが靴を履いていないことに衝撃を受け、以降、アジアの子供たちに靴を送るレッドバードプロジェクトも行っています。
野球文化が日本からアジアへ広がり、そこから凄い選手が現れ、一緒に切磋琢磨して野球が盛り上がって行けばいい、と考える若狭敬一でした。
(尾関)
「我々がやってるでしょ。こどもがすごく興味もつのよ。じーっと遠くから見てんのよ」
こどもたちからは何の球技かわからないようです。人懐っこい彼らは、興味を示してすぐ寄ってくるんだそうです。
「それで教えたら、皆んな仲間になってやりだす。非常に良い感じ。ああやって広まっていったらいいね。若い野球関係者の人に、そういうのもあるんだっていうことを知って欲しいね」と山田久志さんでした。
若い野球関係者の中では、阪神タイガースの鳥谷敬選手が毎年、アジアに野球教室で訪問しているそうです。
また、鳥谷選手は2014年、フィリピンを訪問した際、こどもたちが靴を履いていないことに衝撃を受け、以降、アジアの子供たちに靴を送るレッドバードプロジェクトも行っています。
野球文化が日本からアジアへ広がり、そこから凄い選手が現れ、一緒に切磋琢磨して野球が盛り上がって行けばいい、と考える若狭敬一でした。
(尾関)
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