「史上最高のサブマリン投手」こと野球解説者の山田久志さんが、5月5日放送の『若狭敬一のスポ音』に出演しました。
今回は野球ではなくゴルフについての話題です。
今年7月に70歳になり山田さん、無類のゴルフ好きだそうです。
山田久志が語るプロ野球選手とゴルフ
いきなりゴルフ禁止令
山田さんがゴルフを始めたのは、阪急ブレーブス(現・オリックス・バッファローズ)でエースを務めていた頃のこと。
「オフにチーム納会ってあるじゃないですか。選手会が主催する納会。あれがデビュー」
そのデビューはプロ入りからしばらく経ってから。意外と遅咲きです。
「私は3年間できなかった。西本監督から私と福本、加藤、この3人はゴルフ禁止令が出た」と言う山田さん。
山田さんは、当時、寮生活でドラフト同期の加藤さん(2位指名)、福本さん(7位指名)と門限破りなど、よく悪さをしていたと以前語っていました。
「それが不思議なんだよ。あの3人は禁止。野球やっとけアホ。ゴルフなんか10年早いわ。って言われて3年やってないですよ」
新人に野球に専念させるための配慮か、悪行の多い3人は何をしでかすかわからないという配慮か、いずれにせよ球団の方針は正しかったようです。
山田さんは2年目10勝、3年目22勝と大活躍します。
「オフにチーム納会ってあるじゃないですか。選手会が主催する納会。あれがデビュー」
そのデビューはプロ入りからしばらく経ってから。意外と遅咲きです。
「私は3年間できなかった。西本監督から私と福本、加藤、この3人はゴルフ禁止令が出た」と言う山田さん。
山田さんは、当時、寮生活でドラフト同期の加藤さん(2位指名)、福本さん(7位指名)と門限破りなど、よく悪さをしていたと以前語っていました。
「それが不思議なんだよ。あの3人は禁止。野球やっとけアホ。ゴルフなんか10年早いわ。って言われて3年やってないですよ」
新人に野球に専念させるための配慮か、悪行の多い3人は何をしでかすかわからないという配慮か、いずれにせよ球団の方針は正しかったようです。
山田さんは2年目10勝、3年目22勝と大活躍します。
当時の選手納会は大宴会
阪急の本拠地は兵庫県でしたが、ゴルフも含めた選手会納会はどこに行ってたんでしょうか?
「阪急は毎年変わるんですよ。有馬温泉に行ったり、あとこの地方、四日市にも来ました」
ゴルフ場が近くにある温泉地を選んでいたそうです。
宿泊はホテルではなく、日本旅館。絵にかいたような何十畳敷きの宴会場で、宴会をするんだそうです。
「今年はありがとうございましたって一番下の者から先輩に注ぎに行くの。そうやって注いでいって、自分の席に戻る頃にはペロンペロン。先輩は一杯でいいけど、お返しが必ず一杯来るから」
「阪急は毎年変わるんですよ。有馬温泉に行ったり、あとこの地方、四日市にも来ました」
ゴルフ場が近くにある温泉地を選んでいたそうです。
宿泊はホテルではなく、日本旅館。絵にかいたような何十畳敷きの宴会場で、宴会をするんだそうです。
「今年はありがとうございましたって一番下の者から先輩に注ぎに行くの。そうやって注いでいって、自分の席に戻る頃にはペロンペロン。先輩は一杯でいいけど、お返しが必ず一杯来るから」
まだゴルフは少数派の時代
翌日はゴルフ。禁止令を出されていた山田さんのようにゴルフをやらない人には観光も用意されていたそうですが。
「我々は朝ご飯食べたらやることないからね。観光なんて何が面白いんだ、って。それで帰るの」
いたずら盛りの当時の山田さん、加藤さん、福本さんには観光は物足りないようでした。
とは言え、昭和40年半ばまでは、ゴルフを嗜むプロ野球選手は多くなかったそうです。
「いるけども、かなり上の人。みんながみんな、ゴルフやってる時代じゃない。半分もやってたかなあ?そんなもんです。私らは禁止令が出たんですけども、OKだったらやってますよ。何でも興味ある方だから」
ゴルフを始めたきっかけ
3年間、西本監督から禁止されていたゴルフがいよいよ解禁となりました。まずは用具はどうしたんでしょう?
「当時、ちょうどミズノの専属になったの。ミズノのスタッフになったわけ」
今で言うアドバイザリースタッフです。
「ゴルフは全然わからないでしょ。それでミズノが全部揃えてくれて、で、ミズノのゴルフ専門の人に、初めて打ち方とか教わったの。練習場に連れて行ってもらって、グリップだとか構えだとかを教えてもらった」
「当時、ちょうどミズノの専属になったの。ミズノのスタッフになったわけ」
今で言うアドバイザリースタッフです。
「ゴルフは全然わからないでしょ。それでミズノが全部揃えてくれて、で、ミズノのゴルフ専門の人に、初めて打ち方とか教わったの。練習場に連れて行ってもらって、グリップだとか構えだとかを教えてもらった」
ゴルフの奥深さに気付く
そして初めてボールを打ってみると…
「意外と打てた。こんな止まってるボールが打てないはずはないわな、と思いながら打った。何だ、こんなもんかと思ってね。当たって飛んでいくんですよ。これは良いなと思ってね」
ところが狙って打つという段階になると…
「今度はあそこへ打つんだって、言われるでしょ?100ヤードだとか150ヤードだとか。そうなると全くダメ。もう、どこへ行くかわからない。ゴルフはやればやるほど難しいって、そこじゃないのかな」
「意外と打てた。こんな止まってるボールが打てないはずはないわな、と思いながら打った。何だ、こんなもんかと思ってね。当たって飛んでいくんですよ。これは良いなと思ってね」
ところが狙って打つという段階になると…
「今度はあそこへ打つんだって、言われるでしょ?100ヤードだとか150ヤードだとか。そうなると全くダメ。もう、どこへ行くかわからない。ゴルフはやればやるほど難しいって、そこじゃないのかな」
教え魔にパニック
「それで、ゴルフって、よく教え魔がいるのよ。全然、他人なのにさ」
ゴルフ練習場で打ってると「山田さん違う違う。構えはこうだよ。グリップはこうだよ」と教えてくる人がいたそうです。
「お前と俺とどういう関係があるんだ?って思いながら。でも、聞かなくちゃいけないじゃない。そういう親切心がある人にはね」
アドバイスをしっかり聞く、人の好い山田さんの人の好さが出ています。
山田「それに、まだ上手じゃないしね。やっぱり聞くんですよ。若狭さんも経験あるだろうけど、ゴルフって言う人によって全部違うじゃない」
若狭「違いますねえ、ゴルフだけは。意識する場所も構え、スイング」
山田「だからいちいち聞いてたら、もう、こんがらがってきてパニックになる」
そんなふうに始まった山田さんのゴルフ歴は、すでに50年近くです。
「23歳の秋からやったわけ。それからずーっとオフはゴルフ。ゴルフがもう生活の一部。大好き。いま残念なのは、膝痛かったり腰痛かったりするからね、なかなかね、うまくいかない」と言う山田久志さんでした。
ゴルフ大好き山田さんと若狭、ゴルフ談義に花を咲かせました。
(尾関)
ゴルフ練習場で打ってると「山田さん違う違う。構えはこうだよ。グリップはこうだよ」と教えてくる人がいたそうです。
「お前と俺とどういう関係があるんだ?って思いながら。でも、聞かなくちゃいけないじゃない。そういう親切心がある人にはね」
アドバイスをしっかり聞く、人の好い山田さんの人の好さが出ています。
山田「それに、まだ上手じゃないしね。やっぱり聞くんですよ。若狭さんも経験あるだろうけど、ゴルフって言う人によって全部違うじゃない」
若狭「違いますねえ、ゴルフだけは。意識する場所も構え、スイング」
山田「だからいちいち聞いてたら、もう、こんがらがってきてパニックになる」
そんなふうに始まった山田さんのゴルフ歴は、すでに50年近くです。
「23歳の秋からやったわけ。それからずーっとオフはゴルフ。ゴルフがもう生活の一部。大好き。いま残念なのは、膝痛かったり腰痛かったりするからね、なかなかね、うまくいかない」と言う山田久志さんでした。
ゴルフ大好き山田さんと若狭、ゴルフ談義に花を咲かせました。
(尾関)
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