若狭敬一のスポ音

山田久志がセ・リーグ、ペナントレースの行方を大予想

プロ野球開幕間近。3月17日『若狭敬一のスポ音』では野球解説者の山田久志さんがセ・リーグの各チームの戦力分析をしました。

広島カープの三連覇はなるか?ドラゴンズの鍵となる選手は?若狭敬一も興味津々でした。

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今年のセ・リーグは最初で決まる?


2018年のセ・リーグ、ペナントレースの予想。
「今年は飛び抜けたチームがなくて混戦になるだろうね」と山田さん。
セ・リーグ連覇をしている広島カープについては「3連覇はかなり難しいです」という言葉。

山田さんは現役時代、阪急ブレーブスで1975~1977年まで3連覇の経験があります。しかも日本シリーズです。リーグでは1975~1978年の4連覇しています。
連覇するとチーム内に自信過剰な雰囲気ができるという山田さん。

「なかなか勝てなくても、俺たちは強い、俺たちはやれる、いつか勝てる、と思ってて、ずるずるいくケースがある。3連覇目はよほど首脳陣が引き締めないと、選手はちょっとタガが緩むよ」

優勝チームと連覇したチームは、出足が肝心と言う山田さん。

「バーンと走って、今年もカープ強いわ、って思わせたら3連覇、4連覇できるけど、最初ちょっとカープがもたついたら、今年のペナントレースは面白い」

誰もが納得、阪神のロサリオ


ここからは各球団の分析です。まずは評判のいい阪神タイガースについて。

タイガースは新外国人、ロサリオという選手を獲りました。

「誰が見ても良いって言うよね。私はいろんな解説者に聞いて、いろんな人から情報を貰うんだけども、誰一人として心配だって人はいなかった。みんな、あれは使えるって言ってました。
しかしだ。ピッチャーも本気になって投げてないよ。自分のチームの選手に厳しいところなんかいけないからね」

オープン戦、中盤以降10日目から20日目ぐらいの間に、どんな成績を残すかを見てみないと分からないという山田さん。

「去年のゲレーロ見てみなさいよ。あんなに打ってて、始まったらバタっと止まった。また打ち出したけど、ああいうことだって、あるからね」

頑固なラミレス監督


横浜DeNAベイスターズも評判が良さそうです。

「若いピッチャーが活きが良いからね。ただ浜口が肩の調子が悪いとか言い出してるよね。2年目のピッチャーはしんどいよね。肩を痛めたとか、肩に変調をきたすってのは調整失敗だろうね。それでなくてもピッチャーの層がそんなに厚い方じゃないのに」

打つ方はいいと山田さん。筒香、ロペス、去年の首位打者宮崎がいます。

「さらに足が使えるから攻撃力はあるね」

ラミレス監督については「我々が思ってたラミレスの野球ってよりも、もっと細いですね」という感想でした。
最初は、良い意味での放任主義で選手に自由にやらせるタイプだと思っていたそうです。

「きっちりしたところはきっちりする。そして、やたら頑固だよね」

例えば、先発は5回まで投げさせると決めていたら5失点、6失点しても、とにかく投げさせて、その試合はすてても、リリーフ陣に歪が出るのを回避する監督です。

「あれは我々も意外だった。選手を変えないね。スタメンは、この選手で戦うんだったら、ほとんど変えてないでしょ。頑固だし、自分が監督やったら、こうやろうという、ひとつのものを持って監督を引き受けたんだろうね」

巨人とヤクルトはまあまあ?


読売ジャイアンツは厳しいようです。
「打つ方は、阿部とかあの辺がだいぶ落ちてきて、ちょっと戦力は"?"だね」とあまり良い話題もないようです。

ヤクルトスワローズについてはズバリ「破壊力ナンバーワン」と山田さん。
青木、山田、バレンティンに「畠山が復活しとる、川端が出てくる。これは打つ方は強い」。

バッティングの破壊力はありますがピッチャーが心許ないそうです。

「同じメンバーしかいない。未だに一番手が石川でしょう。由規が期待を持たれてるけど、あとは名前が出てこない。原だとか若手は、どうなるかわからないし」

今年の巨人とヤクルトはさほどでもない?という印象のようです。

ドラゴンズは?


さて、ドラゴンズはどうでしょう?

「補強した選手がそれなりにやってくれれば、かなり上位に食らいついていけるね」

外国人のジー 、ガルシアという両ピッチャー。アルモンテ、モヤ両野手に期待がかかります。

「今年は、京田、大島、どっちが一番二番なるかわからないけども、この売り出しがどのくらいになるかね?セ・リーグでのダントツの一番二番になって欲しいんだけどね。大島がまた三番へ戻っていくようじゃ困るよ。
京田が一番で大島二番でも、どっちでもいいから、この一番二番は、私がピッチャーならイヤだな。こいつら二人は厄介だなと思うね」

最後に今年のセ・リーグを展望する山田さん。

「最後はね、やっぱり投手力。破壊力があるチームが多い印象ですが、攻撃力はどこのチームも変わらないんじゃないかと思うね。最後はピッチャー。ピッチャーが一年間頑張ったチームが上位にいると思います」

セ・リーグの行方を占いには広島の出だしに注目。中日は外国人と一番二番の活躍が鍵の様です。
(尾関)
若狭敬一のスポ音
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2018年03月17日13時14分~抜粋

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