若狭敬一のスポ音

ドラゴンズ時代の木俣達彦さん、電車通勤でファンからパンをもらう。

元中日ドラゴンズ捕手の木俣達彦さん(73)が、11月11日のCBCラジオ『若狭敬一のスポ音』に出演しました。

野球解説者として、戦況分析以上にお人柄が人気の木俣さんに、若狭敬一アナウンサーがドラゴンズの話題から、些細なプライベートの話題まで尋ねたんですが、その不思議な空気感が放送後に話題となりました。

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"会いに行けるアイドル"を超える


この日はスペシャルゲストとして、今シーズンのドラゴンズなど、様々な話題を語った木俣さん。
15時台になると、こんなおたよりが寄せられました。

「木俣さんが現役の頃はFAという制度がありませんでしたが、もしその頃制度があったら使っていたと思いますか?もしFAが使えていたら、どこの球団に興味がありましたか?」(Aさん)

「もう中日以外考えたことない!」

こう言い放つ木俣さん。入団した時から一生をドラゴンズに捧げようと思っていた、その理由をこう語ります。

「自分の出身が愛知県の岡崎市ですよね?岡崎から出る気がまったくないです」

名古屋の球団に入ったので、自分の家を建てる時、名古屋市と迷って岡崎市に決めたという木俣さん。郷土愛の塊です。
ちなみに球場へは岡崎の自宅から名鉄電車で通っていたそうです。

「プロ野球選手・木俣達彦が、名鉄電車に乗ってたんですか?」

驚く若狭アナ。当然ながら、道中はファンから声も掛けられていたようです。
「会いに行けるアイドル」どころか「電車でいっしょに帰れるプロ野球選手」だったのです。

勝っても負けても電車通勤


試合に負けた時は、混雑の中、ファンから怒られながら帰ることもあったようです。

「アタマに来るけどね、まあしょうがないよね、これねぇ(笑)」

いやいや(笑)ってる場合ではないですよ。チャンスで打てなかった時はどうするんですか。

「すいません、ごめんなさい、次は打ちますから応援してくださいって、小さな声で言うんですよ」

身悶えする若狭アナ。木俣さん、いい人過ぎます。
ちなみに試合に勝った場合も、混雑の中、握手攻めにあったりと大変だったそうです。

「たまにはね、パンとかなんかね、くれる時もありますよ」

再び爆笑する若狭アナ。もらったパンをどうしていたのか、と尋ねます。

木俣さん「いや、食べれないねぇ、それは」
若狭「あ、そうですか!」

さすがにプロ野球選手ですから、ご近所に配ったり、こどもにあげたりするのかな、と思うところです。

木俣さん「家へ帰ってから食べるけど」

若狭アナ、思わず「食べるんかーい!」と口に出そうな勢いでずっこけます。

女性ファンの多かった木俣さん


「そういう人は男性ファンですか?」と若狭アナが尋ねると「いや女性ですよ。モテましたのでねぇ。女性のが多かったですよ」

口説かれるようなことはなかったのでしょうか?

「それはなかったねぇ。オバちゃんが多かったからねぇ」

パンなども、こうした人生の先輩からいただいていたようです。木俣さん、素敵です。

コーヒーこぼしてませんか?


また、おたよりが寄せられます。

「今日は木俣さん、コーヒーこぼしていませんか?」(Bさん)

この質問で察することができるように、お人柄が人気の木俣さん。

木俣さん「コーヒー飲みたいけど、出ないからこぼせないじゃないですか」
若狭「手元にあるのは…これ、コーヒーじゃない?」
木俣さん「これ出がらしのお茶だよ。お茶の味がしないよ(笑)」

スタッフが差し入れた飲み物を「なんか不味そうなお茶だよ、見てごらん」と若狭アナに見せます。
なんとも答えようのない若狭アナに対し、木俣さんは「西尾茶のいいやつ使ってくれ」と語ります。

岡崎市出身の木俣さん、同じ三河地区の西尾茶へとても深い愛情を注いでいる模様。

「お茶はやっぱり、うーん…静岡か、京都(宇治)。その次が西尾茶」

西尾茶を3番手に挙げます。

「でも抹茶は西尾茶が一番美味しい」

とても愛情が深いのです。

来季の木俣さんはどうなる?


お茶以上にお酒も大好きな木俣達彦さん、放送前日もビールとウィスキーと紹興酒を楽しんだようです。

「それで思い出しましたけど」

ふと何かを思い出す若狭アナ、木俣さんに質問します。

「滋賀ユナイテッドのヘッドコーチ、結局来年もするんですよね?」

木俣さんは今季、滋賀ユナイテッドベースボールクラブでヘッドコーチを担当していました。

「鈴木社長からやってくれと言われとるけども、"も"ですよ?最下位だったもんで、監督・コーチを替えたんですわ。で、ある人にお願いしたら断られたんですよ」

まだ後任の監督は決まっていない状況だそうです。

「(次の)監督が僕を使いたいと言えば行くし、全然僕のことを知らなかったら『そんな爺さんが来ても困る』と言うかもしれない」

つまり木俣ヘッドコーチの去就は、次期監督次第ということです。
そうした交渉が食事をしながら行われたと言う木俣さんに、滋賀でどういうものを食べたのか尋ねる若狭アナ。

「一番美味しかったのは近江牛かなぁ」

こう振り返る木俣さんに「また来年も食べたいですよね。近江牛」と、来季への期待を煽る若狭アナでした。
(ぴゆ太郎)
若狭敬一のスポ音
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2017年11月11日15時19分~抜粋

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