海外メディアによると、先月インド西部のマハーラーシュトラ州パトゥールで、偽の制服を着て警察官になりすまし、高校の試験会場に侵入した男が逮捕されました。
その動機は妹を助けるためとのことですが、よくよく聞くととんでもない話でした。
3月8日放送のCBCラジオ『戸井康成の金曜スクラッパー』では、戸井康成と小林美鈴がこのニュースについて語り合います。
バレた理由はぎこちない敬礼
警察官になりすまして逮捕されたのは24歳の男性。
逮捕されたのは、ぎこちない敬礼や違和感から、会場を警備していた本物の警察官にバレてしまったからとのこと。
男が試験会場の高校に侵入した動機は、妹にカンニングペーパーを渡すためだったそうです。
戸井「妹のために頑張りすぎたお兄ちゃんの話」
人口14億人で競争が非常に激しいためか、カンニングの事件が後を絶たないというインド。
どうやら高校生にとって重要な試験だったようです。
戸井「インドの試験会場には普段からよほど警察官がいるんだろう」
小林「警備員じゃなくてね、警察官?」
警察官に扮するあたり、お国事情がうかがえます。
敬礼や制服の違和感でバレたというこの男。
戸井は「インドの警察官の制服はどんなものだったんだろう?」と興味津々の様子。
戸井「ドンキで買った?」
小林「ドンキは…ペラペラだねぇきっと」
渡せなかったカンニングペーパー
記事によると、逮捕された男のポケットからはカンニングペーパーの束が見つかったとあります。
戸井「ってことは…妹には渡せてないってことだよね?」
小林「そういうことになりますね」
戸井「渡す前に捕まった。ということはこれ、未遂に終わっているわけですね」
小林「まぁ確かにね」
結局合格したのかどうか、妹の試験結果も気になる戸井。
仮に、カンニングペーパーの恩恵に預かっていない妹が自分の実力で試験を突破したのなら、兄の願いも報われたことに。
その場合は大岡越前守の名裁きよろしく「大学側も警察側も妹もすべてがうまいこといくように取り計らってほしい」と願う戸井。
カンニングの苦い思い出
未遂に終わった兄に対し、お咎めはあるのでしょうか?
小林「でも…たぶん一番努力したのは妹じゃなくて、お兄ちゃんだと思いますね」
出題されそうな問題と回答を書き連ねるうちに、内容をいつの間にか覚えてしまうと言われるカンニングペーパー。
より勉強したのは結果的に兄で「妹はちゃんと勉強していない」と鋭く推察する小林。
カンニングといえば、自身も「3日間停学になった」と明かす戸井。
クラスの男子の間でカンニングペーパーを後ろにまわしていたところ、不運にもちょうど戸井のところで発見されてしまったそうです。
戸井「俺だけ停学になってね」
小林「戸井さんだけなんですか?」
戸井「俺は友達を売るようなことはしないから!」
「支配からの卒業」となぜか尾崎豊を気取り、美談にしようとする戸井。
小林に突っ込まれると「絶対真似してはダメ!」と慌てて付け加えます。
努力の甲斐もむなしく、警察官の制服姿で潜り込んだ試験会場で、あえなく逮捕されてしまった妹思いの兄。
「きっと逮捕の瞬間も自分の手錠を使ったのだろう」と妄想する戸井でした。
(nachtm)
戸井康成の木曜スクラッパー
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2024年03月08日20時52分~抜粋