アメリカ航空宇宙局(NASA)が、宇宙センター内の隔離された環境で1年間生活できる人を募集していると米CNNが報じています。
目標は火星の有人探査とのことで、まさに「火星人」となれる人が求められているそうです。
3月1日放送のCBCラジオ『戸井康成の金曜スクラッパー』では、戸井康成と小林美鈴がこのニュースについて語り合います。
隔離された環境で1年間生活
アメリカ航空宇宙局(NASA)では、火星での生活を想定した空間で隔離生活を送る実験をおこない、得られたデータを将来の有人探査に役立てる狙いがあるそう。
応募はすでに始まっていて、締め切りは4月2日とのことです。
選考は宇宙飛行士の選考基準に沿って行われ、条件は30~55歳のアメリカ人であること、また工学、数学、生物学、コンピューター、物理学などの修士課程を修了している人とのこと。
「火星人募集といっても、地球に潜伏している火星人を募集しているわけではない」と戸井。
戸井「もう第一陣、今やってるらしいね?」
小林「そうなんですよね」
戸井「第二陣の募集なんだよね、これ。せめて感想とか聞いてから申し込みたいね」
小林「『やめたほうがいいよ』とか?」
年齢・国籍・学歴のいずれも自分に当てはまっていないとボヤく戸井。
実験は4人で
「人類が火星に住めるかどうか?」を検証するこの大がかりな実験、4人の参加者で生活するとのこと。
閉鎖施設内では、通信の遅れなどのアクシデントへの対処、作物を育てたり、船外活動のシミュレーションなどが行われるようです。
戸井「やってみたい?」
小林「いや…たぶん気持ちが駄目になると思います」
一方の戸井は「モチベーションが上がるかどうかは、一緒に暮らす他の3人にもよる」と現実的に考えます。
例えば足が臭い人、距離感が近い人、自分のことを下の名前で呼ぶ人、「なんとかなるさ」の精神でいる無責任な人は「まっぴらご免」と続けます。
ちなみに戸井が希望する理想の3人は、手先が器用で何でも作れちゃう人、抜群に頭の良い、数字に強い人、体力自慢の力持ち。
小林「戸井さんはそれで何やるんですか?」
戸井「にぎやかしです」
小林の希望の3人は医者、料理人、音楽家。『ワンピース』を参考にしたそうです。
戸井「現実的に考えるとそれが一番かな(笑)」
生きているうちに宇宙旅行が実現?
真っ暗な宇宙空間や異星では、孤独に対するストレス耐性が試されそうです。
「思いのほか、ポストが遠かったりするとストレスになる」とスケールの小さな例を出す戸井。
小林「そんなことで、選ばれる方はストレスにならないですね。うちらとは違う」
小林によれば、漫画『宇宙兄弟』(小山宙哉原作)では、クルーのひとりがわざと物を盗んだりして、人間関係をあえて壊すようなミッションが課されるとのこと。
戸井「火星移住ってSFの世界。俺たちの生きているうちに実現するの?」
「ある予想によると、生きているうちに宇宙旅行は実現する」と小林。
将来的にはイーロン・マスクのような富豪でなくとも、宇宙旅行が可能になるそうです。
そもそも、火星人がいない前提で話が進んでいますが「先客がいるのでは?」と言う戸井、
「宇宙人と幽霊、どちらを信じる?」と小林に究極の質問。
小林「怖いのは宇宙人。攻撃してくる!」
「ひょっとしたら、ショバ代を要求してくるかも」と戸井。
「火星人は稼(かせ)いでますよ」とオチをつけました。
(nachtm)
戸井康成の木曜スクラッパー
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2024年03月01日20時51分~抜粋