戸井康成の木曜スクラッパー

「ぼーっとする大会」が日本で初開催。その趣旨やルールとは?

文化の日である11月3日、一風変わった大会が東京で開催されました。
その大会とは『TOKYO ぼーっとする大会』。その趣旨やルールもユニークなものです。

11月10日放送のCBCラジオ『戸井康成の金曜スクラッパー』では、戸井康成と小林美鈴がこの大会について語ります。

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スマホの使用や居眠りも禁止!

『TOKYO ぼーっとする大会』は東京・港区にある虎ノ門ヒルズで開催されました。
この大会は2014年に韓国で始まり、その後、6つの国と地域で開催されています。

参加者は90分間ひたすら”ぼーっとする”だけ。
参加者の表情による「芸術点」、心拍数の安定度による「技術点」の他、審査員や観客の投票で順位が決定します。 
ただしスマホを操作する、居眠り、時間の確認は禁止だそうです。

大会では3人組のダンサーが優勝。次回の大会への出場権やトロフィーが授与されました。

戸井「びっくりするほどおたよりが届いていて…」

リスナーからは大きな反響がありました。

「寝てはいけないなどルールが厳しいようですが、ストレス社会のいま一番必要な大会かもしれないですね」
「90分間ぼーっとする。スマホ駄目、時計を見るのも駄目!スマホや時計は我慢できても、居眠りした人はいるんじゃないでしょうか?」
「脈拍が安定しているのが技術点。ぼーっとする作法が芸術点」

戸井「作法ってなんだよ?」

東京大会の会場は芝生広場で、10代から60代まで64組107人がエントリー。
学校の先生・医師・編集者・歌手・ユーチューバー・ドローンパイロットなど、さまざまな職業の人が参加したようです。

休日に外でヨギボーに…

戸井「ついにここまできたか!っていうイベント。ただボーっとするだけの大会ですよ?」

小林「現代社会って大変だな…って思いますね」

シーンとしているだけで、大会として成立していること自体がすごい、と戸井。
会場は都心にある虎ノ門ヒルズの芝生広場。

戸井「本当お天気も良くて」

小林「気持ちいいでしょうね、外でね」

ところが、寝ている人は退場させられるという、意外にシビアな大会。
脈拍を計測されるため、変に興奮し」ていたり、ドキドキしているのも駄目だそう。

戸井「芸術点ってのがわからんのよ?」

投票でも順位が決まるため、観客の好みでも左右されそうです。
動画をみると参加者はみな気持ちよさげです。

小林「ホゲーって感じでしたね」

「ヨギボーにもたれかかって…」というと、さも羨ましそうな声を上げる小林。
ヨギボーは大会の協賛企業だったようです。

ぼーっとするのは意外に難しい…

ボーっとするだけとはいえ、場所は高層ビルが立ち並ぶ虎ノ門ヒルズ。

小林「場所がカッコいいわ…絶対ぼーっとできないですし」

自分なら出場するかどうかを戸井に問われ、「自分からは出ない」と小林。

戸井「なんにも考えないって絶対難しいような気がするね。欲の塊だな!」

つい余計なことを考えてしまいそうだといいます。
そもそも、ぼーっとするつもりの休日も結局何かをしてしまい、なかなかぼーっとすることはできないと戸井。

小林「思考しちゃいますよね」

ぼーっとするのは簡単なようでいて、実は難しいと二人は声を揃えます。
世界規模で開催されているこの大会、新たな”文化”として根付くのでしょうか?
(nachtm)
 
戸井康成の木曜スクラッパー
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2023年11月10日19時25分~抜粋

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