戸井康成の金曜スクラッパー

校庭にUFOが!ウワサが広まった本当の理由

アメリカの学校で「校庭にUFOが降り立った」というウワサが拡散し、保護者を困惑と恐怖に陥れました。

5月26日放送のCBCラジオ『戸井康成の金曜スクラッパー』では、戸井康成と小林美鈴がこの珍ニュースの謎に迫ります。

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学校側はプレスリリースで対応

地元メディアによれば、アメリカのミシガン州ヘムロック公立学校がある学区で、とんでもないウワサが拡散しました。
そのウワサとは「学区内の小学校の校庭にエイリアンの乗ったUFOが降り立ったのを生徒が目撃した」というもの。

「学校に宇宙人が侵略した」という情報はSNSですぐさま拡散し、学校は多くの保護者からの問い合わせの対応に追われました。 

学校側は正式に「エイリアンは学校に現れていません」とプレスリリースを出しました。

戸井「プレスリリースまでせなあかんて…ねぇ?」
実はこのウワサ、この学校の生徒によるデマだったことが判明します。
しかもその動機は「数学のテストを受けたくなかったから」とのこと。

リスナーからはこんなコメントも。

「テスト受けたくないから何か理由を考える、というのはわからんでもないですよね。
私なら、口裂け女が出たとか、ツチノコが校庭を歩いていたとか、ネッシーが学校のプールにいたとか、”カッパに似とろ”おじさんが出たとか、長芋おじさんにお金を貸してしまった、とか言いますが、お二人ならどんな理由を考えますか?」(Aさん)

戸井「スクラッパーの人気者、大集合やないか!最後の方、アベンジャーズみたいになってる」

小林「オールスターよ」

戸井「オールスター感謝祭に出ろ!」

ウソを見破りにくいSNS

「アメリカ人は日本人以上に、UFOやエイリアンの存在を信じる文化があるのかもしれない」と戸井。

小林「だから引っかかっちゃったというかね」

戸井「こんなことでパニックになるんやけども」

それにしても、こどものデマを真に受けるアメリカ人のピュアさが心配になる戸井。
とはいえ、SNSでコラージュ画像などがあると引っかかってしまうのも無理はない、というのが小林の意見。

戸井「フェイクニュースとかもいっぱいあるもんなぁ。そういうことか」

明らかな誤情報が一気に広まる背景には、やはりSNSの普及があるとにらむ戸井。
SNSでは一度に大量に情報を発信でき、情報を受けた側もすぐに別のグループに流せます。
流した学生からすると、”してやったり”だったのかもしれません。

かつて「口裂け女」にパトカー出動

結果として数学のテストがどうなったのかわかりませんが、結局その生徒は処分を受けたようです。

ただ「昔からこういう話題はよくあった」と思い出す戸井。

戸井「口裂け女って、知ってるよね?」

小林「もちろん知ってますよ。メジャーな怪談話」

一説には岐阜が発祥とされており、周辺ではパトカーまで出動したそうです。

小林「じゃ、信じてたんですね?」

SNSなどない当時は、全国にウワサが広まるのに1年くらいかかったそう。
その間口裂け女の特徴について「ベレー帽をかぶっている」「100mを6秒で走る」など、いろんな尾ひれがついていたと振り返る戸井でした。
(nachtm)
戸井康成の金曜スクラッパー
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2023年05月26日21時50分~抜粋

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