戸井康成の木曜スクラッパー

他店の「当たり券」持ってこないで!ある駄菓子店主が訴えた苦情

最近北海道で駄菓子店主が、店頭やSNSで駄菓子の「当たり券」について苦言を呈したことが話題となっています。

1月20日放送のCBCラジオ『戸井康成の金曜スクラッパー』では、戸井康成とアシスタント小林美鈴が、現在駄菓子店が抱えている悩みについて語ります。

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駄菓子店主の切なる願い

北海道新聞などによれば、函館市内の駄菓子店が、店頭やSNSなどの交流サイトで『駄菓子の当たり券は、買った店で交換してほしい』と訴えていることが話題となっています。

その理由は、別の店の当たり券を交換すると、お店の損失になってしまうため。
「駄菓子店は昔からある地域交流の場。古き良き文化を残すためにもルールを守ってほしい」と呼びかけているとのことです。

番組リスナーからも「函館の店主らが訴え。他の店の券持ち込みで損失。駄菓子屋にとっては困った問題ですよね」とのコメントが届きました。
あくまで暗黙のルールとはいえ、守らない人が増えてくると由々しき問題です。

戸井「買った店で交換しない人が増えたってことですね」

小林「そうですね」

問題はネット通販

その背景にあるのは、ネット通販。
大量に買い占める、いわゆる「大人買い」「箱買い」が問題をさらに引き起こしているようです。

購入元の問屋に”当たり券”を送るのが面倒なので、近くの駄菓子屋さんに持っていってしまうのではないか、と戸井は推測します。

ところで、ネットで買うと必ず「当たり分」の商品も入っているはず、と指摘する小林。

戸井「駄菓子屋さん、これじゃ本当に商売あがったりだと思うんですけど」

小林「ねえ」

他所の店で買ってきた”当たり”を持ってこられると即赤字になってしまいます。

戸井「しかも駄菓子なんて10円、20円の代物じゃないですか。そこから赤字補てんするとなると、死活問題になってくる」

薄利な駄菓子屋に理解を示す戸井。

リバイバルしている?駄菓子店

最近はショッピングモールやお洒落タウンなどの一角に駄菓子店を見かけるようになった、と戸井。

戸井「”懐かしい”を装ってる駄菓子屋さんってあるよね?」

小林「レトロ栄えもあるし、昔の子どもたちがお金を持つようになって…大人をターゲットにね」

かつて駄菓子屋に通っていた大人と一緒に、こどももまんまと入ってしまうと指摘します。

一方、街中では駄菓子店をすっかり見かけなくなりました。
小林はこどもの頃に行った経験すらないそうで、古民家なのに新築のような見栄えの駄菓子店には違和感があるといいます。

戸井の少年時代は、他の店の当たり券対策をしていた駄菓子屋にこどもも対抗するなど、イタチごっこだった様子。
今では「カプセルトイ」と呼ばれている「ガチャガチャ」「ガチャポン」も20円だったと知り、驚きの声を上げる小林。

思い出の数々を懐かしみながらも、買うものを選んだり、お釣りを計算したり、上下関係を学んだり今思えば何かと役立ったと振り返ります。
令和の時代も駄菓子店の存続を望む戸井でした。 
(nachtm)
 
戸井康成の木曜スクラッパー
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2023年01月20日21時15分~抜粋

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