中国のある企業で、防災センターの夜間警備になんとマネキンを使用していたことが発覚しました。
警備員の仕業だったようで、微動だにしない監視カメラの映像からバレたのだそうです。
まるでマンガのような事案ですが、マネキンの警備は人間よりも優れている?と案外理解を示す戸井康成。
小林美鈴と珍奇なこの事件について語り合います。
6月26日放送のCBCラジオ『戸井康成の別冊スクラッパー』から。
微動だにしない警備員の姿
共同通信などによれば、中国・江蘇省のある企業がマネキンに防災センターの夜勤をさせていたことが、消防当局による防犯カメラを使った取り締りでわかりました。
このマネキンは警備員の制服と帽子、マスクを着用し、監視カメラに背を向けて座っていたそうです。
まるでコントみたいなニュースに呆れる戸井と小林。
戸井「すごいなぁ、これ。マネキンですからね。しかも、防災センターって重要な施設じゃないの!?」
小林「そうですよ」
盗られる物がない小林の家とはわけが違う、と笑い合う二人。
小林「カギ空いててもいいですから」
事件は監視カメラの映像で発覚したとのことです。
実際の映像を観た戸井によると、ずっと後ろ姿とはいえ、微動だにしなかったそう。
小林「マネキンだからね(笑)」
戸井「本当ピクリともしないのよ。あれだけピクリともしないのは、禅の達人か、金山の駅でやってるパフォーマーの人くらい」
小林「います!ずっと動かない人ね!」
でも戸井の場合、妻と車に乗ると微動だにしないと明かします。
それを聞いて「え、冷たい!」と小林。
なるべく会話が弾まないようにするんだとか…
”マネキン警備員”は合理的?
実は警備員も完全にサボっていたわけではないようです。
当直室で寝ており、電話が鳴ったら起きて対応をしていたそう。「人手不足のため」と言い訳をしていたとか。
戸井「小林くん的には、これどうですか?」
小林「そりゃもちろんNGです」
戸井「俺、OKじゃないかと思うんだけど。AIのロボットに対応させてるのと変わらんことない?」
怪しい人が通ったら対応すればよく、むしろ人の目よりセンサーの方が不審者発見に優れているのでは?と理解を示す戸井。
『ミッション・インポッシブル』のトム・クルーズのように、赤外線をかいくぐるスパイは侵入してこないだろう、と付け加えます。
戸井が問題だと指摘するのは、マネキンの外見。
実はこのマネキン、ショーウィンドウに飾るような女性型のマネキンに制服を着させていたのだとか。
奇妙なマネキン体験談
ここから、戸井のマネキンにまつわる話が続きます。
学生の頃、近所の畑にマネキンの首から上だけがずらっと並べてあったそうです。
かかしの代わりだったようですが、どうみても生首。
キャベツの間にはさんで置いてあったそうです。
小林「怖いですね!」
戸井「夜道すんげぇこわかったけどね」
カラスは怖がらなくても、人を怖がらせるのが目的だった?と小林。
また、同じく学生の頃、ボロボロになったマネキンの修理やクリーンのバイトをやったことも。
狭い工場で友人と二人きりで、何百体もの洗浄やニスを塗ったりしていたとか。
無数の女体のマネキンを扱っているうちに頭が朦朧とした、と回想する戸井。
いま思えば、あれはニスでラリっていたんじゃないか?と振り返ります。
小林「だから今こうなっちゃったんですね」
戸井「こうなっちゃった言うな!」
なんだかんだ楽しい経験だったと満足そうな戸井でした。
(nachtm)
戸井康成の木曜スクラッパー
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2022年06月26日21時03分~抜粋