2017年8月26日(土)

阿曽山大噴火の裁判レポ(2) 大物音楽Pの裁判に小学生が詰めかけた話。

北野誠のズバリ / レポート

木曜日の日替わりコラム「3時にズバリ」は、大川興業の裁判傍聴芸人で、ニュースウォッチャーの阿曽山大噴火による裁判傍聴レポート。
8/24ふたつ目のレポートは、今週の21日、月曜日に行われた月光恵亮被告の初公判の話です。

この裁判では、夏休み期間中でしか見られない、おかしな光景に遭遇したようです。

超大物?音楽プロデューサー逮捕

この事件は、超大物プロデューサーが逮捕されたということで、スポーツ新聞、週刊誌、テレビでも取り上げられて大騒ぎになった事件です。
以下、事件内容です。

警視庁は、覚醒剤取締法違反の容疑で、無職の白井一祥容疑者39歳と、畑中乙穂容疑者26歳を逮捕しました。
この二人は、アメリカから覚醒剤を輸入したことで捕まったんですが、この覚醒剤を使ったとして、音楽プロデューサーの月光恵亮容疑者65歳が逮捕されました。

月光容疑者は、ロックバンド「リンドバーグ」など複数の人気アーティストのプロデュースを手掛けており、輸入した白井容疑者は、月光容疑者がかつて経営していた音楽事務所に勤務していました。

ちなみに、白井容疑者と畑中容疑者がアメリカから輸入した覚醒剤は約1キロで、末端価格にして6,400万円になります。

逮捕されたのは本当に超大物だった

この月光恵亮という人、調べてみたら、とんでもない有名な人でした。
B’z、ZARD、大黒摩季などを手掛けるレコード会社「ビーイング」の立ち上げに参加した一人。一時は副社長だったようです。その後、独立して音楽事務所を作っています。

1982年には、氷室京介と布袋寅泰がいた伝説のバンド「BOØWY」のアルバム制作に参加しています。ボーカルの「氷室京介」、この名前は芸名なんですけど、氷室京介の名付け親なんです。すごい人でしょ?

だから当時、週刊誌は「音楽業界で他にも覚醒剤で捕まったんじゃないか」と煽ったような記事になっていたんですね。

ヒムロを知らないこどもたち

21日、月曜日。話題の裁判なので、傍聴席が52席あったんですけども、空席が0でした。
ということは、ファンやマスコミが押し寄せたかと思いますよね?

実際は8割がた、40人くらいは団体でやってきた小学生だったんです。

「引率の先生もなんだか分からなくて、勝手に呼んじゃってるんですよ。リンドバーグも氷室京介も全然知らないこどもたちが傍聴席を埋めてるんですよ。
ちなみにこの初公判の記事が、スポーツ新聞4紙に載ったんですけども、傍聴してた記者、いないはずなんですよね。だから、一人誰かがいて、その人から情報を貰って記事を書いたのかもしれませんね。私は実際に傍聴したのでわかります」

「これが最後だからね」と女は言った

月光被告人が起訴された内容は、自宅で覚醒剤を炙って吸引したというもの。被告人は罪を認めています。

被告人は、一緒に逮捕された畑中乙穂容疑者に、覚醒剤を買いに行かせていたということです。だから、畑中容疑者が密輸した覚醒剤は別に売人がいて、その人から入手してたということなんです。

取り調べで月光被告人はこのように供述しています。

「畑中に対して『5月22日、西麻布』とメールしたのは、売人が、西麻布で覚醒剤を持っているという情報を得たので、ぜひとも取りに行ってくれという意味で、メールを送信しました。犯行当日の5月25日は、午前1時過ぎに自宅に帰りました。すぐ寝てしまったんですが、畑中に起こされて『これが最後だからね』と言われて、覚せい剤を受け取りました」

傍聴はしたけれど

この二人の関係は、この段階では愛人なのかなんなのか、謎のまま。
他にも余罪があるということで、裁判自体は5分程度で終わりました。

「小学生は、裁判ってこんな感じで終わるの?みたいにキョトンとしてるんですけど、法廷の外出たら、キャンセル待ちで記者が並んでるっていうヘンな光景。是非とも知りたかった情報があったようですね」

最後の一言に裁判傍聴芸人の意地が感じられます。小学生にとっては裁判を理解する前に終わってしまったようですね。
次回は10月3日。二人の関係は暴かれるのでしょうか?
(尾関)

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