2018年02月20日（火）
今日は愛知県碧南市にあります
石川鋳造株式会社にお邪魔しました
石川鋳造は、溶けた金属を
作りたい形の方に流し込んで
それを冷やすと完成する
「鋳物(いもの)」を作っている会社です
主に自動車の部品
水道管に使われる鋳物を
製造しています
そんな石川鋳造が
普段作っている物と
全く違うジャンルのものを
開発したそうです
そしてそれが今爆発的に
売れているそうなんです
なにかと言いますと
「フライパン」
お肉が美味しく焼く事が出来る
フライパンなんだそうでです
「おもいのフライパン」と言いまして
なんでも注文してから納品までに
約１０００日待ち
手に入るまでに
３年程かかる人気の高さ、、
さぁどんなフライパンなんでしょうか
詳しいお話を
石川鋳造株式会社 社長
石川 鋼逸さんに伺いました
そもそも鋳物というのは
皆さんの身近にあるものだと
マンホール
鉄などの金属を、だいたい
１０００度～１５００度
それを型に流し込んで
冷やすことによって出来るもの
マンガンなどの副材料などを
どれくらいの分量で混ぜ、
どれくらいの温度で
どれくらいの時間をかけて固めるかによって
完成した鋳物の性質が異なるそうです
鋳物の特徴は熱伝導が良い事です
そして材料の分量や温度、時間の調整によって
熱伝導の調整も出来るそうですよ
マンホールなどに使われる鋳物を
使ってどうしてフライパンを
作ろうと思ったのでしょうか、、、
これは自動車部品などの製品以外で
会社の柱となるものを作りたいと思った時に
熱伝導が良い鋳物の良さを活かせるのは
フライパンだっ
と思いついたそうです
そして保温性にも優れているんだとか
石川鋳造は８０年鋳物の製造を
していて、ノウハウがあるので
良いものを手作りで
作り出す自信があったそうです
おもいのフライパンは
直径２０センチ程の大きさですべて鉄
ずっしりとした重みがあります
そして一般的なフライパンよりも
厚みがあるんです
いくら熱が伝わりやすい鋳物でも
厚みがあると食材に火が
通りにくいような気がしますが
この厚みが重要なんだそうです
鋳物は熱が伝わりやすいので
薄いフライパンにしてしまうと
表面だけが焼けて
中にじっくり火を通せないんだそう
厚みをつける事でじっくりと
焼くことが出来るんです
保温性にも優れているので
火から降ろしても長い間温かいまま
そして鉄のフライパンだと
お手入れなども大変かな？
と思いますが
洗剤を使って洗うのは
お料理をする前の１番最初の１回だけ
その後は毎回、フライパンが
温かいうちにぬるま湯で
油を落とすだけでいいそうなんです
なんでも、
油を使ってお料理をする度に
フライパンが油を吸収して
してくれるそうなんです
なので使えば使う程
錆びにくい丈夫な
フライパンになるんです
そして無塗装でも錆びにくい技術が
施されているので
まさに一生使えるフライパンなんだそうです
焦げ付き防止の為に塗装されている
フライパンが多いですが
数年で剥がれてしまう物も多いそうです
そうすると錆びやすくなって
錆びると捨てられてしまう、、、
そして無塗装にすれば剥がれた
塗装が口にはいってしまう心配も
ありませんよね
安心・安全という意味から
無塗装なんです
作り手から使って頂く方への
「思い」という意味も
「おもいのフライパン」という
名前に込められているそうですよ
そして焼き具合の違い
普通のアルミのフライパンと
おもいのフライパンで同じお肉を
焼いて頂きましたが
焼きあがりにすごい違いがありました
アルミのフライパンで焼いても
美味しいんですけど
油が口の中に結構残る印象でした
おもいのフライパンの方は
同じ火力で焼いているのに
外がパリッパリ
フライパンが余分な脂を
吸収してくれているので
程良い油加減なんですよ
同じお肉でもフライパンで
こんなにも違うのかと感じました
今後は生産工程を上げて１日でも早く
多くのお客様にフライパンを
お届したいと話してくださいました
今回お話をさせていただいた中で
石川鋳造の皆さんの
たくさん伝わってきました
「おもいのフライパン」は
専用の通販で買うことができるそうです
ご興味のあるかたは是非
ご覧になってみてくださいね
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｢石川鋳造株式会社｣
住所：愛知県碧南市中松町１－１２
TEL：０５６６－４１－０６６１
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