本巣市の特産品といえば...
富有柿やまくわうりなどが有名ですよね
そんな本巣市で
新しい特産品として注目されているのが
徳山唐辛子
んんん
一般的な鷹の爪より、大きい
能郷営農組合の
小川太郎さんにインタビュー
本巣市に隣接する旧徳山村では
徳山唐辛子という
唐辛子が栽培されていました
しかし、残念ながら徳山村は
ダムの建設で廃村となり
唐辛子の栽培も一時的に停滞...
そんなダム湖に沈んだ幻の唐辛子が
実は本巣市能郷に住んでいらっしゃる羽田さんによって
密かに自宅で栽培されていたのです
旧徳山村では
家にみかんの木があるような感覚で
各ご家庭で徳山唐辛子を栽培していたんだそう
そんな徳山唐辛子
なんといっても大きさがケタ違い
一般的な鷹のつめのような形ではなく
ピーマンとししとうに近い感じです
乾燥したものでも5cmくらいはありますが
生だと7~10cmくらいにもなるそう
そして辛さは...
市販の一味唐辛子に比べて
1.6倍の辛さなんだとか
その1.6倍の辛さ、どれ程のものかというと
調理する時は汁で手が腫れたり
目が痛んだりする場合があるので
手袋の着用をオススメするほど...
塩を振り野菜と一緒に漬け込んだ漬物
みんなが集まる機会には
大きい鍋に徳山唐辛子を入れて湯を沸かし
そのお湯でうどんを茹でていただく
郷土料理の「地獄うどん」として食べたり...
寒い地域だったがゆえに
体を温めるように食べていたんだそうです
中継では旧徳山村の郷土料理
「地獄うどん」をいただきました
お好みでサバの缶詰やネギを
しょうゆベースのおつゆで...
見た目は真っ赤というわけではなく
一般的なうどん...
しかしそのお出汁には
しっかりと徳山唐辛子のエキスが...
一口頂くと、そのピリりとした辛さにビックリ
喉から食道...胃まで、
じんわりと温かくなりました
寒い冬にはピッタリです
また、南北に長い本巣市では
特産物の富有柿も北部の方では上手く育ちません
さらに、本巣市は山も多く過疎化も相まって
シカやイノシシなどの鳥獣による被害が多い地域で
有害鳥獣が食べない作物として
徳山唐辛子に注目が集まっています
現在栽培しているのは能郷営農組合のみで
生産量が少なく、ほとんど市場には出回っていませんが
今後もより多くの方に知ってもらうよう
認知度を上げる活動を行いながら
生産者も増やして行きたい
と意気込みを語っていただきました
ダム湖に沈んだと思われていた
幻の唐辛子徳山唐辛子
心も身体もあったまる
新しい本巣市の特産品ですね
みなさん、ありがとうございました
レポートドライバー 清水藍