2017年11月22日(水)
三重県 亀山市に行ってきました
亀山市 関宿には、
国の伝統的建造物群 保存地区に
選定されている場所がありまして、
昔ながらの木造の建物が
軒並んでいます
その中に!
江戸時代から続く
老舗の和菓子屋さん
「深川屋」
歴史あるお店に注目の
新作が出たそうなんです
詳しいお話を「深川屋」
14代目 店主
服部 吉右衛門亜樹さんに
お聞きしました
「深川屋」は、
旧東海道の関宿で
江戸時代からの和菓子「関の戸」を
製造販売している
老舗の和菓子屋さんです
「関の戸」は創業当時の
370年程前から
作られているんですよ
1780年に書かれた書物に
沿って現在も作っていて、
味も作り方も一切変わっていません
こしあんをお餅菓子で包んであり、
その上から粉雪のような
和三盆糖をまぶした
一口大のお菓子
口に入れた瞬間に和三盆糖の
甘みがふわっと広がって、
口当たりとがっても滑らか
お抹茶をこくっと
飲みたくなるような美味しさです
すっごく美味しかったです
そして今回
その「関の戸」に
新しい味が出たんです
ヤマトタチバナ味
ヤマトタチバナとは、
三重県の指定天然記念物で
和歌にも出てくる植物
唯一の日本原産の柑橘で
小さなみかんのような実
なんだそうですよ
まだ砂糖の無かった時代には
お菓子の代わりとして
重宝されていたそうです
服部さんは常々、
三重県の食材を関の戸に
利用したいと考えていました
服部さんがヤマトタチバナと
出会ったのは
今年春に行われた
「お伊勢さん菓子博」
深川屋もそこに出店していて、
その近くに鳥羽市の商工会議所が
ブースを構えていたそうです
そこで!
「県の特産品」としてPR
していた、ヤマトタチバナの
豊かな香りの虜に
なったそうです
このヤマトタチバナの皮を
粉末にして、和三盆糖と合わせて
まぶします
このヤマトタチバナの粉末が
入った袋を
開けさせて頂きましたが、
袋を開けた瞬間に
柑橘のさわやかな香りが
ふわっ
部屋中が良い香りに
包まれていました
とても心地良い香りなんですよ
香りを食すんだそうです
ところどころ黄色い
ヤマトタチバナが見えますね
口に入れるとふわっと
ヤマトタチバナの香りがして、
少し柑橘の苦みがあって、、、
それがまたこしあんの
甘みと良く合うんです
口の中に無くなっても
香りが残っていましたよ
和菓子は余韻を楽しむもの
と服部さんが仰っていた
意味がわかりました
服部さんは14代目なのですが、
実は「深川屋」には
「関の戸の味 変えるべからず」
という掟があるんです
その文書に代々の店主は
血判を押していまして、
服部さんも17歳の頃に
血判を押したそうです
なので、新しい味を出す
というのはすごい挑戦
だったんじゃないですか?
とお聞きしたところ、
実は2014年に
三重県の食材として
「伊勢茶味」
も販売し始めたんだそうです
血判の重みは知っていましたが
三重県の食材も使いたいですし、
関の戸が生き残っていくには
新しい挑戦が必要!
と考えた結果だそうです
この時13代目のお父さんは
3ヶ月間口を
聞いてくれなかったそうです
今では伊勢茶味も
人気商品となっており、
今回のヤマトタチバナ味も
三重県を代表する
お菓子なってほしい
と話してくださいました
「深川屋」からリスナーさんに
プレゼントもいただきました
関の戸、ヤマトタチバナ味
それぞれ個つずつ
6個入りのセットです
黄色い歌舞伎箱も
オシャレでかわいいですよね
当選は発送をもって
かえさせていただきます
お店の方皆さん
素敵な方でした
ステキなお話、愛情が詰まった関の戸
ありがとうございました
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「深川屋」
三重県亀山市関町中町387
0595-96-0008
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