愛知県北名古屋市にある
昭和日常博物館
にお邪魔しました
こちらで
あの頃の楽しさも悩みも余すことなく語れる場
という特別展が開催中です
学芸員の伊藤さんに
インタビュー
まるで映画のセットのような
昭和ムード満載のこちら
昭和の暮らしを
知ることができる博物館です
そんな昭和日常博物館で
現在行われている特別展が
あの頃の楽しさも悩みも余すことなく語れる場
展示室内には
主に昭和30~40年代の
子供に焦点を当てたものが並んでいます
キャラクターもののおもちゃや
小学校で使っていたもの
雑誌などなど...
とにかく懐かしい品々がズラリ
そんな展示会ですが
気になるのがそのタイトルである
あの頃の楽しさも悩みも余すことなく語れる場
そもそもこの展示会は
北名古屋市で取り組んでいる
地域回想法
が15周年を迎えたことを記念して
開催されたため
それにちなんだタイトルになっているんです
ではその地域回想法
どんなものなのかというと
そもそも回想法は
昔懐かしいことを思い出しながら
周りの人とコミュニケーションをとることで
脳が活性化されるという療法で
高齢者にとっては認知症の改善にもつながるとか
高齢者が生き生きと過ごすことにもつながり
基本的には介護施設や病院などで取り入られているそう
そんな回想法を地域ぐるみで行うのが
地域回想法なのですが
施設や病院の枠を超えて地域全体で
誰でも懐かしの思い出に触れる機会を
作っていこうとする取り組みなのです
北名古屋市では介護予防事業として取り組んでいるんだとか
実はこれ、北名古屋市が15年前に始めたのも
全国初の試みだったんです
具体的には公共施設などで
回想法スクールを設けており
その回想法スクールを卒業すると
市から生き生き隊に自動的に任命され
市内のイベントやお祭りなどに参加し
こま回しや水鉄砲といった当時の遊びや文化を
子供に教えているそうですよ
これにより生き生き隊に所属する高齢者にとっては
当時を回想するきっかけになり
また子供にとっては当時のことを知るきっかけになるのです
地域ぐるみで行うことで
全ての世代が関わっていくことができ
地域での繋がりもより強くなるのですね
そしてもちろんお邪魔した
昭和日常博物館さんも
地域回想法に一役買っている訳なのです
展示してある懐かしい昭和の品々を見ながら
思い出話をするのはまさしく回想法
今回の展示会もお客さんが見ながら
思い出話に花を咲かせていました
一言に思い出話と言っても
楽しかったことや大変だったことなど
様々なお話しが出ていました
だからこそ今回の展示会のタイトルなんですね
こちらの昭和日常博物館は
もちろん北名古屋市以外の方も楽しめます
入場無料で特別展は来年1/30までです
是非足をお運びください