読書の秋
最近、日本各地で開催されていて
じわじわと人気に火が付いているのが...
読書会
今回は名古屋市で生まれた
日本最大級の読書会コミュニティ
「猫町倶楽部」をご紹介
やってきたのは会場になっている
名古屋市名東区のJAZZ茶房 靑猫
暗めの店内にオレンジ色の照明...
ジャズの音に包まれてゆったりと心地いいです
猫町倶楽部 代表の
山本多津也さんにインタビュー
まず「読書会」とは
読んだ本についての意見を交換したり
面白い本を紹介したりする集まり
猫町倶楽部では、毎回課題本を1冊設定し
7・8人のグループに分かれて
本の感想を約2時間語り合います
空間・雰囲気作りにもこだわっていて
その世界をイメージした服を着てくるなど
ドレスコードがあったり
本にちなんだ音楽を聴いたりするなど
読書以外の楽しみも
読書会は、本を中心にして
色々な人と知り合う楽しみがあり
いわば大人のための課外活動といった雰囲気
読書会を開催している「猫町倶楽部」は
10年以上続く日本最大級の読書会
現在は東京と名古屋を中心に
全国各地の都市で毎月イベントを開催しており
昨年は180回イベントを開催
1回につき平均50人
昨年1年間で約9000人が参加しました
文学作品だけではく、
ビジネス本・芸術関連・哲学・思想など
ジャンルごとに読書会を企画しています
初対面の者同士が本を介して
自身の価値観を話し合う...
そんな読書会は1人でする読書とは全く違う楽しみ方
作家や作品の時代背景、
文学論についても話すこともあるそうですが
行き着くところは自分語り
本の話をするうちに
「自分はこう感じた、こう思った」
「主人公と自分はこんな所が似ている」
と、本を媒介に自分自身のことを語るようになるそう
また、人の話を否定しない
ということもルールとしているので
色々な意見を聞くことができますし
自分の事も思う存分語れる
より深い、時にはシリアスな話も出るので
気の合う仲間作りにもうってつけですし
グループ内で結婚した例はなんと50組以上
そして、やっぱり本は
自分の世界を広げてくれる先生でもあり
入口 ―扉―
学校を卒業して社会人になると
見知った中で生活してしまうし
好きなシャンルの好きな本ばかりを読み
読みにくい本は読まなくなっていまいますよね
しかし、これではいくら本を読んでも
世界は広がりません
普段読まないジャンルの本を課題本として
分からないなりにでも強制的に読むことで
新しい知識に出会うこともありかもしれません
さらに、「面白くなかった」
「よく分からなかった」と言う時こそ
答えを探しに読書会に参加して欲しい
とお話してくださいました
この読書会、年齢、職業など制限なく
学生の方も多いそうです
参加者に唯一求められるのは
「学びたいという意欲」
そして課題本を読み終えてくること
参加の申し込みは
猫町倶楽部のHPからできますよ
読書会のみの参加費用は
1500~2000円程で学割も
来月には初心者の方も参加しやすい
クリスマス会も予定されています
詳しくは猫町倶楽部のHPをご覧ください
同じ本を読んだという共通体験が会話のネタになり、
話が盛り上がって人と繋がっていくのはとても面白い
読書会というスタイルがもっと広まって欲しい
と夢を語ってくれました
私も参加してみようと思います
山本さん色々なお話をありがとうございました
レポートドライバー 清水藍