ふたじょ
蓋女
という言葉ご存知ですか
道路にあるマンホールの蓋に魅せられて
各地のマンホールを探し歩く女性のことを
「蓋女」と言うんです
そんな今ブームのマンホールの蓋を
実際に作っている会社
三重県桑名市にある
桑原鋳工株式会社へお邪魔しました
山川華代さんにインタビュー
昔の素っ気ないマンホールと違い
最近は自治体ごとに様々なデザインが登場
その数は1200種類を超える
ともいわれています
自治体の歴史的シンボルや名物
PRを織り込むなど
工夫に満ちたマンホールが増えていて
凝った蓋や変わったデザインの蓋を見つけて
写真を撮ってSNSにアップというわけなんです
デザインを公募する市町村もあり
マンホールには各市町村のこだわりが
詰まっているんですよ
このブームを受け
昨年から全国の自治体でマンホールの写真や
デザイン・由来・位置(緯度経度)を表した
「マンホールカード」が配布され
これまでに145自治体170種類
発行総数は60万枚に上ります
そして実は
桑名市は鋳物作りに適した砂が採れたことから
古くは江戸時代から鋳物産業が盛ん
桑原鋳工株式会社でもご飯の釜や鉄瓶など
一般的な鋳物に加えて
何千種類ものマンホールを製造していて
日本全国から注文を受けて出荷しています
ではマンホールの作り方はというと
鉄を1500度まで熱し
砂の型に流し込んで固めます
この砂の型を使うことで
鋳物の表面には砂の表情が
同じものは1つとしてないんですね
奥深い
さてさて大人気のマンホール
そのブームを受けて
桑原鋳工株式会社では
マンホールのデザインを使った
コースター を作りました
おおおおおお
そのまんまだあああああああ
材質もマンホールの蓋と同じ 鋳鉄
大きさが違うだけで
実際のマンホール蓋の
ミニチュアコースターなんです
地元、桑名市のからは
「ハマグリ」「七里の渡し」「連鶴」など
20の自治体30種類ほどのコースターがあります
他にも
岡崎市の「岡崎城と桜と花火」
豊橋市の「手筒花火」、長野の「りんご」
横浜の「帆船日本丸」などご当地色豊か
絵柄や市町村名もしっかり再現されていて
蓋女の方はもちろん
みなさん要チェックですよ
マンホールコースターは雑貨店や
桑原鋳工株式会社のHPで販売しています
また、桑原鋳工株式会社では
工場見学や鋳物造体験も行っています
マンホール好きの蓋女の方以外にも
是非 お越しください
お話を伺った山川さん
見守ってくださった清水さん
ありがとうございました
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桑原鋳工株式会社
三重県桑名市東汰上518
電話:0594-21-2141
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レポートドライバー 清水藍