レポドラ日記

黄綬褒章も受賞!日本で唯一のつげ櫛作り職人さん!!

2017年05月12日(金)

大相撲はもうすぐ5月場所

7月の名古屋場所

楽しみにしているリスナーさんも多いはず

 

そんな大相撲で

力士のまげを結う際に使うのがつげ櫛

そのつげ櫛を全国唯一手作りしている職人が

名古屋市北区にいらっしゃるということで

その櫛留商店へお邪魔しました

 

 

先日、黄綬褒賞を受賞されたばかり

3代目 森信吾さんにお話を伺いしました

 

改めましてつげ櫛とは

 

黄楊という固くて適度な油と

粘りのある木で作るのこと

 

この適度な油があることで

髪の毛をしっとりと梳かすことができ

頭皮にも優しく

静電気もほとんど起きることがないそう

 

そのためお相撲の力士の髪を結う

床山さんには欠かせないものです

 

そして一本の櫛が完成するのには

永い年月な必要なんです

 

まずは鹿児島から取り寄せた黄楊の木を

4年~6年間しっかり乾燥させます

 

その中で陰干し燻す作業も含まれ

何度も繰り返し行います

 

 

長いものだと10年弱乾燥することも

 

その後、長さを整え

やすりで削っていくんです

 

1本1本丁寧に何百本もの幅の違うヤスリで

じっと一点を見つめながら削っている姿

まさに芸術作品を作り出すよう

 

本当にプロの職人技なんです

 

最終工程で使うトクサ

 

 

そうしてたくさんの時間をかけて生まれ

昭和の大横綱・大鵬も愛し

協会から認められた職人 森さんのつげ櫛

 

私も使わせていただきました

 

すっと髪に入り・・・

頭皮を優しく撫でるように滑り

まるで頭を撫でられているような感覚

とても気持ちよかったです

 

みなさんから愛される理由が分かりました

 

さあ5月場所の次は

いよいよ名古屋場所

 

いまは4代目の息子さんも修行中とのことで

一緒に作業をされています

 

優しく頭を撫でる母のようなつげ櫛

日本大相撲協会が認めるその伝統ある職人技

多くの人に愛されるつげ櫛を作り続けて欲しいなと思います

 

 

これからますます忙しくなると思いますが

頑張ってくださいね


 

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 櫛留商店 

名古屋市北区駒止町1-60

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 レポートドライバー 清水藍

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