岐阜県恵那市にある
株式会社UACJ金属加工
恵那工場
にお邪魔しました
こちらで高校球児たちが使う
金属バットが製造されているそうなんです
こちらのUACJ金属加工さんは
1945年創業の会社で
元々はアルミ製のお弁当箱の生産などを行っていたそう
金属バットを製造するようになったのは
1980年代からで40年弱金属バットを作り続けているんです
今では工場の売上の4分の一が金属バットなんだとか
UACJ金属加工さんは
高校球児が使用する金属バットの
なんと4割も製造しているんです
半分近くがこちらの工場で作られた
金属バットを使用しているんですね
そんな金属バットですが
皆さん作り方はご存知ですか??
実は金属バットって
最初は筒状のパイプから始まってるんです
グリップ部分を溶接してとりつけ
その後熱処理を施し
折れないように強度を出します
数百度の高温に熱してから
水につけて一気に冷やし
またそのあと120度~150度で12時間じっくりと
もう一度熱処理します
そこからさらに研磨・塗装などをして
ようやく完成するのです
この熱処理が一番大切な作業で
ここをしっかりしないとバットが折れてしまったりして
けがの原因になるんです
きちんとまっすぐになっているかを測る作業などもあり
微妙に曲がっているバットを感覚で直す姿は
まさに職人技でした...
そして工場内には
たくさんの種類のバットがありました
なんとこちらでは30種類近くのバットを作っているそうです
年間では三万五千本もの金属バットが製造されています
こうして金属バットが
高校球児たちの手に届いているのですね
それだけに佐藤さんも
高校野球をテレビで見るときは
ヒヤヒヤするんだとか
バットが折れて生徒さんたちが
けがをしないかがとにかく心配だそう
とにかく「安全なバット」を作ることこそが
皆さんの一番の目標なんだとか
職人技で作られた
安心安全なバットが鳴らす
「カキーン」という音が甲子園に響くのが
今から楽しみですね
佐藤さんお忙しいところありがとうございました