レポドラ日記

ポクポク♪ 独特の音を守り続ける市川木魚製造所!

2017年01月25日(水)

お坊さんがお経を読む時に使う仏具、木魚

 実は日本では

愛知県でのみ生産されているんです

 

その中でも愛知県愛西市の

市川木魚製造所

唯一お寺の木魚を専門に作る工房なんです

 

玉斎 3代目 木魚職人の

市川幸造さんにインタビュー

 

もともとは中国で作られており

日本には400年ほど前に伝えられ 

その後東京京都に木魚職人が大勢いたそうですが

それが今は愛知県だけでしか作られていない

 

というのも

東京や京都など他の地域では

安価な中国製や外国製に押されたこともあり

後継者が途絶えてしまったから

 

尾張地方はもともとお寺の数が多く

仏壇・仏具産業が盛んだったため

最後の産地として残ったんだとか

 

 

その中でも市川木魚製造所

唯一のお寺専門の木魚工房

 

年間15~20個を製造します

 

少ないと思われるかもしれませんが

お寺専門というのとで大きい物や

高価なものを手がけているからなんです

 

ちなみに木魚の作り方はというと・・・

木から作った丸太を2・3年間寝かし

その後、木魚の形に成型します

さらにそこから5~10年間乾燥させて

注文が入ったら最終調整で表面の装飾を彫り

音の調律を行います

 

工房の2階には

大中小400個程が乾燥中です

 

そしてこだわりはなんといっても

 

木はそのまま叩いても

「カンカン」とか「パカパカ」という音しか出ず

「ポクポク」という独特の音になるのは

共鳴板という内部の特殊な構造によるもの

 

まさに職人技が生みだす音なのです

 

そして大きさによって音も変わるという事で

中継では一般的な家庭の木魚

お寺の木魚、直径39cm54cm

それぞれの音を聞き比べ

えええええぇえぇぇ

全然音が違う

 

39cmは丸みがあって優しい音

54cmはずっしりと深みのある音

 

放送を聞き逃した方は

是非ともラジコのタイムフリーで確認してください

 

このように全然大きさによって音が違うんですが

実は工房では現在・・・

直径3尺(90cm)もの大きなものを製作中

 

彫りだす前は直径160cm程のもので

20年に1度作るかどうかという代物

 

もちろんこの大きな木魚も

彫り終わった後は

10年間しっかり乾燥させます

 

10年後もこのポクポクという音を守り続ける事が

自分たちの仕事だ

と語って下さいました

 

 

優しい暖かみのある木魚の音

今後も独特の音を守り続けて下さいね

 

 




 レポートドライバー 清水藍

 

 

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