CBCからすぐ近く
名古屋市東区にある
ヤマザキマザック美術館
にお邪魔しました
芸術の秋にもぴったりな
秋の所蔵品展
が開催されています
ヤマザキマザック美術館は
工作機械メーカー
ヤマザキマザックが
母体の美術館
美術館初代館長の
山崎照幸さんが
ヤマザキマザック社長時代に
ヨーロッパで自社製品を売り込むかたわら
パリの画廊などで
絵画を蒐集するようになり
それらを展示する美術館が
2010年にオープンしたのです
4、5階部分が展示フロアになっており
5階には絵画
4階にはガラス作品・家具などを展示
18世紀~20世紀まで
300年にわたるフランス美術を一望する
絵画作品およそ80点と
アール・ヌーヴォーの
ガラスや家具など100点
を所蔵しており
これらの作品が一堂に会するのが
今行われている
秋の所蔵品展なのです
絵画作品では
18世紀にはヴァトーやブーシェ
ブラゴナールやシャルダン等の
ロココ調の写実的な絵画
19世紀のフロアには
ドラクロワやモネ、ピサロなどの
印象派の作品を中心に展示しており
20世紀のゾーンには
「エコール・ド・パリ」と呼ばれる時代で
ピカソやシャガール、モジリアーニなど
他国出身の画家が
パリに集合して一大文化期を形成した時代の
作品を展示してあります
これら全てがレプリカではない
本物の絵画が揃っているのです
そして作品自体も素晴らしいのですが
そんな作品をより魅力的に見せているのが
その展示方法へのこだわりなのです
当時の雰囲気を忠実に楽しめるように
絵だけでなくそれを収めている
額縁も当時のもの
を使用しています
作家たちの筆使いまで感じられるように
絵画作品はあえて額装から
ガラス板、アクリル板を
外してあります
またシャンデリアも
当時と同じ型のものを使用し
雰囲気抜群
またフロアの途中に
ロダンの彫刻なども置いてあり
自由に触ることもできちゃうんです
更に解説文を少なくし
音声ガイドサービスによる
説明を聞けるようにすることで
視覚的に絵に集中出来るようになっています
18世紀の絵画のお部屋では
まるで当時のベルサイユ宮殿に
来てしまったかのような
格調高い空間で
貴族になった気持ちでした(笑)
壁紙にもこだわっているそうですよ
ガラス作品・家具の方には
19世紀末にフランスを中心に華開いた
「アール・ヌーヴォー」の作品がたっぷり
ジャポニズムに強く影響された
エミール・ガレの代表作が
目玉になっています
幻想的なデザインのガラス花器や
日本の組み木材の影響を強く受けた
家具が展示してあります
こちらも展示にこだわっており
当時の雰囲気を出すために
すこし灯りを控えめにしています
こんなに素敵な作品そして空間が楽しめる
ヤマザキマザック美術館に
是非みなさんも足を運んでみてください
一緒に芸術の秋を楽しみましょう
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ヤマザキマザック美術館
「秋の所蔵品展」
11月13日まで開催
10:00~17:30
(土・日・祝は17:00まで)
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