今日は岐阜県郡上市にある
石山呉服店
にお邪魔しました
郡上市といえば
夏の時期に行われる
"郡上おどり"
そんな郡上おどりの期間中
浴衣をレンタルしているお店が
石山呉服店さんです
こちらのお店
そもそもはお着物を販売する
呉服屋さん
しかし郡上おどりの期間は
お着物を片付け商売はお休み
郡上おどり一色の
店内に変わるのです
着付けのスペースにはズラズラッと
たくさんの浴衣が並んでいました
浴衣の数は全部揃うと１５０種以上
古典柄はもちろんのこと
ビビットカラーのものがあったりと個性豊か
もちろん男性ものもありますよ
浴衣にもこだわりがあるそうで
女将さん曰く
「郡上おどりはたくさん動くので
しっかりとした浴衣でなければいけない」
とのこと...
長時間踊る郡上踊りでは
ちゃんとした浴衣を着ないと
着崩れてしまったりするそう
また、良い浴衣ならではの着心地のよさも
感じて欲しいそうです
女将さんが浴衣レンタルを開始したのは
２０年ほど前
その頃は郡上おどりに浴衣を着てこない人が
結構な数いたそう
しかし郡上おどりの振り付けは
浴衣でないと意味が伝わらないものがあったりなど
本来なら浴衣を着てきてほしい...
そして浴衣を着てもらえないのでは
今後の日本の着物文化が危ないと感じた女将さんが
郡上おどりもお着物も
どちらも応援したいという気持ちから始めたそうです
お話を伺っているだけでも
女将さんの郡上踊りへの情熱がすごいのですが
それもそのはず
女将さんは郡上おどり保存会の方なのです
郡上おどり保存会の浴衣を
着ていらっしゃるんですよ
この浴衣を着ている方は
まさしく郡上おどりをマスターされている方なので
「郡上おどり、初めてだから踊り方分からない...」という人も
この浴衣を着ている人の振りを
見ながら踊れば大丈夫なんだとか
そんな女将さんに
私も中継後に着つけて貰っちゃいました
今回貸して頂いたのは
女将さんがデザインした
「千代ゆかた」という浴衣
山内一豊の妻 千代が郡上八幡出身であり
そんな千代をモチーフにした浴衣です
松本、この色の浴衣を着るのは初めてです...
いつもは着ない色やデザインが着られるのも
レンタルの嬉しい所ですよね
そしてなにより着つけてもらいながら
女将さんからお話を聞けるのがうれしいですよね
浴衣をレンタルしてもらうには
電話で事前予約の後
下駄を持参してお店に行くだけ
浴衣も着付けも女将さんのお話も込みなのに
「商売ではないから」と
浴衣の洗濯代の３５００円のみで
レンタルしてもらえるんです
こんな素敵なレンタル内容のため
予約は埋まりやすいです
それでも郡上おどりは
長期間行われるので
とにかく電話でお問合わせしてみてください
女将さんお忙しいところ
ありがとうございました
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石山呉服店
岐阜県郡上市八幡町島谷828
TEL: 052-65-3854
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