2015年07月15日(水)
名古屋市守山区の宮地交差点にある「アンダーパス」に
新型の遮断器がこの地域で初めて設置されたということで
お話を伺ってきました
風船のように膨らむ遮断器なんです
アンダーパスといえば
掘り下げられた道路のため
台風やゲリラ豪雨などの際に水没してしまい
車が立ち往生してしまうという話をよく聞きますよね
そのように大雨で冠水してしまった時に
車の進入を防ぐために開発されたのが
「エアー遮断器」なんです
そしてこちらがその遮断器
パッと見はただの箱のように見えますよね
実はこの中に風船が入っているんです
どういった仕組みかというと
豪雨などにより水位が15cmに達すると
機械が察知し空気で膨らましていくのです
「15cm位なら大丈夫なのかな?」と
私は考えてしまっていましたが
実は大間違い
15cmというと丁度車のマフラーの位置なんです
しかもアンダーパスは掘り下げられているため、
短時間ですぐに水位が上がっていきます
つまり、少しでも早く通行止めにしなければいけないのです
ちなみに職員の方には5cmの水位の時点で自動で連絡が届くそうです
職員の人が現場に着くまでの間に
先に通行止めをしてくれるのがこのエアー遮断器なんです
実際に膨らんでいく様子がこちら
扉が開いて出てきます
完全に膨らむと長さ3.5m、直径60cmの棒状の風船になり
道幅一杯に広がります
また、夜でも見えるようにLEDが内臓されているそうです
片づける時は
職員の方がきちんと安全確認をしてから
手作業で片づけるそうです
ちなみに、今回こちらにエアー遮断器が設置されたということですが
実際に一昨年・昨年と車が立ち往生する事態が発生しているそうです
注意するべき季節は梅雨かと思いきや
夏~秋の初めにかけてなんだとか
ドライバーは普段から十分に注意して運転しなければいけませんが
突然の大雨に対してすぐに対応してくれる
このエアー遮断器には今後も期待できそうですね
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