2015年06月03日(水)
三重県鳥羽市にある
こちらには、三重県を中心に
海女さんや漁師さんなど海に関わりのある人たちが使用してきた
道具などが6万点も収蔵されています
そして、このほど
カツオ漁に関する貴重な資料
掛け軸や帳面など39点が新たに寄贈されました
お話を伺ったのは
海の博物館 学芸員 懸拓也さん
年代物で劣化が激しいことから
まだ展示されていませんが、特別に見せていただきました
まずは掛け軸
某鑑定番組に出そうなこちら
木の船のに着物やふんどし姿の13人の男性がいて
カツオの一本釣りをしています
また、奥には富士山も描かれています
縣さんいわく
この地域では縄文時代からカツオ漁が行われており
全国でも2・3位を争う有数の漁獲量を誇るんだとか
高知以外でも
カツオ漁では一本釣りが一般的なんです
しかし、掛け軸と現在では
やっぱり時代が違う
掛け軸の描かれた江戸時代は
「カイベラ」と呼ばれる棒で海面を叩き
カツオを興奮させて釣る方法だったのですが・・・
現在は、機械で海面に波をたてます
ちなみに
掛け軸は大漁や安全を祈願して、
お正月 に飾られたといいます
そのため縁起の良い富士山が描かれているんですね
他にも、寄贈された帳面には
江戸時代後期から明治初期の
カツオの漁獲量や乗組員の給料などが分かります
当時の貨幣価値で
カツオは1本、2000円~5000円だったそうです
冷凍技術などもなかったため
生の魚は貴重
このように、当時の様子が分かる資料ですが
劣化が激しく修復作業が必要なため
まだ公開されていません
博物館では修復費として
10万円の募金を募っているそうです
今がちょうど初ガツオのシーズン
カツオ漁の今昔物語を知って
いままで以上に美味しく
レポートドライバー
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