レポドラ日記

こだわり絶品の干し芋・きんこ芋♡

三重県志摩市で昔から親しまれている干し芋「きんこ芋」!
こだわって作られた美味しい干し芋を求めてきんこ芋工房・上田商店さんにお邪魔しました☆

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三重県志摩市の
きんこ芋工房・上田商店にお邪魔しました!


上田商店 専務兼芋娘の橘さんにインタビュー♪
お忙しいところありがとうございました!


店名にもなっている“きんこ芋”とは志摩地域でいう「干し芋」こと!

海に囲まれた志摩地方ではミネラル豊富なさつまいもができることもあり
海女や漁師のミネラル源として親しまれてきました。

「きんこ」という呼び名は干しナマコのことを指す「金ん子」からきています。
漁村ならではの一風変わった呼び名です。
昔のきんこ芋は黒ずんでいてカチカチに堅く
干している姿も干しナマコのようだったことが由来だそうです。


現在お店では、干し芋の原料となるさつまいもの収穫を行っています。
きんこ芋に使われる“ハヤト芋”も上田商店の畑で栽培しています。

「ハヤト芋」というのは、サツマイモの一種。
元々は九州から伝わった品種で昔からこの地域で作られてきました。
全国的にも生産量が少なく、市場に出回ることが滅多にない希少な品種です。
断面を見てみると…

ほんのりオレンジ色!
お芋自体の水分量が非常に多く
ねっとりとした食感と綺麗なオレンジ色が特徴的な芋です。

 そんなハヤト芋を使って作られる干し芋は
煮切干し(にきりほし)製法という製法で作られるのだとか。

一般的な干し芋は「蒸し切干し」製法。蒸かして・切って・干す製法です。
煮切干し製法はさつまいもを煮て・切って・干しあげる。
全国でもほとんど残っていない製法です。

皮をむいたさつまいもを昔ながらの大釜で時間をかけて煮て
その後じっくりと蒸らし、さつまいもの甘味をさらに凝縮していきます
煮上げて蒸した芋は手で取るだけで崩れてしまいそうなほど柔らかく
蜜も溢れています☆

そんな芋を崩れないように丁寧に並べていきます。
引き出した甘味をさらにおいしくさせるのは、こだわりの天日干しです!!
気温と風向きをこまめに確認し、うま味を閉じ込めながら
っくりとお芋の水分だけを抜いていきます。

工程も多く手間がかかりますが
もっちりと柔らかな干し芋が出来上がります。  

芋は収穫してから1か月寝かせます。
そうすると甘味が増すのだとか!
そして12月ごろから加工が始まります。

また、湿っていて暖かい潮風ではなく、山からの冷たい風を利用するため
風を読みながらタイミングを見計らって大体1週間ほど干していきます。
この風を読む作業は橘さんのお父様しかまだ出来ない職人技なんだとか!!
気温や風向きが合わない時は熟成庫に入れます。

そうして商品が出来上がるのは大体12月中旬ごろからです。

実は、一番人気の特選きんこ芋はすでに売り切れ!!
毎年作れる数も限りがあり昨年は2月には売り切れました。
すでに12月発送分の予約を開始しています。


中継では特別にサンプル用として取ってあった特選きんこ芋
ご用意していただきました!


オレンジ色がきれいなきんこ芋♪
楊枝で刺すとすでにねっとり感がすごいんです♡
口にいれると上品な甘さとともにねっとりもっちりしていて美味しかったです…!
まるで和菓子を食べているような満足感♡

頂いた商品は既に売り切れですが
店舗限定の商品も販売しています!


また、店内ではきんこ芋を使ったスイーツも大変人気♡
ロールケーキにプリンもありますよ~!!


中継後には芋蜜たっぷりのソフトクリームをいただきました!
これもとーーーーっても美味♡

こちらはお店でしか味わえないので
是非食べていただきたいです……!!

とっても大満足な中継でした(笑)
ごちそうさまです!

皆さんもこれから楽しめるこだわりの干し芋・きんこ芋♪
是非じっくり味わってくださいね!

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きんこ芋工房 上田商店
平日12:00~17:00
土日祝 10:00~17:00
不定休
詳しくはHPをご覧下さい!
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☆松本結花★
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