愛知県刈谷市のJAあいち 中央刈谷北部 営農センターにお邪魔しました。
この地域の名物はこれからが旬の「黄色い小玉スイカ」です。
詳しいお話を営農センター所長の杉本さんに伺いました。
旬は7月上旬まで!愛知県刈谷市北部の名産「黄色い小玉スイカ」
JAあいち 中央刈谷北部 営農センターでは刈谷市北部の特産品の販売、地元の農作物の栽培のお手伝い、地域で農業を営まれている方への支援などを行っています。
地元の方がふらっと気軽に立ち寄れる場所として親しまれています。
刈谷市北部ではいろいろな農作物が作られていますが、本格的にスイカの出荷が始まりました。
夏の果物といえばスイカ!ですよね。
この刈谷市北部ではスイカと言えば「黄色い小玉スイカ」が名産です。
この黄色いスイカは約30年前に作り始められたそうです。
昔は井戸や川でスイカを冷やしていましたが、冷蔵庫で冷やす方も増えたことから、冷蔵庫にもすっぽり入るような小玉にしたのが特長です。
ハンドボールくらいの大きさで、女性でも片手で持てるようなかわいいサイズです。
従来の赤色のスイカとの差別化を図るために、この可愛くてポップな黄色になったそうです。
そして一般的なスイカよりも皮が薄いのが特徴。厚さが3ミリほどで縁まで食べられ、食べた後のゴミが少なくて済みます。
もちろん味はみずみずしく、シャリシャリとした食感でサッパリとした味です。
この黄色いスイカ、意外と知らない方も多いそうで、昔から馴染のあるこの地方の方にとっては不思議なんだとか。
「黄色い小玉スイカ」は7月上旬までの約1ヵ月間が旬だそうで、夏が始まった!と思ったらシーズンが終わってしまいます。
一方で、一般的な赤いスイカは6月下旬頃から出荷が始まるので、黄色から赤色へのバトンタッチで、毎年2種類のスイカが楽しめるわけです。
ちなみに杉本さんは「どちらのスイカも大好きだけど、シーズン初めに食べられる黄色いスイカが好き」なんだとか。
旬のこの時期に来たわけですから、「黄色い小玉スイカ」を頂きました。
外見は一般的なスイカと全く一緒。
切ると…
すごく鮮やかな黄色!綺麗ですね。
包丁で切るところを見ていると、切った瞬間に果汁があふれ出てきたんです。
持っている手に滴る程!すごくみずみずしいです。
そして甘い!赤いスイカよりも甘く感じました。
そんな「黄色い小玉スイカ」にちなんだ、毎年恒例のイベントがあるんです。
それが、朝8時半から始まる『スイカのトラック朝市』です。
今年は6月17日(日)と7月1日(日)に開催されます。
6月は黄色い小玉スイカ、7月は赤いスイカですよ。
生産農家さんの軽トラなどの荷台に合計1,000玉程のスイカ!
1時間半ほど売り切れる時もあるそうです。
生産者との会話を楽しみながらお買い物が出来ますよ。
ちなみにこの「黄色い小玉スイカ」、前述したように皮が非常に薄く宅配には向いていないため、電話などでの販売受付は行っていないそうです。
あくまで店頭販売ということになりますが、刈谷ハイウェイオアシスなどでも販売しているそうです。ドライブのついでに購入できますね。
「黄色い小玉スイカ」、ぜひともこの機会に味わってくださいね。
(石坂窓花)
JAあいち 中央刈谷北部 営農センター
愛知県刈谷市東境町神田36-1
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