今回のテーマは「耳石」です。
平衡感覚を司る器官ですね。
人間の耳の中に入っていて、つぶつぶした砂状のものが耳石。
実はこの耳石は、魚にもあるんです。
そしてその魚の耳石を愛し、集めている「耳石ハンター」
蒲郡市形原北小学校5年生の小松海音(しおん)君に
お話を伺ってきました!
人間の耳の中にある耳石が魚にもある
ということは、魚にも耳があるんだそうです。
魚の耳石は頭蓋骨の中にあり、
目から斜め上後ろあたりに位置するんだとか。
機能も人間と同じように
音を聞いたりバランスをとったりします。
海音君は1年半ほど前から魚の耳石を集め
今は145種類もの耳石を集めました!
3日に1回、朝4時に起きて近くの漁港の市場に行き
値が付きにくい魚がまとめて安く売られているものを狙って購入します。
買った魚は家族4人のおかずになるので
費用の半分は海音くんも出しているんですって。
魚を丸ごと購入した後、家で魚をさばくのは海音君。
独学で耳石を取り出すそうなんですが・・・
海音君「まず下あごを取り外し、えら、咽頭を取り除くと
背骨に繋がる丸いふくらみがあるんですけど、
そのふくらみの骨を割ると耳石が取り出せます。」
パーソナリティの丹野さん「解剖医みたい。」
小林「細かい作業ということはわかりました。」
こちらが魚の耳石!
そら豆ほどの大きさのものから
ごまよりも小さいものまで・・・!
形も独特です。
例えばこちらは
天使の羽のような形!
海音君は
耳石から魚の栄養状態や年齢もわかるので研究しがいがある
と耳石愛を語ってくれました。
耳石コレクションだけでなく
耳石研究ノートも作っているんです!
将来の夢は海洋学者になって魚の耳石の研究をすること。
輝く未来の学者さん、ファイトです!