愛知県刈谷市にある
刈谷市立依佐美中学校へ◎
こちらの科学部の生徒さんが
第58回自然科学観察コンクールで、
見事1等賞を受賞!おめでとうございます*
しかも、研究テーマは「底なし沼」!?
これは楽しい予感しかしない!!!(笑)
詳しいお話を科学部3年の田中稜真さん、杉浦陸さんに伺いました◎
自然科学観察コンクールは、昭和35年から続く
全国の小・中学生を対象とした理科自由研究コンクール!
自由研究の発表の場として、
例えば動・植物の生態や、天文、気象の観測など、
とにかく自由なテーマで行われるコンクールなんです◎
依佐美中学校科学部の生徒さんも
なんともユニークな「底なし沼」をテーマにして研究し発表!
リーダーの田中さんいわく…
昨年の夏、水不足で山梨県の河口湖が水位低下により泥沼化し、
「まるで底なし沼」になって人が抜け出せなくなった
とのニュースを見て、底なし沼の構造に興味を持ったことがきっかけ☆
研究では
①そもそも「底なし沼」とは何か
②どうやってできるのか
③なぜ「底なし沼」から抜け出せないのか
④脱出法はあるのか
を、研究!!
(脱出方法気になります!!!!)
では改めて、底なし沼っていったい何?
と問いかけたところ…
「底なし沼といっても底はあります」
とあっさりと返す杉浦さん(笑)
地球は球体なので、
底がなかったら地球の裏側、ブラジルまで出てしまいますよね!
そこで、底なし沼の研究を進めるにあたって
田中さん達はまず底なし沼を定義することから始めました。
定義①:濁って底が見えない
定義②:どろっとして、流れがない
定義③:物体が動くと沈んでいく
この3つがそろったものを「底なし沼」としました◎
そして研究では、学校の近くの土壌
校庭のグラウンド・野球のマウンド・田んぼ・山から土を採取し
土と水とを混ぜあいメスシリンダーの底に沼を作り
底なし沼がどうやってできるのかを調べました。
その後、電動歯ブラシを使って沈み込み具合などを調べたり
大きさの違う粒を使って
「もがく動作が大きい程下へ進水の流れが大きくなり沈み込みやすくなる事」
を突きとめました!!!!
と、いうことは…
底なし沼に沈んだら、むやみやたらに動かない方が良い!
と言うことですね☆
では、もしも底なし沼へはまってしまった場合…
肝心の脱出方法はというと!?
実はヒントは漫画のなかにありました(笑)
顧問の平松先生いわく、
漫画「北斗の拳」で
底なし沼のようなものから抜け出す描写がある!とのこと。
その名も南斗水鳥拳奥義「飛翔白麗」!!!
これは、沼面に向かって手を押し出すような動作を行うと
足が抜け出るというもの。
そこで、実際にその「北斗の拳」の描写の場面と似た動きをする
カエルのおもちゃを利用して実験したところ…
「やわらかい地質の底なし沼」では、
5回目で足が抜けたが、手は沼に沈むという結果が!!!
「堅い地質の底なし沼」では、
1回目で体全体が抜け出すという結果が!!!!
ということで、底なし沼にはまってしまった場合は
北斗の拳の南斗水鳥拳奥義「飛翔白麗」のように
跳び箱を飛ぶように手で勢いよく沼の面を押しましょう!!!!
しかし!!!
沼の地質によっては1回で抜け出せない可能性もありますので、
きちんと周りに助けを求めることもお忘れなく☆(笑)
高校ではこの経験を活かし、色んな事に興味を持って
新しいことにチャレンジしていきたい!と話してくれた田中くん◎
これからも好奇心旺盛に色んな現象に興味を持って
どんどん不思議なことを解明して下さいね☆
みなさん、ありがとうございました*
レポートドライバー*清水藍