岐阜県各務原市にある
「アクア・トト ぎふ」
カピバラさんも大人気のこちら♪
淡水魚にスポットを当てた全国でも珍しい水族館で
淡水魚水族館としては、世界最大級!!
学芸員の池谷幸樹さんにインタビュー☆
「木曽三川・長良川側の源流から河口まで」と、
「世界の淡水魚」をテーマに
自然環境を再現した展示が自慢◎
様々な展示がありますが
今回注目するのは「メコン川」☆
「メコン川」は、東南アジア最大の国際河川◎
中国・チベット高原にはじまり
ミャンマー・ラオス・タイ・カンボジア・ベトナム
6つの国をまたいで流れます*
1200種類の魚類が生息するといわれていますが
やはり、未知の魚も多いそうです!
そんな メコン川の展示で ひときわ目を引くのが
『メコンオオナマズ』
秋篠宮殿下が研究されていることも有名ですよね♪
うろこのない魚では世界最大級ということで
とっても大きい!!!!
過去にはは全長3m、重さ350kgのものが
捕獲されたという記録もあるんです!
以前はメコン川流域に多く見られたそうですが
現在は国際自然保護連合のレッドリスト
「絶滅危惧種」に指定されており
取引はワシントン条約で制限されています。
目が口よりも下にありなんとも不思議なお顔^^*
見た目は大きいですが神経質で臆病な性格が特徴です◎
こちらには開館の際に
研究目的でタイの政府から寄贈されました。
しかし当時、生態はよくわからず
手探りで飼育してきたそう…。
来てすぐはご飯もよく食べていたそうなんですが、
それから暫くすると絶食する個体もでてきたそう(><;)
普通はエサを食べない状態が続くと
背中がこけて頭の骨が露骨に見え死に至ることが多いのですが
こちらのメコンオオナマズは315日間絶食した個体も!?
(もちろん、元気よくエサを食べていた個体もいたそうです!)
そこで!
それぞれの個体が毎日食べたエサの量を記録し
その生態を研究…
その結果!!
“絶食の時期がタイの雨期と概ね重なるのでは”
と論文を発表!!
タイから遠く離れたこの地でも、野生の勘といいますか…
体内時計をもっているのかもしれないのですね!
しかし、まだまだ謎は多いメコンオオナマズ*
これからも池谷さんたちの研究は続きます!!!
春休み期間中、「アクア・トトぎふ」へお越しの際は
メコンオオナマズへの熱い思いを持った
池谷さんたちの研究努力にも想いを馳せてみてくださいね^^*
また色々なお話を聞けること、楽しみにしています!!!
ありがとうございました❤
世界淡水魚園水族館
「アクア・トト ぎふ」
岐阜県各務原市川島笠田町1453
TEL:0586-89-8200