Kis-My-Ft2の宮田俊哉さんは、ボカロP・あんみつとしても活動しています。
さらに先月、ライトノベル『境界のメロディ』 (メディアワークス文庫)で作家デビュー。
6月16日放送のCBCラジオ『RADIO MIKU』では、宮田さんがボカロ楽曲クリエイターとして出演し、楽曲を作り始めたきっかけなどを聞きました。
聞き手は清水藍です。
アイドルでクリエイター
2022年、あんみつとしてボカロPデビューした宮田さん。
デビュー作「鏡鳴」(あんみつ(宮田俊哉) feat. 初音ミク)は、ニコニコ動画で15万再生超えを達成して殿堂入り。
ニコニコユーザーの2023年の"推し"動画から、投票で受賞作品とランキングを決定するアワード企画「ニコニコ動画アワード2023」ではルーキー部門でボカロ賞・歌ってみた賞・踊ってみた賞の3冠達成も果たしています。
また、今年2月に開催された「ボカコレ2024冬」では、「たまゆらの恋」(あんみつ feat. 初音ミク)がTOP100で15位にランクイン。
そして声優として、さらに作家としてライトノベル『境界のメロディ』 (メディアワークス文庫)でデビューなど、多彩な才能を発揮中です。
あんみつ「大体プロフィールを紹介される時はKis-My-Ft2が最初に来るんですけど、まずボカロPから入るのが、さすがボカロ番組ですね。ありがとうございます!」
清水「うちの番組ならではの紹介をさせていただきました。ここはボカロ番組なので、ボカロPとしてのお話をお伺いしたいなと」
アイドル・Kis-My-Ft2メンバーとしての印象が強い宮田さんですが、あくまでもこの番組ではボカロP・あんみつとして紹介する清水。
コロナ禍がきっかけ
まず宮田さんにボカロの出会いを尋ねます。
あんみつ「出会った時期で言うと、『ブラック★ロックシューター』とか」
清水「本当に2008年とかかなり初期ですね」
他にも「ロミオとシンデレラ」(doriko feat. 初音ミクの)などを聴いていたという宮田さん、ニコニコ動画で多数の作品を聴いて「ミクはこんな歌い方もできるんだ」と気付いたそうです。
初音ミクについては「皆で成長させていく文化が好き」と語ります。
2022年にボカロPデビューしたきっかけはコロナ禍でした。
ステイホームの状況下、YouTubeで作曲の勉強などをしており、ニコニコ生放送で番組を持っていたことから企画が欲しかったそう。
あんみつ「僕と同じように『ボカロPになりたいけど、何を揃え、何を買ったらいいんだろう?どう勉強したらいいんだろう?』と思っているリスナーと一緒に学んでいければ」
そして著名ボカロPの40mPさんから、楽曲の作り方や機材の揃え方などをレクチャーしてもらいます。
シンクロニシティ
実は清水も、時を同じくして2021年4月から同局の『RADIO MIKU EX』において、名古屋在住のボカロP・ねじ式さんを講師に迎えて「初音ミク」を使って曲作りを始めました。
清水「初音ミクのソフトウェアを神棚にずっと飾ってて、約10年神棚を見ながら生活してたんです。番組で開封の義をし、インストールして…とまさに同じでした。違うのは…『ボカコレ』でランクインの実績があるかどうかですね」
清水のひと刺しに「これから楽曲聴きますから!」とフォローする宮田さん。
ちなみに楽曲制作で意識していることは?
あんみつ「物語を作ってから曲にするというか。一つのシーンを思い浮かべたら、ダイジェストにするのがいいのか、そのシーンを切り取った方がいいのかって感じで考えています」
今年3月、この番組で「たまゆらの恋」(あんみつ feat. 初音ミク)をオンエアOAした時も「情景が浮かんできた」と清水。
さらに宮田さんはライトノベル『境界のメロディ』を3年かけて執筆したことや、未発表楽曲の存在についても言及しました。
普段とは違うクリエイターの顔を存分に見せた宮田さんでした。
(葉月智世)
RADIO MIKU
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2024年06月16日19時03分~抜粋