RADIO MIKU

初音ミク16周年イベント「ミクフェス」で発した『Dear Creators』の意味

2007年8月31日にクリプトン・フューチャー・メディアから発売され、昨年設定年齢である16歳(発売16周年)を迎えた『初音ミク』。
3月31日、東京・日本武道館で初音ミクの16歳を祝うイベント『MIKU FES’24(春)~Happy 16th Birthday~』が開催されました。

4月7日放送のCBCラジオ『RADIO MIKU』では、このイベントに参加したパーソナリティ・清水藍が会場での模様を楽曲を聴かせつつ紹介します。

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ミクフェスに参加

まず紹介したのは「みんなみくみくにしてあげる♪」(MOSAIC.WAV × 鶴田加茂 feat. 初音ミク)。「普段初音ミクやボカロをあまり知らない人でも。一度は聴いたことがあるのではないか」と清水。

清水「実はミクちゃんたちって、いろいろなイベントを行っていまして。ボカロ界隈ってイベント盛りだくさんなんです」

例えば生バンドとの共演やDJライブ、クラシックコンサート、歌舞伎など体感できるリアルイベント以外にも、ネット上で『The VOCALOID Collection(略称:ボカコレ)』など投稿祭が頻繁に行われています。

この番組でも、清水と番組プロデューサーが共作で「ボカコレ」などに今までオリジナル曲を7曲投稿してきました。

そんな中、清水は日本武道館で3月31日に行われた『MIKU FES’24(春)~Happy 16th Birthday~』(以下「ミクフェス」)に参加しました。

緑のペンライトの海

初音ミクが日本武道館でイベントを行うのは、今回で2度目です。

清水「そのイベントの1曲目、初手が『みんなみくみくにしてあげる♪』だったんです。もうこの曲は、ライブが始まった瞬間にテンションが爆上がりですよね」

日本武道館のステージ上部、天井近くには日本国旗が掲げられています。
「その国旗の下で歌う初音ミクと、ミクのテーマカラーである緑のペンライトの海は圧巻の光景だった」と振り返りました。

日本武道館はすり鉢状のホール形状になっているため、1階アリーナにいた清水にはそこまでしっかり見えませんでしたが、2階席にいた人は1階の観客が振るペンライトの海がよく見えたのではないかと予測。

ちなみにこのイベントは4月30日までアーカイブ配信が行われているとのことです。

作り手も、受け手もクリエイター

初音ミク16周年では「Dear Creators」というメッセージが掲げられました。
楽曲を作ったボカロP、絵を描いたイラストレーター、そして受け取るファンと大きくボーカロイド文化が広がっていったと同時に、初音ミクと一緒にクリエイターも大きく成長してきました。

武道館で観客と一緒に楽しむ様子に、清水も心打たれたと話していました。「ミクフェス」に参加したリスナーからもメールです。

「個々の曲についてのコメントは他の方に譲りますが、ミクさんが最後に言った『私を愛してくれる全ての人が、初音ミクを作るクリエイター』この言葉が深く刺さりました」(Aさん)

清水「この言葉、良かったですよね。何かものを作る人だけがクリエイターというわけではなく、それを受け取る人、例えば曲を聴いたりしてSNSにシェアすると、その言葉がクリエイターの糧になる。クリエイターの意欲を燃やすという意味では、リスナーやファンの方も私はクリエイターだと思います」

逆に言えば、曲を作り、絵を描く存在だけではなく「それを受け取るリスナーやファンがいることで、初めて初音ミクが存在し続けられるのでは?」と清水。

「ミクフェス」での個々の曲やクリエイターに対していろいろと話したいことが多くあるものの、時間が足りないため次週しっかり話したいと締めくくりました。
(葉月智世)
 
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2024年04月07日19時07分~抜粋

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