RADIO MIKU

東北の人気キャラ「ずんだもん」が地球を破壊する?

ボイスキャラとして、そしてバーチャルシンガ―としても人気急上昇中のキャラクターに、ずんだ餅をモチーフにした「ずんだもん」があります。

3月22日放送の『RADIO MIKU』では、清水藍と斉藤初音アナウンサーが、この「ずんだもん」にまつわる曲を紹介しました。

[この番組の画像一覧を見る]

社会人にとっても身に染みる曲

オープニング楽曲は、世界最大のボカロ楽曲レーベル「KARENT」から選曲した「いっぱいキャパシティ」(宮守文学 feat.春日部つむぎ、ずんだもん)。

斉藤「かわいらしい雰囲気のメロディとあわただしい感じの歌詞がよく合っていますね。ミュージックビデオ(MV)では表示されている歌詞に、赤ペンで添削していて学生がテーマの曲なのかなと」

今の学生は、学校の授業に部活、塾などの習い事と忙しくしている人もたくさんいます。斉藤自身は社会人になってからも、何かと忙しくてキャパシティがいっぱいだと話し、この曲に共感できるとか。

清水「社会人の人にとってはこの時期年度末ということで、いろいろなことに追われている方もいるんじゃないでしょうか」

MVちょっとぐさりと来る歌詞もあり、机の上に置いてるずんだもんに語り掛けている様子もかわいいと話していました。

「ずんだもん」人気の動向

ずんだもんは、同じくずんだ持ちをモチーフとした「東北ずん子」の必殺技「ずんだアロー」の弓が変身した、ずんだ餅の妖精。ずんだ餅を食べれば食べるほど知性が上がっていくという謎の設定もあります。

年に2回ニコニコで行われるボカロ楽曲投稿祭『ボカコレ』でも、ずんだもんを使用した楽曲が回を重ねるごとに人気を博しています。

清水「私の母は『ずんだもんを女の子のキャラだと思っていた』みたいなことをね、言ってたんです」

確かにキャラクターのイラストは、どちらにも見えるデザイン。
そんなずんだもんの曲の中から、昨年ニコニコで開催された『初音ミク16周年記念 1枚絵動画投稿祭』での特集で、清水が「地球を破壊するずんだもんがめちゃくちゃよかった」と話したことがありました。

その楽曲は「サヨナラノ、メテオ。」(とらい feat. 初音ミク&重音テト)でした。

ずんだもんが隕石になって地球へ来る曲

曲を聴いた斉藤は「衝撃の楽曲」と一言。
タイトルの「メテオ」には、流れ星・隕石の意味がありますが、歌詞に「衝突」というワードがあるため隕石だと思ったそうです。

斉藤「これって、地球に隕石が落ちる歌ってことですよね?それをポップに軽快に楽しく歌っていいんですか?」

他にも、歌詞には「滅びの宴」というフレーズもあり「こんな歌を歌っていいの?」と思ったとか。人類にとっては絶望的な状況なのに、明るく歌っているギャップから衝撃的という感想が出たようです。

清水「『1枚絵動画投稿祭』でサムネイルを見て、かわいらしいほんわかした曲なのかな?って思って聴いてみたら、まさかの内容でびっくりしました。1分45秒という短い曲なのに、ドラマが詰まってますよね」

地球に隕石が衝突する様を客観的に歌う初音ミクと重音テト、そしてメテオとして登場するずんだもんの取り合わせが最高にシュールで、とても大好きな曲だと力説。
「ミクとテトがきれいな声で『この世に生きとし生けるもの サヨナラ~』と歌われても、衝突される人類はそんなわけにはいかない」と突っ込む斉藤。

清水も「落ちてほしくはないけど…」としつつ、もし地球に隕石が衝突する場面に遭遇したら、間違いなくこの曲が頭の中に流れそうだと話していました。
(葉月智世)
 
RADIO MIKU
この記事をで聴く

2024年03月23日00時00分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報