RADIO MIKU

バーチャルシンガー「重音テト」の魅力を楽しめる『ボカコレ』投稿曲

2月22日から25日、ニコニコで開催されたボカロ楽曲投稿祭『The VOCALOID Collection 2024 Winter』(以下「ボカコレ2024冬」)」。

3月15日放送のCBCラジオ『RADIO MIKU』では、多数のバーチャルシンガーが使用された中で、初音ミクと重音テトが歌う曲をセレクトし、清水藍と斉藤初音アナウンサーが紹介しました。

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「Synthesizer V」でテトが変わった

『ボカコレ2024冬』に投稿された楽曲の総数はおよそ7100。
初音ミクをはじめ様々なバーチャルシンガーが歌う中、最近番組で流す頻度が増えているのが重音テト(かさねてと)。

もともと2008年のエイプリルフールに誕生し、歌声合成ソフトウェア「UTAU」で定番となっていましたが、昨年歌唱合成ソフト「Synthesizer V」AI用ライブラリとして登場してから、さらにマスター(利用者)が増えた模様です。

清水「ということで、今回の『ボカコレ』で初音ミクと重音テトが歌うボカコレ楽曲を紹介していきますね」

まず清水が紹介したのは、『ボカコレ2024冬』ルーキー部門で84位なった楽曲「劇終」(夜抒 feat. 初音ミク・重音テト)。清水がヘビロテするほど気に入ったとのこと。

もともとロック好きの清水ですが「この曲は中華のエッセンスもプラスされたり、個性的な調声されていたりする点がいい」と推しポイントを語ります。

前述の「Synthesizer V」が発売されてから、安定したテトの歌声に、ミクで遊び心満載の調声が加えられるようになった、と分析する清水。
「時代の流れを感じるとともに、今だからこそ聞けるボカロソング」と評します。

クリエイターからの自薦曲

続いてもルーキー部門の曲ですが、クリエイターから自薦された楽曲です。
それが「ヤババイナ」(さたぱんP feat. 初音ミク・重音テト・ずんだもん)。

「ルーキー部門で4位という成績を残すことができました。およそ3800件というルーキーの投稿がある中で、このような結果が残せたのは応援してくれた方々のお陰です。
楽曲の聴きどころは、カオスの中にあるキャッチ―さです。複雑な構成ながらもサビはスーパーキャッチ―メロディなので、一回聴くと忘れないと思います。忘れないでくださいなのー!」(さたぱんP)

「ヤババイナ」を聴いた斉藤は「これ、今何を聴いたんだ?って思うようなハチャメチャ感がすごい!」と絶賛します。

斉藤「聴いていて楽しい。最初は何を言っているのか頑張って聴こうとするんだけど、聴き取れない。でも歌詞を見ると『あ、そう言ってるのか』ってちゃんとわかる。聴き終わると、もう一度再生したくなる」

さたぱんPさんの自薦通り、「一回聴くと忘れない」曲でした。

壮大に何も始まらない曲の意味は…

続いては15歳のリスナーからリクエストです。

「リクエストは『ひつじさんチームヤギさんチーム』(ンバヂ feat. 初音ミク・重音テト)です。歌詞がほぼ『ひつじさん』『ヤギさん』で作られた、とっても可愛くてほっこりする曲です。テトの声も相まって、より可愛くなっています」(Aさん)

斉藤「3分に満たない楽曲の中で、本当にひつじさんとヤギさんの話しかしてない(笑)」

清水「話をしているのかも怪しい(笑)」

斬新な歌詞なのに、可愛らしい曲調でついつい引き込まれる楽曲です。

この楽曲のタグは「壮大に何も始まらない」。このタグを見た清水も「そうだよな」と納得する他なく「癒し効果は絶大」と断言。
何も始まらないけど、つい最後まで見てしまう中毒性があるとも語りました。
(葉月智世)
 
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2024年03月16日00時03分~抜粋

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