RADIO MIKU

ボカロP・幽霊一文字「巡音ルカ」への愛を語る

ボカロPの幽霊一文字さんが、3月1日放送のCBCラジオ『RADIO MIKU』に出演しました。

1月30日にバーチャルシンガ―「巡音ルカ」の15周年アニバーサリーソングのひとつ「MAGA MAGA」を制作した幽霊一文字さん。
清水藍と斉藤初音アナウンサーが「巡音ルカ」との出会いや、音楽の原点などについて尋ねました。

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仏滅に活動再開

幽霊一文字さんは前の名義「yu-go」を改め、昨年9月29日の仏滅に活動再開しました。
清水から「ニコニコ動画で『仏滅』という字を初めて見た」と突っ込まれ、「仏滅はたまたまだった」と語る幽霊一文字さん。

一般的に仏滅は、何をしてもいい結果が望めない凶日とされますが、そんな日に「奈落ニ指向性」という楽曲で復活しました。

幽霊一文字「曲を作っていて、大体この辺りに完成するだろうなと思っていて。(完成予定を)9月29日と考えたものの、後々調べたらこの日仏滅だから曲投稿するのは縁起悪いかな?とも思ったけど、この名前だからこそ、仏滅に投稿した方が面白いんじゃないかって(笑)」

話は、幽霊一文字さんの音楽の原点であるボカロとの出会いへ。

幽霊一文字「僕のボカロの出会いは、バイトしてた頃によく遊ぶ友達がいたんですけど、車の中でBGMが流れてて。その中に初音ミクの『みくみくにしてあげる♪』があったんです」

最初は人間が歌っているようには聴こえないと思った幽霊一文字さんですが、ボーカロイドの存在やニコニコ動画へ投稿する文化を教わったとか。
ちょうど組んでいたバンドが解散した直後ということもあり、ニコニコへの投稿を考えるようになります。

ルカだけを愛そうと決めた

曲によって「初音ミク」や「鏡音リン・レン」も使っていた幽霊一文字さんですが、改名後からは専ら「巡音ルカ」の楽曲を制作しています。

幽霊一文字「鏡音リンや初音ミクとは違って、ルカは大人びた印象で。大人びたセクシーな印象が、自分の楽曲に合うかなと思って使い始めた」

その理由を「ルカだけを愛そうと決めた」と続けます。

斉藤「曲の中に不穏さを入れる幽霊一文字さんになってからの世界観は、なぜそうなったんですか?」

幽霊一文字「今の曲調はEDM、明るいですけど自分のメンタリティーな部分では暗い部分を表現したいのはあって、そこをうまく組み合わせたいということで、今はそういう感じで曲を書いています」

自身の性質を根暗と評し、外面は人当たりがいい分と自分の中のドロドロとした部分のバランスを取っているという話に、清水たちも「今それ(人当たりの良さ)を実感します」と頷きます。

『巡音ルカV4X』の魅力

活動再開時に巡音ルカに専念したことで、どのように対話しながら曲を作っていたのかを尋ねた清水。

幽霊一文字「活動再開前は『巡音ルカV2』を使ってたんですけど、去年V4Xを買ったんです。V4Xすごいって思ってて、いろんな表現方法が増えていると言いますか、ウイスパーな声をパラメータでいじることができたりとか。これだったらいろんな曲が書けそうだなと」

実際に使ってみることで、『巡音ルカV4X』の魅力を体感しているという話に、清水も納得。
その後もオススメ楽曲などの話が続く中、最後に清水が個人的に聞きたいと尋ねたのは…。

清水「幽霊は見えるんですか?」

その回答は「見えたことはないが、聴こえたことがある」というもの。
ざわめく清水たちに「この話をすると30分はかかる」とか。
あらためて8月のお盆頃のゲスト出演をリクエストする結末となりました。

ちなみにオンエアではカットされたものの、収録中に異変があった模様ですが、8月のオンエアで明かされるのでしょうか?
(葉月智世)
 
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2024年03月02日00時03分~抜粋

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