「初音ミク」をめぐる文化で特徴的なのが「創作の連鎖」と呼ばれる、さまざまなクリエイターの取り組みです。
その範囲は楽曲やイラストはもちろん、小説やフィギュア、手芸など多種多様です。
2月2日放送のCBCラジオ『RADIO MIKU』では、和歌山県の漆器メーカー・橋本漆芸から橋本寛子さんと大橋善弘さんが登場。
予想外のグッズとその製造過程に、清水藍と斉藤初音アナウンサーがただただ唖然とします。
巡音ルカ15周年に、酒販会社まで設立してしまった漆器メーカー
漆器メーカーがワイン作り?
橋本さんと大橋さんが出演するのは、2021年10月以来で、その時は、KAITO15周年記念で製作したアイスカップ、通称「袖」を披露。
今回は巡音ルカ15周年記念として制作された商品です。
橋本「今回はルカさんの15周年ということで、ありったけの気持ちを込めて今まで見たことがないものを作ろうと思って。桃ワインを」
斉藤「お酒?蒔絵とか器じゃないんですか?」
清水「コラボって言うと、例えばラベルやりました、デザインやりましただけじゃなくて、中身のお酒から全部オリジナル?」
橋本さんいわく、既製品にラベルを貼る程度では収まらず、一からこんな風に作ってほしいとの希望を聞いてくれる蒸留所を、和歌山県内に見つけたとのこと。
アルコール度数や糖度まで決め、果肉が入った「ピューレ」と、透明な「クリア」の2種が完成したそうです。
今回は巡音ルカ15周年記念として制作された商品です。
橋本「今回はルカさんの15周年ということで、ありったけの気持ちを込めて今まで見たことがないものを作ろうと思って。桃ワインを」
斉藤「お酒?蒔絵とか器じゃないんですか?」
清水「コラボって言うと、例えばラベルやりました、デザインやりましただけじゃなくて、中身のお酒から全部オリジナル?」
橋本さんいわく、既製品にラベルを貼る程度では収まらず、一からこんな風に作ってほしいとの希望を聞いてくれる蒸留所を、和歌山県内に見つけたとのこと。
アルコール度数や糖度まで決め、果肉が入った「ピューレ」と、透明な「クリア」の2種が完成したそうです。
会社までクリエイト
しかし清水にはひっかかったことがありました。お酒は免許がないと販売できません。
大橋「そうですね。今回橋本漆芸ではお酒の販売ができないので、『Kuroe LLC』という会社を立ち上げて。酒販できる状態にしました」
商品どころか、酒販会社まで作ってしまったといいます。
清水「サラッと言っちゃいましたけど、会社を作った?ルカのために?」
橋本「2022年のKAITO兄さんのイベントで、アイスグラスのアイデアをくれた方と話をして『次はどんな商品が欲しいですか?』って話をしたら、大人向けのお酒ってアイデアが出たんですけど、知識がなくてお酒って難しいんだってあきらめかけたんです。でも欲しいからやる?ってなって」
まさか会社までクリエイトしてしまうとは思わなかった、と驚く清水。
大橋「そうですね。今回橋本漆芸ではお酒の販売ができないので、『Kuroe LLC』という会社を立ち上げて。酒販できる状態にしました」
商品どころか、酒販会社まで作ってしまったといいます。
清水「サラッと言っちゃいましたけど、会社を作った?ルカのために?」
橋本「2022年のKAITO兄さんのイベントで、アイスグラスのアイデアをくれた方と話をして『次はどんな商品が欲しいですか?』って話をしたら、大人向けのお酒ってアイデアが出たんですけど、知識がなくてお酒って難しいんだってあきらめかけたんです。でも欲しいからやる?ってなって」
まさか会社までクリエイトしてしまうとは思わなかった、と驚く清水。
ルカの曲をたっぷり聴かせたワイン
そして橋本さんの話は想像の斜め上を進みます。
橋本「お酒にルカ姉の曲を聴かせたいなと」
一樽借りて発酵させていたそうですが、その間、ずっと巡音ルカの楽曲を聴かせていたそうです。
橋本「ルカの曲も、自分だけのセトリじゃつまらないので。橋本漆芸の公式Xで実は皆さんから募集をしてたんです」
セットリストを募るポストは覚えていた清水ですが、まさかワイン作りのためとは思いも寄らなかったと笑います。
およそ1ヶ月に渡り、ルカ曲を聴いた桃ワインですが、初の酒造が成功するかは、まったく未知数だったそう。
発酵はあくまで自然のもの。作られる量が少なくなったり、最悪の場合全部ダメになる可能性もあったようで、一種の賭けだったと振り返る橋本さん。
醸造所の方に「酵母がすごく元気だったからうまくできた」と聞いた時、「ルカの曲を聴いたんだから当たり前だと思った」と締める橋本さんに、納得せざるを得ない一同でした。
(葉月智世)
橋本「お酒にルカ姉の曲を聴かせたいなと」
一樽借りて発酵させていたそうですが、その間、ずっと巡音ルカの楽曲を聴かせていたそうです。
橋本「ルカの曲も、自分だけのセトリじゃつまらないので。橋本漆芸の公式Xで実は皆さんから募集をしてたんです」
セットリストを募るポストは覚えていた清水ですが、まさかワイン作りのためとは思いも寄らなかったと笑います。
およそ1ヶ月に渡り、ルカ曲を聴いた桃ワインですが、初の酒造が成功するかは、まったく未知数だったそう。
発酵はあくまで自然のもの。作られる量が少なくなったり、最悪の場合全部ダメになる可能性もあったようで、一種の賭けだったと振り返る橋本さん。
醸造所の方に「酵母がすごく元気だったからうまくできた」と聞いた時、「ルカの曲を聴いたんだから当たり前だと思った」と締める橋本さんに、納得せざるを得ない一同でした。
(葉月智世)
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