RADIO MIKU

ボカロPぐちり、「鏡音レン」16周年楽曲発表までの経緯を語る。

12月27日はバーチャルシンガ―『鏡音リン・レン』の発売記念日でした。
発売元のクリプトン・フューチャー・メディアが運営する音楽レーベルKANRENTでは「鏡音リン・レン 16th Anniversary」楽曲として、リンとレン、それぞれの書き下ろしMVを公開しました。

そのうち鏡音レンの楽曲「ミラーリングパルス」を書き下ろしたのが、ボカロPのぐちりさん。

1月12日放送のCBCラジオ『RADIO MIKU』では、ぐちりさんがボカロとの出会いから、楽曲の作り手になったきっかけやこだわり、おすすめ曲などを語りました。聞き手は清水藍です。

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ボカロとの出会い

パワフルなサウンドと、物語性のある歌詞が共感性を呼ぶだけでなく、「踊ってみた」に投稿するなど遊び心もあるクリエイター・ぐちりさん。
ニコニコ動画へ楽曲投稿を始めたのは2018年4月。ぐちりさんがボカロと出会ったのは、どんなきっかけだったのでしょう?

ぐちり「最初というと、本当に小学校で給食時間の放送とかで流れてて、ぼんやり存在を認知した感じです。
本格的にボカロ楽曲に興味を持ったのは、中学生の頃のカラオケで友達がボカロを歌っていて、そこからどんなものなんだろう?って探していくうちに高校生になり、気づけば沼に…」

当時影響を受けた曲として挙げたのは「アザレアの亡霊」(トーマfeat.初音ミク)。
ぐちりさんが高校生の頃に投稿された楽曲で、毎回カラオケで歌い、友達のスマホを借りて何度も一緒に見ていたそう。

このエピソードを聞いて、清水は「トーマさんの激しいサウンドと独特の世界観は、ぐちりさんの曲の世界観にも通ずるものがある」とルーツに納得します。

楽曲を作るまで

続いて、楽曲制作の話へ。
様々なバーチャルシンガーを楽曲に使うぐちりさん、これもクリエイターたちからの影響でしょうか?

ぐちり「Neruさんや、こんにちは谷田さん、Yamajiさん…これらの方々が使っていた鏡音リン・レンに関しては前から使いたいなって思っていて。そういう意味でも、すごく影響は受けてます」

清水「ぐちりさんが曲を作るようになったきっかけは?」

ぐちり「もともと音楽が好きで、歌うことが好きだったんです。パソコン等で耳コピで最初は遊んでいるうちに、徐々にオリジナルも作ってみようと映って言った感じがあって。高校生の頃遊びで作っていたかな」

やがてオリジナル曲が増えていき、2018年4月4日「さよならを告げる花束を」(ぐちりfeat.IA)を初投稿します。

曲作りにおいては、サビなど「ここがメインだぞ!」と明確にわかるような展開を心掛けているそうです。

まめなマイリスト

作り手となった現在も、リスナーとしてボカロ楽曲を多数聴いているぐちりさん。
ニコニコ動画のマイリストには、「ボカコレ」の各開催回・「無色透名祭」ごとにおすすめ曲リストを作成しています。

ボカコレ曲をほぼ毎回聴いている清水も「そこまでチェックしてるんですか…」と驚きます。

清水「そんなおすすめ楽曲リストの中に、こそっとご自身の曲を入れているのが愛らしいですね(笑)」

この指摘に苦笑するぐちりさん、最近のおすすめ楽曲として「ピクセルを超えて」(Iceky feat. IA)を挙げます。

ぐちり「もともとこの曲がおもちゃ箱をコンセプトにしたCDに入ってたんですけど、ゲームのSEなどから始まって、懐かしさやノスタルジーがあって。そこから盛り上がって未来に進んでいくようなワクワク感ですね」

その後も、鏡音レン16周年楽曲「ミラーリングパルス」の制作裏話などを語りました。
(葉月智世)
RADIO MIKU
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2024年01月13日00時03分~抜粋

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