RADIO MIKU

ラップがとにかくかっこいい!タイトルもセンス抜群のボカロ楽曲

スマートフォン向けゲーム『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』の公式配信『プロセカ放送局』でMCも務めている清水藍と、CBCの斉藤初音アナウンサーのふたりがボカロ楽曲を紹介する『RADIO MIKU』(CBCラジオ)。

11月24日の放送では、19歳のリスナーからのリクエスト曲と、この番組との意外な縁が紹介されました。

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何も言わずに聴いてほしい

「いきなりですが『僕、こんなにカッコいい曲知ってるんだぜ』って言いたいので、hiroki. feat. 可不 & 羽累(with 星界 & 裏命 & 狐子)の『ゼーレ』をリクエストします」(Aさん)

Aさんは曲の魅力については語彙力が皆無なため、まずは聴いてもらった方がいいとあえて何も書いていません。
メールの最後にはこんな言葉も。

「もうすぐ冬になりますが、藍さんしっかりお風呂に入ってください」(Aさん)

昨年春、この番組で清水がシャワーばかり使っていることを「風呂に入ってない」と表現してしまい、番組SNSでは「風呂入れよ」と揶揄されたことがありました。

斉藤「ちゃんと湯船に浸かってくださいってことですね」

清水「初めて聴いた人はびっくりするかもしれませんが、私は冬でも面倒くさいのでちょっとシャワーで済ませがちということで…」

さすがに19歳のリスナーに言われてしまうと、今日は湯船にお湯をためて入ります…と言うしかない清水。

タイトルのセンス

「ゼーレ」を聴いた斉藤、開口一番「カッコいい曲ですね!」とひと言。

斉藤「『ゼーレ』という言葉はドイツ語で『魂』という意味だそうですが、まさに魂と魂のぶつかり合いだなと思いました。
冒頭はラップバトルじゃないですけど、可不ちゃんと羽累ちゃんが日々思っていることのあれこれを発散しているような感じですね」

可不と羽累が会話しているようなパートが、MVではチャットのように表示されており、見方によっては運営や開発元にお願いをしているかのように見えたり、会話の内容が年相応の女の子らしくていいとのこと。

ボカロ楽曲にはバーチャルシンガー自身が気持ちを歌う曲もありますが、この曲ほど本音を歌詞にしたものはなかなかないのではないかと話します。

清水「バーチャルシンガーって、よく皮肉っぽく『中身が空っぽ』とか『思っていることがない』とか言われる中で、敢えてこの曲名を付けていることにセンスを感じますね」

2分半の短い曲ながら「その中に詰め込まれたこだわりがすごい」という清水。
音楽面では羽累が得意なラップやネタ的な歌詞、ガツンと来る重低音に聴いていて脳が喜んでいると続けます。

 

絵師との意外なつながり

この曲を作ったhiroki.さんは、過去の投稿曲では絵師のぜんじまるさんとコラボしています。

このぜんじまるさん、実はCBCラジオ開局70周年の2021年、7月の月間番組バナーに採用されたことがあると話した清水。
浴衣を着た夏らしい初音ミクのイラストを描いています(本記事のヘッダー画像)。

斉藤「あら『らじみく』とご縁がある」

清水「そうなんですよ、(hiroki.さんは)そんなクリエイターさんのイラストを使って曲を投稿されている方でもあるので。あ、実はこんなつながりがまたあったんだ!と個人的にうれしく感じました」

番組で楽曲を紹介したボカロPと、番組と縁のあるクリエイターたちとのコラボレーションに感慨深げな清水でした。
(葉月智世/イラスト:ぜんじまる)
 
RADIO MIKU
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2023年11月25日00時04分~抜粋

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