最近は言葉を入力すると喋ってくれる「トークソフト」が人気ですが、歌声ソフトウェア「初音ミク」を使って喋らせることができるボカロPがいます。
それが『たかぴぃのクリエイターズミッドナイト』(InterFM)でラジオパーソナリティを担当していたたかぴぃさん。
9月29日放送のCBCラジオ『RADIO MIKU』では、放送400回記念のゲストとしてたかぴぃさんが出演。
アレンジャーとして、コンポーザーとして、さらに技巧派ギタリストとしての活躍を清水藍と斉藤初音アナウンサーが尋ねます。
京都-名古屋間の新幹線で「初音ミク」を喋らせる超絶技巧ボカロP
初音ミクの祝辞
2021年の元日にスタートした『RADIO MIKU』は、当初は月曜から金曜の10分番組でした。昨年から金曜のみの30分番組となりましたが、この日をもって放送400回です。
これを祝してたかぴぃさんが「お土産を持ってきた」とのこと。
初音ミク「「らじみく(この番組の略称)」400回放送、おめでとうございます!これからも末永く愛される番組でいてくださいね。イェイ!」
この声、たかぴぃさんが京都から名古屋までの新幹線の車内で作ったとのこと。
清水「これを京都~名古屋間の1時間弱で作る?」
斉藤「30~40分でこのクオリティですよね?」
たかぴぃさんから「初音ミク」の調声に用いるソフトウェア「Piapro Studio(ピアプロスタジオ)の画面を見た清水、細かい調整に感心します。
たかぴぃ「本当はもうちょっとちゃんとできるんですけど…時間がなくて、まとまらないと思って最後は『イェイ!』って」
車内アナウンスで名古屋到着が近いことに気づいて慌てたとのことです。
これを祝してたかぴぃさんが「お土産を持ってきた」とのこと。
初音ミク「「らじみく(この番組の略称)」400回放送、おめでとうございます!これからも末永く愛される番組でいてくださいね。イェイ!」
この声、たかぴぃさんが京都から名古屋までの新幹線の車内で作ったとのこと。
清水「これを京都~名古屋間の1時間弱で作る?」
斉藤「30~40分でこのクオリティですよね?」
たかぴぃさんから「初音ミク」の調声に用いるソフトウェア「Piapro Studio(ピアプロスタジオ)の画面を見た清水、細かい調整に感心します。
たかぴぃ「本当はもうちょっとちゃんとできるんですけど…時間がなくて、まとまらないと思って最後は『イェイ!』って」
車内アナウンスで名古屋到着が近いことに気づいて慌てたとのことです。
マジカルミライのハイライト「敗走」
自身の楽曲制作以外に、様々な楽曲に携わっているたかぴぃさん。
先日開催された初音ミク「マジカルミライ2023」のライブでハイライトとなった楽曲「敗走」(傘村トータ feat.KAITO)の原曲アレンジも、実はたかぴぃさんの手によるもの。
実はマジカルミライのライブで、自身のサウンドが使用されたのは初めてで感無量というたかぴぃさん。
「敗走」は2020年に発表された曲ですが、当時を振り返ってこう語ります。
たかぴぃ「もともと傘村トータ自身がピアノの曲が得意な方なんで。アレンジを作り込む者同士がコラボすると、戦わせなきゃいけないというのがあると思うんですけど、すんなりアレンジできたんでやりやすかった思い出があります」
そして斉藤から「敗走」アレンジ上でのこだわりを聞かれたたかぴぃさん、間奏で聴かれる手拍子は傘村トータさん、ベースを担当したヤヅキ激おこPさん、そしてたかぴぃさんの3人によるものだと明かしました。
先日開催された初音ミク「マジカルミライ2023」のライブでハイライトとなった楽曲「敗走」(傘村トータ feat.KAITO)の原曲アレンジも、実はたかぴぃさんの手によるもの。
実はマジカルミライのライブで、自身のサウンドが使用されたのは初めてで感無量というたかぴぃさん。
「敗走」は2020年に発表された曲ですが、当時を振り返ってこう語ります。
たかぴぃ「もともと傘村トータ自身がピアノの曲が得意な方なんで。アレンジを作り込む者同士がコラボすると、戦わせなきゃいけないというのがあると思うんですけど、すんなりアレンジできたんでやりやすかった思い出があります」
そして斉藤から「敗走」アレンジ上でのこだわりを聞かれたたかぴぃさん、間奏で聴かれる手拍子は傘村トータさん、ベースを担当したヤヅキ激おこPさん、そしてたかぴぃさんの3人によるものだと明かしました。
猫好きが手掛ける「にゃんぼんざくら」
たかぴぃさんが猫好きだという噂について、斉藤が尋ねてみると…?
たかぴぃ「猫動画で半日時間が経ってたりとか」
斉藤「その猫好きが転じて、『にゃんぼんざくら』の楽曲アレンジとボーカルトラックを担当したんですか?」
国際猫の日にあたる8月8日、知名度ではトップクラスのボカロ曲「千本桜」をベースにした楽曲「にゃんぼんざくら」がリリースされました。
このアレンジと調声をたかぴぃさんが担当しているのです。
懇意にしているプロデューサーからの依頼だったそうですが、最初は耳を疑ったといいます。
「千本桜」はボカロ界でも名曲。たかぴぃさんがボカロPになった頃には、既に広く知られた曲でした。「まさか自分が関わることになるとは思いもしなかった」と依頼を受けた時の心境を明かしました。
アレンジについては「にゃんにゃん言わせてくれ」と頼まれ、渡された資料にはにゃんにゃんという仮歌詞が数百個書かれているのを見て、びっくり。
「まさか、この仮歌詞を忠実に再現するのか?」と頭を抱えたとのことでした。
たかぴぃ「猫動画で半日時間が経ってたりとか」
斉藤「その猫好きが転じて、『にゃんぼんざくら』の楽曲アレンジとボーカルトラックを担当したんですか?」
国際猫の日にあたる8月8日、知名度ではトップクラスのボカロ曲「千本桜」をベースにした楽曲「にゃんぼんざくら」がリリースされました。
このアレンジと調声をたかぴぃさんが担当しているのです。
懇意にしているプロデューサーからの依頼だったそうですが、最初は耳を疑ったといいます。
「千本桜」はボカロ界でも名曲。たかぴぃさんがボカロPになった頃には、既に広く知られた曲でした。「まさか自分が関わることになるとは思いもしなかった」と依頼を受けた時の心境を明かしました。
アレンジについては「にゃんにゃん言わせてくれ」と頼まれ、渡された資料にはにゃんにゃんという仮歌詞が数百個書かれているのを見て、びっくり。
「まさか、この仮歌詞を忠実に再現するのか?」と頭を抱えたとのことでした。
歌詞は「にゃん」だけ?
原曲を知っている人が違和感を覚えないよう、しっかり調べた上で初音ミクがにゃんにゃん歌っても自然に聴こえるよう調整をしたたかぴぃさん。
たかぴぃ「反応はね、心配でした。怒られるんじゃないかなって。もし怒られたら『やれって言われたんで』って全速力で言おうと思ってた」
斉藤「ものすごく可愛くて、癒しになる曲。にゃんにゃんって言葉しか使われてないのに、『千本桜』の歌詞が聞こえてくる気がする」
普段曲を作る時は、子音や発音のさせ方で歌に表情を付けるそうですが、今回は「に」「や」「ん」と子音のみ。さらに初音ミクはソフトの特性上「ん」の発音が苦手なため、本当に難しかったと話します。
さらにアレンジで使われた和楽器は、単なる西洋楽器とは異なる表現になるよう気を遣ったことなどを語りました。
この曲のバックコーラスでは、初音ミク以外のピアプロキャラクターズ(鏡音リン・鏡音レン・巡音ルカ・MEIKO・KAITO)も合いの手で歌っています。
たかぴぃさんの一推しはKAITOで「もっと他のボーカロイドにも歌わせてみたかった」とのこと。
清水「じゃあ、それぞれ他のピアプロキャラクターズが歌う曲を私は希望したいんですけど」
難しい依頼に、サッと清水から目を逸らしたたかぴぃさん。「僕には権限がないので」と華麗に清水のお願いという名の無茶ぶりをスルーです。
この後も、たかぴぃさんが久しぶりに「初音ミク」をフィーチャーした新曲「ヒトリゴト」についても話題となりました。
(葉月智世)
たかぴぃ「反応はね、心配でした。怒られるんじゃないかなって。もし怒られたら『やれって言われたんで』って全速力で言おうと思ってた」
斉藤「ものすごく可愛くて、癒しになる曲。にゃんにゃんって言葉しか使われてないのに、『千本桜』の歌詞が聞こえてくる気がする」
普段曲を作る時は、子音や発音のさせ方で歌に表情を付けるそうですが、今回は「に」「や」「ん」と子音のみ。さらに初音ミクはソフトの特性上「ん」の発音が苦手なため、本当に難しかったと話します。
さらにアレンジで使われた和楽器は、単なる西洋楽器とは異なる表現になるよう気を遣ったことなどを語りました。
この曲のバックコーラスでは、初音ミク以外のピアプロキャラクターズ(鏡音リン・鏡音レン・巡音ルカ・MEIKO・KAITO)も合いの手で歌っています。
たかぴぃさんの一推しはKAITOで「もっと他のボーカロイドにも歌わせてみたかった」とのこと。
清水「じゃあ、それぞれ他のピアプロキャラクターズが歌う曲を私は希望したいんですけど」
難しい依頼に、サッと清水から目を逸らしたたかぴぃさん。「僕には権限がないので」と華麗に清水のお願いという名の無茶ぶりをスルーです。
この後も、たかぴぃさんが久しぶりに「初音ミク」をフィーチャーした新曲「ヒトリゴト」についても話題となりました。
(葉月智世)
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